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院長ブログ

  • さい帯血とは

    再生医療で今までなおらなかった病気が治るようになった等いろいろニュースがありますが、さい帯を使った再生医療も再び注目を浴びています。

    さい帯って何だかわかりますか? 「へその緒」つまり生まれるときに赤ちゃんのおへそにつながっている血管のことです。医学用語で「臍帯」英語でUmbilical cordです。

    さい帯から幹細胞を取る試みは今に始まったことではなく、20年くらい前にすでに技術が確立されていて、私も臍帯血バンクに提供する血液を採っていたこともあります。

    当時から「子供が白血病になったときのために役立つかもしれない」と言われていましたが、20年経った現在では、自閉症の治療に効果があるのではないか(phaseⅠで臨床応用はされていない)と言われています。

    臍帯血は採取するのは簡単ですが、保存と管理が難しい。 20万円くらいかかります。

    公的な臍帯血バンクもありますが、民間の会社の活動が大きいです。

    。「臍帯血を取りましょう」と積極的なCMを展開していたのは血液製剤のバッグを販売する某医療機器メーカーでした。自分とこの製品が売れるのだから、積極的に宣伝しているはずです。

    白血病にかかる頻度は少ないので、割にあわないと私は思いましたが、そう思わない人もいるでしょう。

    コストの問題が解決でき臍帯血を有効に使うことができれば、いいものだと思います。

     

    さて、臍帯を触ったこと、ありますか?

    釜揚げうどんのように白っぽくてツルツルしています。子宮の中で赤ちゃんの圧迫を受けるので、つぶれないようにコラーゲンの繊維がたっぷり入っています。

    釜揚げうどんを食べる時、ちょっと臍帯のことを思い出します。

    臍帯は断面がカエルの顔みたい

  • 犬を飼う

    犬を飼いたい、と最近思っています。

    実は私も高校生まで犬を飼っていて、毎日世話していました。犬好きなほうです。高校生まで仲の良かった犬と大学生になって犬と離れましたが、犬の死んだ日に私の夢にその犬が出てきたことがあります。犬は自分に別れの挨拶をしたのだ、といまだに思っています。

    さて、どうやって犬を見つけてくるか。いろいろ調べていくと、昔とは全然違うことに気づきます。

    私の子供の頃は、近所で生まれた犬を分けてもらう、とか、捨て犬を拾ってくる、ということが多かった。私が子供の頃飼った犬も、最初は自宅の軒先で放置され鳴いていた子犬でした。

    今ではペットショップで購入というパターンが多いようです。ブリーダーが人気のある犬種を大量に繁殖させ店頭においてあるものより、私は雑種でも健康なのがよいと思って「保護犬お譲りします」などのサイトを見ているのですが、いろいろありますね。

    飼い方も、昔は家の外で飼うのが当たり前だったのですが、最近は家の中で飼うことが多い。販売業者も「家の中で飼う」ことが前提で譲る業者も多い。

    犬の予防接種も、私が子供の頃は狂犬病だけでしたが、今ではパルボウイルス、アデノウイルス、ジステンパーウイルスはじめ3~8種類のワクチンが推奨されています。

    ドッグフードは昔からありましたが、私が子供の頃は、人間が食べたごはんとみそ汁を犬の食事として与えているのが日常の風景でした。

    さらに、犬のオムツ、犬の保険やら、犬のお葬式やら、昔では考えられなかったことが今では当たり前になっていることに驚かされ、浦島太郎状態でした。

    むかしは歩いていて、道でうっかり犬のウンコを踏んでしまう、ということがたまにあった気がしますが、今はありません。

    ウンコが道端に落ちていなくなりました。

    昔はウンコを踏んだ時、こう言ったものです・

    ウンがついていて良かったねえ♪」

     

