院長ブログ
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講演会の座長
2023年1月18日|院長ブログ
1月19日に、私がWeb講演会の座長を務めることになって、慣れないので緊張しています。
以前と比べるとWebで意見交換することが はるかに簡単になりました。しかしwebカメラでのやりとりは、表情の細かいところが見えないし、うなづいたりとか瞬きとか、リアルな会話と違って相手の表情が読み取りにくい。いまだに苦手意識が抜けません。
私が何年か前、ある学会で座長を依頼され時、恥ずかしい思いをした経験をお話します(webではありませんが)。

学会の座長は、ふつうは経験が豊富で人望のある人が依頼されることが多いのですが、この産婦人科という業界、人手不足で、辞めていったりする人も多く、他に適任がいない、という理由で消去法的に私が座長に指名されたのです。
注目されるのでかっこよくやらなくちゃ、と思いました。
座長の仕事は簡単で、聴衆の前に座っていて、
「次の演題の発表は**です。お願いします」という文句と
「どうもありがとうございました。これに関してご質問はございませんでしょうか」という文句を演者の発表の前後で繰り返せばいいだけの話である。つまらない発表ならば・・・。学会当日のあるセクション。私は座長の席に座りました。会場には近隣から50人以上の産婦人科の医者が集まっている。
ある産婦人科医の発表で早産がどれだけ予防できるかという演題の質疑応答の時間でした。専門家によってとても意見が分かれるところ。
発表後の質疑応答。
想定問答も抜け目なくチェックしてきたつもり・・・でしたが。
「質問ございませんか」と私が言った途端、会場から何本もの手が挙がった。
「私の経験では・・・・」
とある高名な先生が延々と自分の考えを話し出した。発表7分、質疑応答3分と決まっていて、座長はうまくその時間を調節しなければならないのですが、この先生の話だけで、3分近くかかってしまいました。
「いや、先生それはねえ、違うと思いますよ」
私が指名するかしないうちに、会場から大声を出してある大学の教授が立ち上がった。
エビデンスでは**となっている、とまたまた延々と話をし出した。発表や質疑応答の時間を調節するのも座長の仕事で適当なところで質問を切り上げないといけない。
3分・・・5分・・・7分・・・
制限時間を大幅に越えて、話が続いているので私は焦りだしました。
しゃべっているのは、その方面ではとてもエラい先生なので、「時間押してますので後は発表後にお願いします」という文句もなかなか言えない。
エラい教授先生が引っ込んだと思ったら、今度はまた、ある大病院の医長先生が話をしようと立ち上がった。
「あ、あの、じ、時間の関係もあり・・・」と私が言いかけた瞬間、
座長である私の制止を振り切ってその医長先生が大声で自己主張をはじめた。
「いや、先生のそこのところはおかしい。私のデータでは・・・」
えらい先生方の自己主張がぶつかりあって会場は騒然となってしまいました。
「あ、あの、す、すみません、時間が」
と言おうとしている私を無視して「いや、先生のところでは、***の処置がされてないんじゃないですか」
マイクの前の年配の先生は私に手でおっぱらうような合図をしてしゃべり続けた。「あわ、あわ・・・・じっ時間の方が・・・」
座長である私の存在を全く無視して、議論が暴走を始めた。制限時間はとっくに過ぎてしまいプログラムの進行は大混乱になった。
大幅なタイムオーバー。
座長の存在感まるでなし。
自分の役割が終わって、座長の席から戻ってくると、冷や汗で、シャツのわきの下が10センチくらい、ぐっしょり濡れていました。
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大学入学共通テスト
2023年1月15日|院長ブログ
高校や大学受験のシーズンですね。
私は大学受験を2回しました。一回はふつうの大学へ。もう一回は3年経って医学部へ。
大学受験が大変なのは身に染みてわかっています。
高校から、どういう大人になりたいかはっきりした目標もなく「なんとなく」ふつうの大学に入りました。高校の生物学の先生が面白かったのと、「山の中でサルを調査する」とか「沖ノ鳥島でアホウドリを保護する」仕事にあこがれて、生物学関係の学部に入りました。
大学に入って、アルバイトや旅行もして、世の中がどういうものかわかったのと、同じ大学の講座で医学部生と勉強するうちに、「なんとなく」医者になりたくなってきました。
その時「医学部に入りたいので今の大学やめる」と親に言ったら「そんなバカなことを言うのはやめて、ビリでもいいから卒業しなさい」
と言われました。反対されましたが大学に籍をおきつつ、別の大学の入学試験を受けました。後には親もしぶしぶ支援してくれました。
私には3年年下の妹がいました。共通一次試験(センター試験・共通テストの前身)の会場が同じで、受験番号が隣なので、私の後ろに妹が座っていました。兄と妹がいっしょに試験を受けるのは、ちょっと恥ずかしかった。
「お兄ちゃんの解答 見えてたよ」と、お正月に実家に帰ってくる妹に、今でも言われます。
見えてなかったと思うけど。
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冬の富士
2023年1月14日|院長ブログ

