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院長ブログ

  • 夏の自転車旅行

    徳島大学の前で

    徳島大学の前で

    41年前の夏、日本一周の自転車旅行をしたことは先日ブログでお話しましたが、

    今回はその続き。

    7月に北海道を一周し、フェリーで新潟に移動。そこから本州を横断して静岡の郷里に戻りました。

    8月は西へ向かって出発。九州、四国とめぐり、8月終わりに再び静岡に戻ってきました。

    野宿をしてペダルをこぐ道すがら、人生初めての経験を数多くしました。

    山口県でオカマに襲われたことがあります。

    下関の海峡近く、海の見える公園で、ぼーっとしながらベンチに座って休んでいたときのこと。

    私の横に、小柄でなよっとした中年男が座りました。

    「お兄さん、自転車に乗ってるの?」

    「ええ」

    「どこから来たのお?」

    などと言いながら、座ったまま、次第に私に近づいてきます。スリスリと。

    「そんなに長いこと自転車に乗っているの?」

    「一日どれくらい走るの?」

    私の横にヒザを並べる形で座った男は、私の太ももあたりに目を向けています。

    「お兄さんて、たくましいのねえ、うふっ」

    オネエ言葉が気になるな、と思った次の瞬間、すっと手が・・・

    「私、たくましい男の人って好きだわあ

    というなり、私の股間に手を伸ばした!

    (アッ―!)

    声にならない叫びとともに、その場を飛びのいて

    怖くて、いちもくさんに自転車を押して、その場から逃げ出しました。

    オカマに股間を触られたのは、人生初めてです。

    怖かった。

     

  • 自転車で北海道旅行した話

    北海道では40度近い暑さだとニュースに出ていました。

    夏とはいえ、北海道はそんなに熱い場所ではないはず。

    私は北海道を自転車に乗って旅行したことがあります。

    41年前の夏です。

    1984年。10代の終わりに自転車で日本一周旅行をしました。

    寝袋とテントを自転車に積んで、野宿をしながら北海道に向かいました。

    当時住んでいた茨城県から北海道まで、一週間かかりました。

    マップルという地図帳をつんで、国道4号を北上、栃木、福島、宮城、岩手、青森へ。そこからフェリーで北海道の苫小牧にわたり、札幌~旭川~網走~釧路と回りました。

    小樽からフェリーで本土の新潟に着くと、そこから信濃川沿いに長野県に行き、松本から天竜川の上流へ移動、そこから川沿いの道をたどって、静岡県西部の実家に戻ってきました。

    全部で一か月かかりました。

    今思い出しても、すごい移動距離です。一日100~160㎞くらいは走っていたでしょうか。

    野宿をしたり、神社、学校、橋の下に寝たりしてホテルや宿は使わず

    全国の大学に進学した同級生(北は東北大、北大、西は京都、広島大)を訪ね、ついでに泊めてもらう、という作戦で、

    ほとんど宿泊費は払っていません。

    北海道では、見ず知らずの人に泊めてもらったりしたこともあります。

    北海道って、旅人にやさしい土地柄なんだな、としみじみ思いました。

    お金を払った宿といえば、ユースホステルくらいですが、安い分だけ人情を感じることができる旅でした。

    この旅行、宿泊費はかかりませんでしたが、自転車を一日中こぐので、やたら食べる量が多く食費はかかりました。

    1日5食くらい食べていました。

    E

    屈斜路湖で。日焼けした私です

    日焼けで肌は赤銅色になり、足は丸太のように筋肉が付き、野人みたいになってしまいましたが(写真)、

    小汚い自分をヒッチハイクで乗せてくれたり、

    造園のバイトをさせてくれてお金をもらったり、

    旅先で受けたやさしい心遣いは、今でも思い出します。

     

    自転車旅行は高校生の頃に「大学生になったら、やってみたいこと」、の一つでしたが、「大学は何でもできるレジャーランド」と勘違いしていたので、

    学業の成績は散々でした。

     

     

  • ネットで検索

    病気や体のことを知りたいとき、あなたはどうしますか?

    「ネットで検索」?

    病気のことが心配で、ネットで調べてみたという患者さんは多いのですが、とくに最近はスマホで検索している人が圧倒的に多いと思います。

    こんな写真の載っているサイトは要注意だ!

    こんな写真の載っているサイトは要注意だ!