  • 無痛分娩

    無痛分娩を希望される方が時々おります。

    無痛分娩というと全く痛みのないお産のように思われるので当院では最近まで「和痛分娩」と呼んでいました。痛みはあるが和らぐというニュアンスです。

    背中から針を刺して脊髄の硬膜外にカテーテルを留置し、鎮痛剤を入れるものです。適切に入れば分娩の痛みがかなり和らぎます。産後の疲労も少ない。

    無痛分娩は欧米ではよく行われているお産の方法で、欧米に住んでいて出産したことがある人からは希望が出ます。麻酔の安全性については、私自身は200人以上は行っていますが、大きなトラブルを起こしたことはありません。

    時々妊婦様から依頼があるので行っています

    陣痛が来るのは昼でも夜でも、いつになるかわからないので、24時間対応できる覚悟が必要。

    麻酔針の穿刺は非常に注意が必要です。カテーテルの先端が硬膜外腔にうまく入っていないと麻酔が効かず、カテーテル再挿入。

    安全に処置を行うためには、30分ごとに血圧測ったり、スタッフが頻繁に状態をチェックする必要あり。

    効いたか、効いていないかは、麻酔を受けている人の主観的な判断によります。客観的にはわからない。私が「うまく入った」と思っても、産婦さんが、「効いてないです」と言えばやりなおし。(どっと疲れます)

    分娩お産の痛みの経験のある経産婦さんに和痛分娩を行うと、「かなり痛みが軽減した」と効果が実感できるので喜ばれますが、初産婦さんには、「麻酔をしたけどやはり痛かった」と、全く無痛の状態でお産できると思っていた人にはガッカリされることもあります。

    麻酔科医でないと麻酔ができない、というものではありませんが、産婦人科医の中でも和痛分娩の技術を持っていない医師もいます。

    和痛分娩をするための資格試験は現在ありませんが、もし必要になるなら、和痛分娩を行える病院の数は今より少なくなるでしょう。私も資格が必要なら取ろうかなと思いますが、資格取得のためにクリニックを一日休診させるくらいの手間が必要なら、取らないかもしれません。

    資格と言えば、こないだ私の父親に草刈り機の操作の仕方を教えてもらいました。

    農薬を使わない うちの畑の雑草は、あっというまに育ってしまい、手に負えません。

    草刈り機って、先端に円盤状のノコギリの刃がついていて、みるからに危ないですよね。指を切るとかの事故も毎年あるらしい。

    でも、草刈り機の免許は必要ないらしい。私のような素人でも、あの危ない機械をすぐに使っていいのだそうです。

    畑の雑草がズバズバ切れました。

    気持ちい~い。

    畑の雑草刈りとってストレス発散しています。

    かぶ ドット混んでいたので間引きしました

  • 内診室のカーテンは日本文化か

    婦人科の診察室にはカーテンがついています。

    婦人科の診察の時には、顔が見えないようにカーテンをひいた状態で診察をすることが多いのですが、逆にしないこともあります。

    昔の人は、自分のされていることが見えない方が羞恥心を感じず安心できるのだろうと、気を利かせて、カーテンをつけるようにしたと思われますが

    患者さんと目と目のコンタクトが取れないので診察する方にとってもときどきやりにくいものです。

    初めて婦人科の診察をする若い人や外国人はカーテンをしないことが多いです。

    カーテンをしているデメリットもあります。

    10年以上前に別の病院で診察をしていた時でしたが、

    内診室でカーテンをひいた状態で、診察をしようとしたら、診察用の膣鏡が壊れていて

    「こりゃどうしようもないなー」

    と私が、つい、つぶやいたら、それがたまたまガンの疑いで診察を受けている人でした。

    診察台から降りてきた彼女は、真っ赤に目を泣きはらしていた。

    (その後必死で言い訳したのはいうまでもありません)

    またある時は、診察の補助についている看護婦さんが、たまたま笑い上戸の人で、
    診察をしている私に手渡す薬品がボテッと床に落ちたので笑い出した。

    うふっ、ふふふ」

    私は(ちょっとやめろよー)というつもりで無言で眉をしかめて首をひねったら、
    その表情がおかしかったのか、ますます笑い出した。

    「えへ、えへっえへっ、へへへへ」

    カーテンの向こうで意味不明な笑いをされたら不愉快に思う人がいるのも当然と思います。

     

