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院長ブログ

  • ローカル食材のポテンシャル

    最近、食料品から何から値段が上がって大変ですね。

    「この世から石油がなくなったらどうなるか」と貧弱な想像力で考えています。

    時代劇に出てくる日本は、石油がなかった時代。クルマの変わりに馬で移動するとか、ビニール袋の代わりに笹の葉で食料を包むとか。

    私を含めて、現代人が慣れ親しんでいるチョコレート。

    仮にこの世界が江戸時代に向かって逆戻りしていく、とするなら、今の世の中の食べ物で持っていきたいのがチョコレートです。

    そういうことを考えていたら、日本国内で作られていて、チョコレートの代わりになるものが発売されました!

    なんと ゴボウ由来のチョコ(風のお菓子)。

     

    チョコに含まれるカカオの成分とゴボウの成分には共通するものが多いのだとか。

    これで高いカカオを海外から買わなくて済みますね!

    ちなみに世界の中でゴボウを食材として食べているのは日本人だけだそうです。

    見直したい食材のもう一つは牛乳です。安く手に入って良質なタンパク源として、おすすめの食材です!

    長期保存できる牛乳

    牛乳というと冷蔵が必要で早く飲まないといけないと思われていますが、この製品は未開封で90日も保存が可能です。

    かりに自分が、ボートを漕いで太平洋を横断するとしたら、保存できる食料として、この牛乳とナッツを持っていく(でも90日じゃあ太平洋は無理かあ)。

    イナカに住んでいると、畑にたくさん作物ができているのに、ちょっと形が悪いとかキズがあるだけで、大量に廃棄されているのを目にします。

    ここらへん、もうちょっと工夫すれば、外国から食料を輸入しなくても、なんとか生活していけそうな気がするのは 私だけでしょうか。

    工夫といえば・・・

    プリンにしょうゆをかけるとウニの味になる」という話聞いたことありますか。

    他にも食べ合わせについてはいろいろあって、

    「きゅうりに蜂蜜をかけるとメロンの味になる」、とか

    「かっぱえびせんにマヨネーズを塗るとエビフライの味がする」

    「牛乳+たくあん→コーンポタージュ」

    とかいう話、聞いたことありませんか?

    ある日「プリン専用醤油」というモノが売り出されたのを知って、早速注文してみました。

    これでウニが食べ放題だ1

    これでウニが食べ放題だ1

    一回使っただけで、食欲なくして、余ったらどうしよう、と思っていましたが、

    届いたのはミニボトルで、お試しで使える大きさで安心しました。

    最初に普通の醤油と比べてみましたが、魚醬のような感じもします。

    さて、プリンといえば、「ぷっちんプリン」。

    コンビニで買ったプリンに、ちょろっと、たらして、おそるおそる、口に含んでみました。

    プリンのトロリとした食感に、しょうゆの潮の香が漂いました。

    うん、おいしい!

    と思いましたが、

    本当のウニの味って、どんな味だっけ?

  • 忘れられないロシア人

    ロシアのことがなにかとニュースで騒がれている今日この頃です。

    私の医者としての生活の中で、衝撃的な出会いがあったロシア人がいます。

    私が医者になって1年目の話です。研修医の私は、神戸の港に近い、ある病院で救急当直をしていました。

     

    神戸という土地柄、いろいろな国籍の人が救急部へやってくるのですが、

    ある夜ロシア人の患者が救急室にやってきました。日本語の全くわからないロシア人の船員でした。寄港した港の近くにうちの病院があったので来た、という感じでした。

    付き添いの人が片言の英語を話したことで、患者が

    「お腹が痛い、血を吐いた」

    らしいことはわかりました。

    症状から胃潰瘍の出血が考えられました。

    研修医向けのマニュアルには「直腸診で下血の有無を確認しなさい」と書いてあります。

    さて、困りました。

    直腸診とはご存知、肛門から指を入れる検査です。

    これで腸に下りてきている出血の程度を確認するのです。

    コトバがわかる人なら、この検査がなぜ必要なのか、どうやってやるのか、十分説明できる。

    「ズボンとパンツを脱いでください。」

    「ベッドに横たわり、膝をかかえるようにして丸くなってください」

    「私が指を入れますから肛門の括約筋をゆるめてください」

    というふうに・・・

    さて、困りました。

    これだけの内容を、コトバのわからないロシア人船員のオジサンに説明するのです。

    通訳を介してでもこれは不可能にちかい。

    私はボディーランゲージで彼にメッセージを伝えることにしました。

    テレビのバラエティー番組でやっている、ジェスチャーや身振りだけで答えを当てさせるヤツです。

     

    (よし私がやろう!)