    医師としての立場から言わせていただくと、「問題アリ」のwebサイトが時々あります。

    どう問題なのか、一般の方にはわかりにくいのですが、要点は

    1)正確な情報提供ができていない

    2)断片的な言い方で不安をあおる

    ためです。

    クルマの運転免許をこれから取ろうとする人に「クルマの運転は死亡事故のリスクをはらんでいますから気を付けましょう」

    とのアドバイスがのっているサイトが検索順位の上位に沢山書かれているようなものです。

    ウソではないですが、妥当性に欠けると思いませんか?

    人間の心理として、同じことが沢山書かれていると、それが正しいと思ってしまう。

    オロナミンCを飲むと、安産になるって本当ですか」

    と私に聞く妊婦さんが、ある時から急に増えてきたので、おかしいと思って「オロナミンC 安産」で検索したら

    「私はオロナミンCを飲んだ後、安産になりました」という記事が、検索順位の上位にずらっとならんでいたのでびっくりしたことがあります。

    (科学的根拠はないと専門医の私は思っています)

    ある時期「焼肉を食べると安産になるんって聞いたんですけど本当ですか」という妊婦が増えてきたので、(もしや・・・)と思って検索してみると「焼肉食べたら安産になりました」という文章の書かれたサイトが多数発見されました。

    *

    「妊娠中は重いものを持ってはいけません」

    「妊娠中は生魚を食べないように」

    素人が聞くと、なんとなくそれらしく聞こえますね。

    「妊娠中は**㎏以上のものは持ってはいけない」などとは、20年以上医者をしていて聞いたことはありませんし、15㎏位の子供を抱っこして診察室に入ってくる妊婦など沢山おります。

    厚生労働省のホームページにもありますが、魚介類は不飽和脂肪酸、DHAなど胎児の発育にもよい栄養が含まれているので、推奨すると書かれています。

    批判の対象になる商業サイトは、素人のライターに文章を大量生産せて、広告収入を得る営利目的であることや、びっくりするようなタイトルをつけて注目をひこうとしている所が問題です。

    ネットで検索する時は、信頼できる情報なのかサイトのURLを見ることも大事です。

    私も日常診察室で診察中に、患者さんに、「これはアテになるサイト」「これはアテにならないサイト」と検索の仕方をアドバイスすることもあるのですが

    アテにならないサイトの見分け方がわかってきました。

    ***だそうです」「***らしいですよ」と間接表現が多用されているサイトはアテにならないサイト。

    こんなポーズのある写真のサイトは要注意だ!

    こんなポーズのある写真のサイトは要注意

    挿入する写真が、文章の内容と合ってなくて、どうにでも使いまわしのできる写真が載っているサイトは「アテにならないサイト」です。

  • 心肺蘇生

    本日、うちのクリニックで新生児の蘇生法講習会を開きました。

    新生児の蘇生が大人と違うのは、肺が「しぼんだ風船」の状態で生まれてくることです。

    しぼんだ風船に空気を入れるためには、肺の中に圧力をかけて空気を送り込むことが必要。

    こんな人形を使います

    新生児特有の蘇生プロトコールがあります。

    大人の場合は、肺に「空気が入っている状態」なので、心臓の動きを再開させる方向が重視されます。

    私が研修医になりたての頃には、夜間の救急で、成人の心肺蘇生を行ったことが、時々ありました。

    駆け出しの未熟な頃は、「体力だけはある」研修医は、力のいる心臓マッサージを延々やらされました。汗かいて患者の胸を押し続けているだけでも、なにか医療に貢献している気がして、イヤではなかったです(上級医師は面倒くさがってやらない)。

    さて、そのような研修医の生活の中で思い出深い症例があります。

    寿司を食べていて、のどに詰まらせ、救急車で運ばれてきた80代の男性がいました。
    気道に詰まっているものをとり、蘇生処置をすると、

    なんと弱々しいながらも自発呼吸が出てきたではありませんか!
    とりあえず、処置室から救急病棟へ移されました。

    めったにあることではないのですが、時期を同じくして、今度はパンを食べていて
    のどに詰まらせたという80代の男性が救急車で運ばれてきました。
    なんとこの人も蘇生処置が成功して救急病棟へ移されることとなりました。