    外国では(少なくとも私の見たアメリカやオーストラリアでは)カーテンはついておりません。

    診察台も日本のは、トランスフォーマーガンダムみたいにガチャガチャ動きますが、外国の診察台はもっと簡単にできていて、ただのベンチだったりします。

    当地の産婦人科の先生と話をすると不思議そうな顔をされてしまう。

    もしかして、診察室のカーテンも日本特有の文化なのだろうか?

    この間、お産の後1年ぐらいして、出血があった、という人の経膣超音波を見ていました。

    画像に神経を集中していると、いきなり、カーテンの向こうから3本目の足がむにゅむにゅっと出てきた。

    (げげっ)
    びっくりしましたが、それは

    お母さんのお腹に抱きかかえられた子供の足だった。

  • コトバの壁

    先日夜間の緊急手術があり、外国出身で日本語の通じない人に手術をしました。

    説明と同意が大変でした。

    手遅れになるぞ~

    こちらから無理やり拝み倒して、手術をさせてもらった感があります。

    それでも、ちょっと役に立ったのは「google 翻訳」。近年だんだん精度が上がってきているようです。この患者さん、普段は通訳の人が介在していないと、会話が成立しないのですが、

    今回の緊急手術では「気合い」と「google翻訳」で、手遅れになる前に手術が開始できました。

    スマホから翻訳された発音も聞けるのですが、緊急時にそぐわない、のんびりした音声で、ちょっとイラっとさせられました。まあいいけど。

    外国人でコミュニケーションが大変だったこと、数多くありますが、思い出深いものの一つは、私が研修医の頃出会ったロシア人の患者です。

    神戸港の近くにある救急病院でしたが、ある晩「血を吐いた」というロシア人の船員が来ました。

    付き添いの人の片言の英語の説明からすると、胃潰瘍で出血のよう。本人は日本語全くわかりません

    診断のためには直腸診(肛門から指を入れる検査)をして便潜血の有無をみる。

    コトバの通じない人に直腸診!

    さて、困った。

    「ズボンとパンツを脱いでください。」

    「ベッドに横たわり、膝をかかえるようにして丸くなってください」

    「私が指を入れますから肛門の括約筋をゆるめてください」

    これだけの内容を、コトバのわからないロシア人船員のオジサンに説明するのです。

    私はパントマイムで彼にメッセージを伝えることにしました。

    私は診察の椅子から立ち上がり(白衣を着ていた)、

    ズボンのベルトをゆるめ、ズボンとパンツを脱ぐジェスチャーをした。

    (わかった?)と目くばせすると、ロシア人はウンウンとうなずいてくれた。

    ピンポーン!

    そばのベッドに自分が横たわって、膝を丸くするジェスチャー。

    ピンポーン!

    横で看護師がクスクス笑っていましたが、そんなことには構っていられません。

    最後は難関だった。

    「肛門に指を入れます」のジェスチャー。

    こういう非常事態では気合でなんとか通じるもので、私が執拗に人差し指を立てて「カンチョー!」のポーズをすると、最後にはこっくりうなずいてくれた。

    結果は陽性。胃潰瘍からの出血が確認され、ロシア人患者は入院して胃潰瘍の治療をうけることになったのでした。

    スマホの翻訳アプリ、今後の活躍が期待されます。

     

     

     