    私は診察の椅子から立ち上がりました。ズボンのベルトをゆるめ、ズボンとパンツを脱ぐジェスチャーをしました。
    これは簡単にわかったようでした。

    ピンポーン! とオッケーのサインを送る私。

    そばのベッドに自分が横たわって、膝を丸くする恰好。

    ピンポーン!

    横で看護婦がクスクス笑っていましたが、命に係わることです!

     

    しかし最後は難関でした。

    肛門に指を入れます」のジェスチャー。

    でもこういう非常事態では気合でなんとか通じるもので、私が執拗に人差し指を立てて「カンチョー!」のポーズをすると、最後にはこっくりうなずいてくれた。

    結果は陽性。胃潰瘍からの大量の出血が確認され、

    ロシア人患者は点滴による胃潰瘍の治療をうけることになった。

    医師というものは体を張って仕事するものだと研修医の私はつくづく感じたものです。

  • 性教育

    近所の高校で性教育の話を依頼されました。

    少子化対策で、見落とされているところは、若い人の性の問題です。

    近世以前の社会では10代後半になれば、結婚し子供を作りはじめていました。 子供を持ちながら、社会参加できる世の中になることが大事かと思っています。

     

    ふだん教えている教師にとっては性に関する話題はタブーなので、ここは第三者の私が、なにか強いメッセージを伝えねばと思い、避妊ということを知ってもらう意味で生徒に買ってきたコンドームも配りました。

    「えー?なにこれー?」という目で見ている子から

    「ラッキー!」とつぶやいている子までいろいろあって 高校生の反応はいろいろだったのですが、

    これも一歩間違えると、教育者たる高校の先生方のご機嫌を損ねかねないので、私は笑顔で話しながらも内面ヒヤヒヤしていました。

    話を聞いている高校生の表情を見ていると、 テレビで見る都心の世間ずれした高校生はほんと少数で、

    大部分はまだ異性と手をつないだこともないような、あどけない表情の少女が大半で、一律に性教育の話をするのは難しいと実感しました。

  • 5月の記念日

    5月のこの辺りは、体に関係した記念日が続いています。

    5月18日は「ベビーブームの日」 

    子供を産みたい人が安心して産める世の中を期待してつけられたそうです。5と18で「子がいっぱい」と読む語呂合わせから。

    5月21日は「ニキビの日」

    5(いつ)も2(に)きびは皮(1)膚科への語呂合わせだそうです。

    ちょっと苦しい?

    5月16日は「抗疲労の日」

    この日に疲労回復リカバリーウェアを開発した会社が制定しました。5と16で「抗(5)疲労(16)」にかけてあります。

    さらに苦しい語呂合わせですね。

    もっとありました!

    5月17日は「ドナーの日」

    臓器移植について理解を深めてもらいたいと日本ドナー家族クラブが制定。

    ド(1)ナー(7)にかけてます。

    ドナー→ 17?

    ドナドナ ドナー ドナー 揺られてゆくよ~

    「ドナドナ」っていう歌、ロシア民謡から来たのかと思って調べてみたら、

    この歌の作曲はユダヤ系アメリカ人ショロム・セクンダという人で、ウクライナ生まれの人だそうです。

     

     

     

  • 犬も年取る

    連休あけた日曜日、お休みをもらって山登りをしてきました。

    休日に体を動かせて気分転換になるとすれば、登山も良い選択肢です。

    自然の中で体を動かして、気持ちも体も洗われるようです。

    今回登ったのは、三重県にある御在所岳。

    標高は高くないですが、花崗岩の岩がごろごろしていて、ふもとから見た時の山頂のとがった山容がすばらしい。

    登ってみたいという興味をかきたてるような山です。

    登山者の年齢、性別もいろいろで、よちよち歩きの子から、高校生っぽいのから、よぼよぼのジイさん、バアさんまで、いろいろな人を見ます。

    登っている途中に、犬を連れている人を見ました。

    正確に言うと、「犬を背負って登っている」人です。

    犬の顔を見ると、柴犬

     

    犬も年取る

    私も柴犬を飼っていますが、柴犬は個性が強い。

    他の犬種と違って、飼い主の命令にも従わず、散歩も気分次第で、行かないことがあります。

    柴犬は「わがまま」なので、きっとこの飼い主も、「わがまま」な柴犬を背負って山頂に向かっているのだと思い、

    「ワンちゃん、自分で歩かないんですか?」

    と聞いたところ

    「ヘルニアなんです。11歳。」ということでした。

    ペットへの愛情が強くて、背負ってでも山頂に一緒に行きたいのでしょうね。

    山頂に着くと、なんとスキー場がありました。

     