    食べ物をのどに詰まらせてやってきた80代のおじいちゃん、ということで看護婦さん
    は区別がつけにくくてとても困りました。

    そこでこのおじいちゃん達に、スシを食べてのどを詰まらせた「スシさん」、パンを食べて詰まらせた「パンさん」とニックネームで呼ぶことにしたそうです。

    ナースの申し送りのときには
    「スシさんは血圧150の90で、プルス(心拍)は56、パンさんは瞳孔左右不動あり・・・」
    などと言っていたらしい。

    スシさんは幸運なことにその後順調に回復し、以前のように会話もできるようになり歩いて退院できることになりました。スシさんは人のいいおじいちゃんで、看護婦さんには結構ウケがよかったらしい。

    退院の日には看護婦さん数人がおじいちゃんを玄関に見送りに行きました。

    帰り際にこのおじいちゃんはこう言ったそうです。

     

    「またスシ食いますわ。」

  • 超能力

    クリニックを運営していると、日々いろいろな人に会うのですが、先日人材派遣会社の人が訪問してきました。

    大学を卒業して間もないらしい、新人の雰囲気のする人で、ちょっと緊張した面持ちで自己紹介をすると、自己紹介シートを私に見せてくれました。

    「趣味:旅行、●●、特技:オーラが見える・・・」などと書かれていました。

    「オーラが見える」という特技が気になって、聞いてみると、中学生ころから人のオーラが見えるようになった。

    人によって色に違いがある。ある知人が、ある日オーラの色が変わったと思ったら、その人はまもなく死んだ、というような話をしてくれました。

    オーラが見えるんだったら、占い業でも始めれば儲かるだろう、とシロウト考えで思いましたが、実生活にはあまり役に立たないそうです。

    その人は、職員採用とか人材派遣の条件とかの話していたのですが、私の頭の中は「人のオーラが見えるって、どんなんだ???」でいっぱいで、仕事の話は上の空でした。

    さて、あなたは超能力を信じますか?

    私はあるんじゃないかと思っています。

    私は、「見える」系ではないですが、夜中にクリニックでお産があると、自宅にいるのに、なぜか その時刻になると自然と目が覚めます

    こういう能力があっても実際に役に立たないのは、100%当たらないからです。7割くらいでしょうか。目が覚めても、お産がないこともあります。

    テレビで、超能力を持っている人が取材された後、実際には科学的に証明できなかったことなどよくあるのですが、

    超能力って、衆人の目にさらされることを避けているのではないかと思います。

     

    世の中には変わった能力を持っている人がいるようで、職業柄気になったのが「排卵がわかる人(男性)」です。なんと書籍になって出版されてもいます。

    女性の排卵日になるとオーラが見えるそうです。一般の人もそうですが、私も含めた産婦人科医の多くも「排卵」を知りたくて、四苦八苦しているので排卵がわかるなんてすばらしい能力です。

    若いころに同僚の医者から聞いたのですが、彼は「背後霊が見える」医者でした。

    患者の診察をしているときに、患者の背後にいる背後霊が、なにかメッセージを伝えようとしていることがあるのだ、とか。

    彼が診察室で診察するときに、彼の視線が、患者ではなく、患者の斜め後ろくらいを見ているのが、とても怖いという話を聞いたことがあります。

  • 昭和のおきみやげ

    先日、富士山麓のある山に登ってきました。

    山頂1900メートルに行くと、気温も下がり、18度くらいで気持ちのよい風が吹きます。朝霧高原の海からのもやが下から舞い上がってきて、とても気持ち良い。

    この時間、自宅周辺では30度を超える猛暑でした。

    ただしこの山頂に到達するまでに、汗をダラダラかくので、わざわざ苦労する人はいないと思われました。

    場所は静岡県と山梨県の県境にある、人里から離れたところ。山から下りて周囲を見回しても、人間の作ったものが何も目に入らないような場所です。GPSもちゃんと働かなくなって、自宅に帰れるのか、ヒヤヒヤしました。コンパスを頼りに、ひたすら南に歩いていたら、牧場の牛小屋が見えてきて、ほっとしました。

    こんな景色、北海道だけかと思ったら、富士山周辺にもあるんですね。

    山中で、めずらしいものを見つけました。今の30代より若い人は、これが何かわからないのではないでしょうか。空き缶のプルタブです。90年代はじめごろまでは、缶ジュースのフタはすべてこんな形でした。当時の飲料会社が「環境にやさしい」と宣伝して、今のタブ(ステイオンタブ)になった缶を売り出していたことを覚えています。

    山の中もゴミがないのがいいですが、めずらしいものがころがっていると、郷愁を感じます。

    登山をしていると、珍しいものを目にすることがあるのですが、私が出会った中で いままでに一番めずらしい発見物は何だと思いますか?