  • 生理の貧困

    「生理の貧困」が最近ニュースで話題になりました。

    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210304/k10012896501000.html

    「生理の貧困」を調査 学生の約2割“生理用品 買うのに苦労” | 新型コロナ 経済影響 | NHKニュース

    コロナ禍で経済的に苦しくなり、満足に生理用品が買えない状態のことを指します。

    生活費の多くをバイトに頼っていて、コロナ感染症による時間短縮営業などで飲食店等での仕事が減ったことが影響しているとか。

    私は仕事柄、毎日「生理どうでしたか」を話題にしています。いろんな生理の話を聞きます。しかしナプキンが高くて買えないという話は聞いたことがありませんでした。買えない値段でもないと思iいましたが、これすら買うのにお金がない、ということでしょうか。

    出血している日数は3日から7日、周期28日を平均として25日から38日の間、というのが正常の月経です。

    規則正しく月経が来ていることが体の調子が良い証拠といわれていましたが、最近 専門家の間では、必ずしもそうではない、といわれます。

    近代化以前(150年前くらいまでの)の女性は10代半ばで妊娠可能な体になると、10代後半で結婚、妊娠・出産を繰り返し、平均寿命は50歳くらいでしたから、一生の間に経験する月経の数は、現代よりはるかにすくなかったと考えられています。

    イギリスのピルの参考書に書いてあったことですが、1950年代ごろ、イギリスからアフリカのある国にボランティアで行った医師が、40歳のある女性からこんな相談を受けたそうです。

    「下からなにか変な出血があるんですけど・・・」

    出血の出方からすると、どう考えても生理。よくよく話を聞いてみると、その女性は、10代半ばで妊娠してから、出産して授乳、何年かして排卵がもどると、すぐに妊娠、ということを繰り返し、11人の子供がいるが、なんと、40歳になるまで生理を経験したことがなかったそうです。

    近代化以前の社会では、女性は妊娠と出産を繰り返し、寿命も短かったので、一生の間に生理を経験する回数が 今ほど頻度が多くなかったと考えられています。

    毎月毎月 月経を経験しつづけることで、子宮内膜症の頻度も昔より増加しているのではないかという説があります。

    最近「男性の体」がイヤで女性の体に性転換したいという人の話を聞きますが、そういう人は生理のトラブルも経験したいのでしょうか。

    生理の量や痛みに個人差はありますが、少なくとも「楽しい生理」はないようです。

    私の外来で見かける「生理でびっくり」には以下のような事例があります。

    *彼氏とエッチしたけど妊娠すると困る、生理が来ない、妊娠かなあ、どうしよう、どうしよう、やっと来た、というような「ほっとした生理」は時々耳にします。

    *最後の生理いつだったかなあ、生理来ないんですけど・・・えっ? 妊娠してるって? うっそお! とびっくりされる人は一年間に2~3人見かけます。

    生理の時に何を使っているかについては、印象ですが、ナプキン(とおりものシート)8割以上、タンポンは1割くらいでしょうか。

    さて、高いと言われるナプキンですが、もっとエコな月経時のものがあるのをご存じでしょうか。

    月経カップといって、月経血をためるシリコン製のカップが市販されています。3000円から7000円くらいでネットで市販されています。

    (Amazonのサイトから)

    私も産婦人科医ですので、試しに買ってみて、周りの女性に試してもらったことがあります。やわらかいシリコン製で、洗えば何回でも繰り返し使えて、とってもエコです。ただ初めてモノをみた人によれば漏れないか不安、指でまげて出し入れしますが、慣れるまでちょっとコツがいるようです。膣の大きさも結構個人差が大きいので、自分のに会うサイズを見つけるのも大変かもしれません。体質や、お産の経験のあるなし、性行為の頻度などで膣の大きさは人によって違いが大きいです。(S・M・Lというおおざっぱな分け方だと、サイズが合わない人がいるかもしれません)

    ナプキンが高いという話だったので、月経カップもどうかな、というお話でした。

     

     

  • 外国で髪を切った話

    先日髪を切ってもらい、スッキリしました。
    昔海外に出ることが多かった時期、

    hair_tokoya学生の頃から、30代に至るまで、好奇心であちこちの国で髪を切ってもらう、という経験をしました。
    アメリカ、オーストラリア、ドイツ、インドネシア、ネパール、ニカラグア、アフガニスタンで髪を切った経験があります。