    冬はこんな感じ

    冬の山頂はどのくらい寒いかについて 計算式があります。

    100メートル上昇で0.6度気温が下がる。山頂は1200メートルだから、12×0.6=7.2

    つまり平地より7度低い。冬の間7度以下を保てないと、雪は溶けてしまう。

    温暖化で雪を維持するのは大変かと思いました。

    汗だくで山頂につくと、ロープウェイで登ってきたきれいな恰好の観光客とすれ違います。

    ロープウェイで登るとラクですが、歩いて上ってきた達成感は味わえないはず。

    楽しみ方はいろいろなので、どっちでもいいですが。

     

     

  • 春の夜のバイト

    空気が澄んで日照時間の長いこの季節になると

    自分がガソリンスタンドでバイトした事を思い出します。

    夕焼けの関東平野に日が沈む情景がよみがえります。

    私、今は医者の顔して仕事していますが、

    昔はいろいろなアルバイトを経験しました。

    土木工事、

    居酒屋のウエイター、

    新聞配達、

    郵便配達、

    草むしり、

    スーパーの売り子、

    測量技師の手伝い、

    農家の野菜包装、

    引越しの運送屋、

    新造船の内装工事、

    自転車販売、

    大学の授業の代返

    交通量カウント、

    チラシのポスティング、

     

    などなど・・・いろいろな職種を経験すると世の中をいろんな角度から見られるようになる気がします。

    そんな中で、茨城県の高速道路SAにあるガソリンスタンドで夜間に給油のバイトをしたことがあります。

    「レギュラーですか ハイオクですか?」

    「満タンですか?」

    の簡単なフレーズを覚えればすぐできる仕事です。

    夕方入って朝帰るシフト。学生の割には給料が高く、スタンドでは自分の好きな車やバイクの雑誌が読めて、客が来なければ仮眠自由、好きなFM放送を夜間ずっと聞けるという理由でしばらく働いていました。

    私のバイト中に同僚がうっかりミスでハイオクのガソリンを入れるクルマにレギュラーを入れて、大騒ぎになったことがあり、その後私もすぐやめてしまいました。

    今は「セルフ給油」のスタンドが普及し、自分もセルフでガソリン入れますが、私のバイト歴の中の「またやりたいバイトランキング」では13位か14位です。

    当時の茨城はまだイナカの部分が色濃く残っていて、当時あこがれのスポーツカーのフェアレディZのことを、「ふぇあれでぃ・おつ(乙)」と読む人がいたり、クルマの塗装の色がワインレッドだと「サツマイモ色」と呼ばれていました。

     

     

  • 裸のサル 

    人間という動物は「サルが服を着たようなもの」と聞いて、どう思いますか?

    昨今の中東やウクライナの戦争。どんなに文明が進化してもなくならない戦争。国内でもしょっちゅうニュースになる殺人事件。

    人間って、動物の一種でしかないように思えませんか?

    1960年代に「裸のサル」という本を書いたデズモンド・モリスという人が最近(今年4月に)亡くなりました。

    この本は世界で2000万部以上を売り上げ、当時の大ヒットとなった作品です。

    人類を「一生物種としてのヒト」であると定義し、動物学者の見地から人間とその行動を観察し、

    動物としての人間の在り方を説くと共に、人間本位の社会観や価値観に警鐘を鳴らしています。

    人間て動物界の中では一番えらい、と思っていた10代の頃の自分には衝撃的な内容で、自分のその後の人生を変えることになった一冊です。

    どう変えたか、というと、私はますます人間に興味がわき、医学部をめざすようになり、卒業してからは、人間の「動物的な」営みである出産にかかわるようになったからです。

    人って、ときどき都合のいいウソをついたり、怠けたりしますが、それも「動物の一種だから」と考えると、許せてしまう気がします。

     

  • ムーミン

     

    外来を訪れる妊婦さんの一人が、ムーミンのキャラクターのバッグを持っていました。

    ムーミンと言えば、私が子供の頃「カルピスまんが劇場」で放送されていたアニメでした。

    1970年代初め頃のことです。人気は長続きしているんですね。

    最近また注目されるようになり、数年前に埼玉にテーマパークが作られ、CGのアニメも作成されました。独特なかわいらしいキャラクターが人気の秘密かもしれません。

    今回(肖像権を侵害しないように)自分でイラスト描いてみましたが、すぐ描けてしまうのも良い。

     