    ずばり、「人の死体」です。

    学生時代のころ、友人たちと六甲山の沢登りをしていたところ、滝の近くで、首つりをした(らしい)男性の遺体を発見しました。

    当然すぐに(といっても、山を登り切って、公衆電話を探さなければならなかったので、時間かかりましたが)警察に電話。

    私たちが第一発見者ということで、私たちが誰なのか、根掘り葉掘り、けっこうしつこく聞かれました。

    死後数日は経っていたと思いますが、うっ血で顔がぱんぱん、首にはロープの痕がありました。

     

  • 空腹の ブルドーザー

    名作「空腹のキャタピラーHungry Caterpillar 」の作者が亡くなってから4年と英語ニュースで耳にしました。

    世界中で大ヒットした文学作品の作者で、日本でもひろく読まれているそうです。

    Hungry Caterpillar と言っていましたが、直訳すれば 「空腹の」「(ブルドーザーや戦車などの車輪である)キャタピラー」です。

    それってなんだっけ?

    アニメや文学のタイトル。翻訳すると笑える訳語になることが多いのですが、

    たとえば日本の作品が世界でヒットしたもので英訳すると

    進撃の巨人」は「Attack on Titan」です。英語を直訳すると「巨人に対する攻撃」になります。

    昨年ヒットした「鬼滅の刃」は今 外国の映画館でもヒットしているそうです。

    タイトルの英語訳は「Demons slayer」でこれを日本語に訳しなおすと「悪魔殺し」となります。

     

    さて、冒頭の名作「空腹のキャタピラーとは何なのか、

    ブルドーザーが人間を喰って襲うおそろしいストーリーのアニメなのか?

    と思ってよく調べてみたら、

     

     

    たしかに、あの名作でした。

    たしかこんな表紙でした

    その日本語タイトルは

    はらぺこあおむし

    です

  • ジェットコースター記念日

    7月9日はジェットコースター記念日です。

    昭和30年に後楽園遊園地が開園したことを記念してつけられたのだとか。

    ジェットコースターって好きですか?

    私は大好きです。しばらく乗っていませんが。

    自分の体が、自分よりはるかに大きな力で振り回される感覚がたまらなく好きです。

    さて、普段乗ってないわりに「ジェットコースターのように変動する」というフレーズを最近仕事でよく使うようになりました。

    それは何かというと、「食事の後の血糖値の変化」です。

    糖尿病にならないようにするためには、「高いカロリーの食事は控える」のではなくて、「食後の血糖値の急激な変動を避ける」のが本質だということがここ10年くらい強調されるようになってきました。私が妊婦健診で接している妊婦さんなどは、とくに注意が必要で、妊娠前と比較して、食後にインスリンが強く出やすくなり、血糖値の急激な変化が起こりやすくなります。

    ベジファースト」と言われるように、食事の初めの方で野菜を沢山食べて、腸管からの糖の吸収をゆっくりさせる、というのも一つの方法です。

    さて、先日クリニックの近くを歩いていて、小さい子供が「きゃあ、助けてえ~!」と大声をあげている声が聞こえました。

    はっとしてみると、近くの公園「ゆめりあ」の草の斜面で、4歳くらいの子供が段ボールを「そり」にして草すべりをしていました。

    子供はいいなあ・・・

    私も仲間に入って滑りたいと思いましたが、もうそんな年でもないし・・・

     

    私の最近の冗談はスベってばかりです。

  • 無痛分娩

    無痛分娩を希望される方が増えてきました。

    無痛分娩というと全く痛みのないお産のように思われるので当院では最近まで「和痛分娩」と呼んでいました。痛みはあるが和らぐというニュアンスです。

    背中から針を刺して脊髄の硬膜外にカテーテルを留置し、鎮痛剤を入れるものです。適切に入れば分娩の痛みがかなり和らぎます。産後の疲労も少ない。

    無痛分娩は欧米ではよく行われているお産の方法で、欧米に住んでいて出産したことがある人からは希望が出ます。麻酔の安全性については、私自身は200人以上は行っていますが、大きなトラブルを起こしたことはありません。