FUJIYAMA DAYSより
冬は空気が澄んで、遠くのものがよく見える。
富士山も、ふだんは見えない遠距離でも冬になると見えるのだと、テレビで言ってました。
最も西からの記録で、京都から見えたとか。
産婦人科で仕事をしていると、4か月くらいから、おなかの赤ちゃんが「男か女かわかりますか」とよく聞かれます。
「上り電車にのって見える富士山の見え方」にたとえて説明しています。
上りの電車に乗って愛知県から静岡に入ってくると、はじめははっきりわかりませんが、そのうち富士山がわかるようになってきます。
妊娠4か月で、性別を当てるのは、浜松や磐田あたりにいて、富士山を特定するようなものです。
わからないことが多い。
妊娠5か月だと掛川市から富士山を探している状態、妊娠7か月だと静岡市、9か月だと富士市くらいかな。
時間とともに、はっきり見えてくるものです。
「静岡県民はみんな、毎日富士山を見て暮らしている」と思っている他県の人がいるかもしれません。
「妊娠5か月になるとみんな性別がはっきりわかる」と思っておられる妊婦の方がいるようです。
妊婦の知りたいことを伝えてあげたい気持ちは私にもありますが、間違ったことを伝えることはできません。
胎児の異常のスクリーニングがエコーの本来の目的。
こういう事例がありました。
お産は喜びで満ちた瞬間のはずですが、お産の後、怒り出した人がいたのです。
昔、ある病院で分娩の立ち合いをしていたときのこと。
いつものように無事出産がおわり、助産婦さんと私は
「おめでとうございましたあー、男の子ねー、はあい」
とママになった人にベビーを見せました。
すると、そのお母さんはいきなり火のついたように怒り出したのです。
「あれ!なんてことおおっ!」
分娩台の上で仰向けになったままプリプリ怒り出したお母さんに 一瞬私たちは何事が起こったのか、とたじろぎました。
聞いてみるとこの妊婦さんは妊婦健診中に 私と別の担当ドクターから 「女の子じゃないかなー」 と言われていたそうです。
この人はうれしくて、女の子向けのベビー用品を山のように買い込みました。
周りの人にも「女の子よー」と伝えていたようです。
それが生まれてみたら男の子。
「どーすんのよ! 責任とってよ。」と怒りが収まりません。
ふつう、無事に自分の子が生まれればハッピーになりますが
怒りだしたママを見たのははじめてでした。
医者としてあまりいい加減なことを言ってはいけないと、身にしみて感じました。
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ワクチン再考
2023年1月14日|院長ブログ
子宮頸がんのワクチン(HPVワクチン)は、一時期副作用が出るとの噂が広がって、「積極的に勧めない」でしたが、最近見直されています。
日本以外の世界の国々では広く行われていて、ワクチン予防効果のデータも出ている。マスコミが騒いでいたような副作用の報告はない(と考えることが妥当)です。