    以前ドイツやオーストラリアで髪を切った話をしましたが今回は途上国、値段はボトムの方。

    散髪料金はどこまで安いのか! 国際比較です。

    インドネシアのジャワ島で行った床屋では日本円にして約200円。

    それより安かったのはニカラグアで入った床屋でした。約100円(当時のレート)首都マナグアを歩いてた時、路上で散髪をしている男がいました。ハリケーンの救援活動で、ある医療NGOに参加していた時の話です。

    地元のお金で10コルドバ(約100円)だったが、持ち合わせがなかったのでドル札を出して、「1ドルでいい?」って身振りで聞いたら、オッケーだということで交渉成立。

    床屋のおっちゃんはハサミ一本しか使わず、道端の軒下でまたたく間に髪を切り終えました。

    食肉用のトリの羽をむしりとるような乱暴な刈りかたでした。

    夜になって同じ場所を通りかかったら、散髪をしていた男は宝くじを売っていました。

    本当に床屋なのか疑わしい人でした。

    さて、さらに安かったのはネパールのカトマンドゥです。当時のレートで60円です。

    「日本は床屋はいくらするの?」
    と現地の知人に聞かれて。
    「40ドルくらいかなあ」と答えると
    「そりゃすごい。その金額ならここで6年間散髪ができる値段だ」そうです。

    カトマンドゥの首都の路地奥の散髪屋で顔剃り、マッサージまでしてもらってなんと60円!

    この後肩をもまれましたが、このマッサージがまた気持いい。

    (ああ、いいわあ)なんて恍惚とした私の表情をみて、この床屋のオヤジがニヤリと笑いました。

    「モア・マッサージ?」と英語でオヤジが聞く。
    恥ずかしくなった私は「オウ・ノウ」のつもりで、首をちょっとかしげました。

    なんとそのオヤジはうれしそうに、また肩をもみだしたのです。

    ネパールでは首を横にかしげるのが「イエス」の意味でした。

    地球上にこれ以上安い床屋はないだろうと思っていたのですが、

    アフガニスタンの都市マザリシャリフの床屋でカットしたら、なんと30円でした。

    アフガニスタンの床屋では絶対、顔を剃りません。

    アフガン男性はヒゲをはやすのが当たり前の社会なのでもみ上げとか、あごひげの部分はそのままにします。

    タリバン時代には「男性は握りこぶしの長さ以上に あごヒゲを生やすべし」という奇妙な法律があり、それを守らなかったアフガンの友人は本当に地下室に投獄されていたそうです。

    髪を切る、という切り口から世界の文化が見えて、面白い経験でした。

  • ふんどしの日

    2月14日は何の日かご存知ですか?

    もちろんご存じですよね。

    そう・・・2月14日は

    _

    _

     

    ふんどしの日です。

    日本古来の文化であり、伝統的な下着の「ふんどし」。2と14で「ふんどし」と読む語呂合わせから日本ふんどし協会が制定しています。

    2.14ふんどしの日

    ちょっと前に「女性用ふんどし」も流行しましたね。

    むれやすいショーツとは違って、肌を締め付けないので、肌荒れを起こしやすい人、膣炎をおこしやすい人にはお勧めです。

    ふんどし女子

    この冬場、気温が低いことも関係するのか、肌のトラブルも多いです。

    肌のトラブルと言えば皮膚科、と思うかもしれませんが、陰部の肌トラブルに限っては、皮膚科に行くのは気後れするという理由で婦人科を受診します。

    皮膚トラブルの対応では、体の部位に関わらず、1)刺激になるものを避ける、2)肌の保湿(うるおい)を大事にする 3)睡眠を十分とってストレスを避け身体の免疫力を上げる ことが基本です。