    無痛分娩を開始する時期ですが、予定を決めて入院して、陣痛誘発薬を使っていく場合と、陣痛が始まるのを待ってから開始する場合とあります。

    私個人的には、陣痛が始まるのを待ってから無痛分娩を行うのが、うまくいく確率が高いと思っています。

    ただし普通のお産と比べると、気を付けてみていなければいけない病院側の負担が増えますので、妊婦さんからリクエストがあった場合に対応しています。

    陣痛が来るのは昼でも夜でも、いつになるかわからないので、24時間対応できる覚悟が必要。

    麻酔針の穿刺は非常に注意が必要です。カテーテルの先端が硬膜外腔にうまく入っていないと麻酔が効かず、カテーテル再挿入。ちょっと間違えると重大事故につながります。

    安全に処置を行うためには、30分ごとに血圧測ったり、スタッフが頻繁に状態をチェックする必要あり。

    効いたか、効いていないかは、麻酔を受けている人の主観的な判断によります。客観的にはわからない。私が「うまく入った」と思っても、産婦さんが、「効いてないです」と言えばやりなおし。

    分娩お産の痛みの経験のある経産婦さんに和痛分娩を行うと、「かなり痛みが軽減した」と効果が実感できるので喜ばれますが、初産婦さんには、「麻酔をしたけどやはり痛かった」と、全く無痛の状態でお産できると思っていた人にはガッカリされることもあります。

    麻酔科医でないと麻酔ができない、というものではありませんが、産婦人科医の中でも和痛分娩の技術を持っていない医師もいます。

    和痛分娩をするための資格試験は現在ありませんが、もし必要になるなら、和痛分娩を行える病院の数は今より少なくなるでしょう。私も資格が必要なら取ろうかなと思いますが、資格取得のためにクリニックを一日休診させるくらいの手間が必要なら、取らないかもしれません。

    資格と言えば、ちょっと前に、畑の草を刈るために私の父親に草刈り機の操作の仕方を教えてもらいました。

    農薬を使わない うちの畑の雑草は、あっというまに育ってしまい、手に負えません。

    草刈り機って、先端に円盤状のノコギリの刃がついていて、みるからに危ないですよね。指を切るとかの事故も毎年あるらしい。

    でも、草刈り機の免許は必要ないらしい。私のような素人でも、あの危ない機械をすぐに使っていいのだそうです。

    畑の雑草がズバズバ切れました。

    気持ちい~い。

    畑の雑草刈りとってストレス発散しています。

  • 内診室のカーテンは日本文化か

    婦人科の診察室にはカーテンがついています。

    婦人科の診察の時には、顔が見えないようにカーテンをひいた状態で診察をすることが多いのですが、逆にしないこともあります。

    昔の人は、自分のされていることが見えない方が羞恥心を感じず安心できるのだろうと、気を利かせて、カーテンをつけるようにしたと思われますが

    患者さんと目と目のコンタクトが取れないので診察する方にとってもときどきやりにくいものです。

    初めて婦人科の診察をする若い人や外国人はカーテンをしないことが多いです。

    カーテンをしているデメリットもあります。

    10年以上前に別の病院で診察をしていた時でしたが、

    内診室でカーテンをひいた状態で、診察をしようとしたら、診察用の膣鏡が壊れていて

    「こりゃどうしようもないなー」

    と私が、つい、つぶやいたら、それがたまたまガンの疑いで診察を受けている人でした。

    診察台から降りてきた彼女は、真っ赤に目を泣きはらしていた。

    (その後必死で言い訳したのはいうまでもありません)

    またある時は、診察の補助についている看護婦さんが、たまたま笑い上戸の人で、
    診察をしている私に手渡す薬品がボテッと床に落ちたので笑い出した。

    うふっ、ふふふ」

    私は(ちょっとやめろよー)というつもりで無言で眉をしかめて首をひねったら、
    その表情がおかしかったのか、ますます笑い出した。

    「えへ、えへっえへっ、へへへへ」

    カーテンの向こうで意味不明な笑いをされたら不愉快に思う人がいるのも当然と思います。

     

    外国では(少なくとも私の見たアメリカやオーストラリアでは)カーテンはついておりません。

    診察台も日本のは、トランスフォーマーガンダムみたいにガチャガチャ動きますが、外国の診察台はもっと簡単にできていて、ただのベンチだったりします。

    当地の産婦人科の先生と話をすると不思議そうな顔をされてしまう。

    もしかして、診察室のカーテンも日本特有の文化なのだろうか?

    この間、お産の後1年ぐらいして、出血があった、という人の経膣超音波を見ていました。

    画像に神経を集中していると、いきなり、カーテンの向こうから3本目の足がむにゅむにゅっと出てきた。

    (げげっ)
    びっくりしましたが、それは

    お母さんのお腹に抱きかかえられた子供の足だった。

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