子宮頸がんはHPVというウイルスが原因、80%までの女性が一生のうち一度はHPVに感染する。ワクチンによる予防は重要。
以前市内でワクチン接種を勧めるための講演会で話をしたことがあります。
「日本では20代の子宮頸がんの発症率が急増しており、また、10代女子の性行為の経験率が、過去20年間でほぼ倍増し高校3年生の女の子の性行為の経験率はいまや50%もあります。ワクチンには10代の性行為を始める年齢の人を対象にうつのが効果的」
などなど説明しました。最後のほうで
「ぼくが高校生のころは女の子と手もつなげませんでしたよ」
とスライド見ながらつぶやいたら、
会場からドッと笑い声が起こり
ねらっていたわけではないのに結構ウケてしまいました。
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「平成」の始まり
2023年1月11日|院長ブログ
1月はじめの寒い時期ですね。
昔の話になりますが、この1月に元号が「昭和」から「平成」に変わったのです。
昭和64年1月7日のこと、私は鮮明に覚えています。私は医学生で、遺体の解剖実習をしている時でした。
医学生だった私は、昭和天皇が「慢性膵炎」「黄疸」の治療をしている報道を聞きながら、「どこに膵臓があるんだ」と考えながら解剖実習をしてました。膵臓はわかりにくい場所にあります。
昭和が1月初めでいきなり終わってしまったこともビックリでしたが、すい臓がどこにあって、膵管の閉塞でどういう症状を起こすのか、天皇の死(崩御)によってより詳しくわかりました。
解剖実習は医学生にとって、通過儀礼でもありますが、かなり特殊な授業です。5~6人の学生が一つのグループになって、ホルマリン漬けの献体を解剖して、神経や血管や筋肉を同定していく作業です。
脂肪の中に埋まっている神経を同定するのは、土を掘って古代の遺跡を発掘する作業と同じです。緻密で、辛気臭い作業です。
噂されていた通り、解剖の初日は倒れる学生も出ました。
噂されていた通りでなかったことは「解剖実習を始めると肉料理を見ると気持ち悪くて食べられなくなる」と言われていましたが、大丈夫でした。私は実習中も牛丼やスクランブルエッグも食べました。ちなみに卵の色はホルマリンで固定された脂肪とそっくりです。

今の医学生は、コンピューターで描かれた人体の3DのCGが良く出来ているので、解剖しなくても体の構造をイメージしやすいのですが、私たちの時代のようにホルマリン臭に満ちた、暗く冷たい実習室で解剖した経験がなければわからないこともあります。
解剖の時に着る作業着はスクラブ(半そでのダボダボしたシャツ)でしたが、男子学生も女子学生も同じ格好です。
体育会系の人(ラグビー部テニス部の人とか)はさっさと終わって練習に行ってしまうのですが、残っている学生には「お先に失礼します」と会釈していくのが通例でした。
隣のグループの女子で、美人と評判の学生がいたのですが、先に帰るときに、仲間にお辞儀をする。その時にスクラブの胸元からおっぱいが見える、と喜んでいた男がいました。
そんな、くだらないことまでよく覚えています。
その女子学生は今、産婦人科の開業医になっています。
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成人式
2023年1月9日|院長ブログ
1月9日は成人の日。

実は私、成人式に出たことがありません。今まで、出ていなかったことをずっと引け目に感じていました。
今になってカミングアウトするのは
最近「成人式に出席しませんでした」という人が周りに複数いたのを知ったのと、成人式に出席してもしなくても、変わりないことがわかったからです。
私が成人式に出席しなかった理由は「大人になりたくなかったから」というかなりイジけた理由でした。
20代以降、毎年テレビで、成人式の晴れやかな青年の姿を見るにつけ、自分だけなにか欠落したものがある気がしていました。
ただ、30代40代と仕事が忙しくなっていくにつれ、つまらないことにこだわっているのがバカらしくなってきました。
人は好むと好まざるとにかかわらず、大人に「なってしまう」。
外見が大人でも心が幼稚な人間はたくさんいます。
生活が便利になったので、幼稚なまま年を重ねるのは、フツーのことです。人間は苦労するために生まれてきたわけではない。
楽しいことをやっているうちに道ができてくる気がします。
産後のお母さんとの集まりで、「子供といっしょに踊ろう」とかでアンパンマンの歌に合わせ踊ったら楽しかった!
自分は いまだに成人になっていないことがわかりました。
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テレビを見ない日々
2023年1月4日|院長ブログ
今日は1月4日ですが、仕事が始まった人もいるでしょうか。年末年始のテレビ番組で決まってみているものはありますか?
私は今年の年末年始はいろいろあって、テレビを観ていません。ついに10日以上になりました。(仕事やらいろいろあったのですが)
昔は、年末年始のテレビと言ったら、レコード大賞、紅白歌合戦、新春かくし芸大会、箱根駅伝、ラグビー等々、テレビは家になくてはならないものでしたが、今や、テレビなしで生活していて、何とかなっています。その代わりの時間私は何をしているかというと、YouTubeとPCの無料ゲームをしています。