    清潔にしようと、強い洗浄剤で洗いすぎると、むしろ皮脂を落としてしまい、かえって痒みをひどくしてしまっている人もいるので、洗いすぎないように気をつけましょう。

    陰部専用の洗浄剤(http://www.lactacyd.jp/)もあります。

    保湿効果があり、痒みを取る薬としては、1)ワセリンなど単に保湿をするだけのもの

    2)尿素系は角質を軟らかくして水分保持させるもの 3)ヘパリン類似物質といって水分保持と同時に血行も促進するもの、などがあります。

    ワセリンはいくら使っても副作用ないですが、他のものは医師に相談しましょう。

     

    さて、ちょっと変わった下着で以前流行(というかメディアで取り上げられた)したものに

    男性用ブラジャー

    というのもありました。

    楽天の販売サイトより

    こんなもの、どうしてつけたくなるのか・・・

    と思っていたのですが

    私もマラソン大会で走った時、着ているシャツによっては乳首がすれて痛くなることがあり、役に立つかもしれない。

    絆創膏貼って代用してますけど。

     

     

  • 試験の季節

    school_test_kaesuこの時期受験のシーズンですね!

     

    以前ネット上の掲示板に出ていたネタですが、笑えたので転載します。

     

    《 中国人の日本語試験とその回答 》

    問1:「 あたかも 」を使って短文を作りなさい。

     

    答: 「冷蔵庫に牛乳が、あたかもしれない。」

     

    問2:「 どんより 」を使って短文を作りなさい

     

    答;「 僕はうどんよりそばが好きだ。」

     

    問3: 「まさか~ろう」を使って短文を作りなさい

     

    答: 「 まさかりかついだきんたろう。」

     

    問4: 「もし~なら」を使って短文を作りなさい。

     

    答: 「もしもし、奈良県の人ですか?」

     

    問5: 「うってかわって」を使って短文を作りなさい。

     

    答: 「彼は麻薬をうってかわってしまった。」     笑える!

     

  • 清潔 不潔

    コロナ感染症がなかなか収束しないですね。

    マスクしてさえいれば良い、と思っている人が増えてきたせいでしょうか。

    換気と並んで重要なのは、接触の機会を減らすこと。

    気が付かないうちに自分の顔に手が触れている、ことが以外にあるようです。

    医療の現場では、手術や感染症の現場では、手洗いをして、手術着や予防衣を付けた後「余計なものにやたらと触ってはいけない」状態になります。

    テレビのドラマで手術中に「汗拭いて」と言って助手に汗を拭かせる外科医がいますが、あればエラそうにしているわけではなくて、自分の顔を触ると手が不潔になるからです。ちなみに手術室で使う「不潔」とは「清潔(滅菌されて感染のリスクのない状態)ではない」という意味で、一般に使われる「汚染されている」という意味ではありません。

     

    「ちょっと顔のここんとこ掻いて」

    「ずれたメガネ直して」

    なども手術中に自分の顔を触れない外科医が出すリクエストの一つ。

    手術に加わっている医師で、操作をしていない手はどうしているかというと、滅菌されたドレープ(手術野を覆う布)に手をおろしていることが多い。

     

     

    私が以前勤めていた大病院で、ある有名な外科医と同席して手術をする機会があった。

    手術の腕はたしかに上手で、ずばずばと目標の臓器に達して、最小限の傷で患部を摘出する。

    そして要求することも厳しい。

    「そこ!不潔だから触るんじゃない!」

    としかりつけながらも、てきぱきと手術の手は動いて、順調に手術が進んでいった。

    緊張する手術の山場を越えて手術も終わりに近づいたときだ。

    小さく

    「イヤーン」

    と若い女の声がした。

    外科医の横にいる機械出し(メスや鉗子を出す役割をしている)の看護師の声。

    鉗子を取りに手を伸ばすフリをして、そおっと若い看護婦の手を握ったのでした。

    先生!そんなとこ触らないで下さい!

    横にいた年配看護婦からたちまちヤジが上がった。

    その外科医は手術は早いのですが女にも手が早かった。

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