    私が医学生の頃、解剖学の授業で、私自身が学んだことを他の学生にプレゼンする時間がありました。腸のヒダは栄養を吸収するために、小さい円柱状の突起が並んでいます。

    食べ物が通過するときに栄養を吸収する面積が大きくなるようにできています。

    「腸管の上皮はニョロニョロのような形です」と説明したところ、教室中大爆笑で大ウケしたことがあります。

     

    同世代の友人から「君はスナフキンに似ている」と言われたことがあります。

    スナフキンは孤独と音楽と旅を愛しています。さすらいの旅人で、飄々(ひょうひょう)としていて、時々 ムーミン谷に滞在して、ギターを弾いて歌をうたったり(原作ではハーモニカらしい)するキャラクターです。

    私、子供の頃はいじけるとトイレにこもるクセがあって、やっぱり似ていたかもしれません。

  • 敵をやっつけろ、掃討作戦だ

    敵を全滅させろ~! 掃討作戦だあ~っ!

     

    と言っても どっかの国の戦争ではありません。私の畑のことです。

    この春先にカブやホウレンソウを植えたのですが、仕事にかまけて、ほったらかしておいたために、雑草がボウボウ生い茂ってしまいました。

    畑には一週間に一回程度しか行かないのですが、この陽気で雑草がものすごい勢いで生えてしまってます。

    虫よけのネットをかぶせておいたにもかかわらず、ネットの中にはテントウムシがうじゃうじゃ。

    雑草をやっつけろ

    畝(うね)の谷間の部分はホー(通称カッサライ)で一挙に土の表面を削って、根の浅い雑草を削り取ります。草にしてみれば無差別攻撃。

    作物の合間に生えているのは、自分の手で一本一本つみ取る。根っこの深いスギナは抜くのに力がいります。

    コガネムシの幼虫は地下にいて地面をほじくっていると出てきます。地下壕に隠れるなんて、卑怯な奴らだ!

    テントウムシ、すぐに逃げますがつぶします。形がヘルメットに見えてきました。

     

    雑草の勢いにやられそうになっている赤カブ、救出しました!

    赤かぶ、救出です!

     

    雑草に囲まれていて、やられそうになっていました。自分が今まで草取りサボってたのがいけないんですけど。

    結局敵とか味方とか、人間にとって都合のいい解釈をしているだけではあります。

    たまに畑に入ると気晴らしになりますが、植物が育つのと人間が育つことに共通なものを感じます。

    野菜作りに失敗しても、誰にも怒られないので、気楽にやってます。

    本業で失敗できないけど。

     

     

  • いざという時のためにとっておく

     

    中東での戦争で、石油を積んだタンカーが日本に来なくなって、備蓄されている石油が放出されるとニュースで聞きました。

    アジアの他の国のように、石油が来なくなることの影響を最小限にできているのは、素晴らしいことです。

    でも、いざという時いつでも使えるように石油を貯蔵している施設は、維持管理するコストがかかっているはずです。

    医療も似たようなことがあって、普段まず使うことはないが、いざという時のために温存しているものがいろいろあります。

    心臓が止まった時のAEDや不整脈治療薬、昇圧剤、手術器具など。

    AEDは25万円くらいで購入しましたが5年経過すると保証が切れるので新しいものに買い替えなくてはなりません。

    1年に一回あるかないかという大量出血の時に役立つと言われる子宮内バルーンカテーテルも、3万5千円で買いましたが、使われないままそろそろ使用期限です。

    昇圧剤やステロイド剤も有効期限があるので、使っていなくても買い替えなければなりません。

    このように医療機関では使う頻度が少ない一方で購入しておくべきものが多く、結構お金がかかります。

    設備の更新はおこたってはいけないのですが、こないだうっかり、倉庫に、賞味期限を2年経過したミネラルウォーターのボトル48本を見つけました。

    ミネラルウォーターに限っていえば、実は期限が過ぎても飲めます。中の水分が長い時間をかけて少しずつ気化して出ていくので、体積が減ってペコペコになります。

    形はへんですが、飲めばただの水です

    48本もありましたが、賞味期限切れというと、誰ももらってくれないので、私一人でちびちびのんでいます。まったく普通に飲めています。

    食べ物に関してはちょっとくらい消費期限、賞味期限切れものもは気にしません。

    でもちょっと失敗だったのは・・・・

    去年の夏の話ですが、知人からいただいたカステラをしばらく(7日くらい)時間経ってから食べました。

    抹茶のカステラだと思って食べた後、外の箱をみたら、普通のカステでした。

    _

    カビがびっしり生えたカステラを、抹茶と勘違いしておいしく食べてしまいました

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