さて、私の実家ではこの時期、親戚が集まって食事するのですが、私が集まりに不在でいると「仕事で大変ねー」と言われます。
お産は、喜ばしいイベントである一方で、大変なこともあり、個人差が大きくて、一概に「✖✖だった」と伝えられない側面があります。集まって酒のんでいる親戚のおじさん、おばさんに私の仕事はどうだった、とか一言にまとめらない。
「お仕事のほう、どうだった」とか、親戚の人に問われると
「毎日がエブリデイだからね、へへ。」とよくわからない回答をして煙に巻いてしまいます。
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世の中は進歩していない
2023年1月1日|院長ブログ
あけましておめでとうございます。

年末年始の区切りに本を読みました。「減速する素晴らしき世界」(ダニー・ドーリング著)という最近出た本です。詳細なデータが並べられていて、ちゃんと読むと難しい(適当に読みとばしてしまったので、著者の意図をくみ取れているかわかりません)のですが、新しい気づきを与えてくれました。簡単に言うと、
「世の中は進歩するのが当たり前と考えられていたが、実はそうではない。停滞した(安定した)世の中に移行しつつあることに気づくべきだ」ということです。
経済成長 人口増加 借金(債務)の増加率 科学技術 すべてが今までのスピードからゆっくりになっていく。
AIとかクルマの自動運転とか、宇宙開発とか、これからの技術を私は楽しみにしていて、人間はどんどん進化していくものだ、と疑わずに育ってきた私には、「えっ?」と意表を突く論点の展開でした。そういわれて見れば、すっかり停滞した日本、これでGDPの成長率が1%もある、というのはどういうことなのか、と疑問がわきますし、「(進化の)スローダウン先進国」は日本である、という論旨ですが、腑に落ちます。
私は出産にかかわる仕事をしていて、出生率の低下が悲観的なとらえ方をされることも多いのですが、長い人間の歴史の中で、爆発的に増えた人口が、(スローダウンして)安定的な状態に移行している途中と考えれば、出生数が減り人口が減っていくこと自体は、そんなに悲観的になることもないようなあ、と思えます。
普段メディアの報道からだけでは気が付かない、世界の流れを再認識させてくれる良い本です。

3年くらい前に「ファクトフルネスFACTFULLNESS」(ハンス・ロスリング著)がベストセラーになりましたが、世界についての認識を改めさせてくれる良い本です。著者はスウェーデン生まれの医師で、実際に世界の人の健康状態は良くなっていることをデータで示し、メディアで報道される内容によって、人々が誤認していることを気づかせてくれます。スウェーデンという国自体も、今では先進的な高福祉国家と捉えられていますが、実は最近までそうではなかったと、著者自身の経験から語っています。
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さて、体力も知力も「スローダウンする」年齢に来ている私としては、マラソン練習してもタイム良くならないし、物事忘れっぽくなっているし、年の初めに「これやろう」と思っても、「でもやっぱ無理かな」と思う事も多いのですが、ヒトとして生きる流れの中では、当然起こることであって、まあ、そんなもんだよなあ、と思った新年の初めでした。
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婦人科に向いてるカレンダー
2022年12月28日|院長ブログ
も~いくつ ね~る~と~ お正月~ と言いながら私は寝てばかりしています。
さて、今年も終わりになり、みなさんのところではカレンダーを新しくしましたか?
診察室にカレンダーがあると、患者さんの次の予約や、過去の出来事を把握しやすいのですが、産婦人科の診察室に置いておくと便利な形式のカレンダーが存在するのを知ってましたか?
月替わりで、3か月分くらいが表示できるカレンダー。今月を真ん中にして前の月と翌月が表示されていると、先月の記録が聞きやすく、来月の予定を示しやすい。
月経周期の平均が28日であることも、カレンダー選びに影響します。ピルの処方は28日周期でパッケージになっています。漢方も14日、28日単位の処方が多い。

毎月付け替え式のものだと、時間の流れが常に上から下で表示できるので、月経周期の計算がしやすい。
「ピルを使って来月の生理をずらしたい」という人にも、カレンダー示しながら、「ここから・・・ここまでのんでください」と説明しています。
壁掛け、縦表示で、毎月付け替えの3カ月カレンダー、という条件で探すと、なかなか見つかりませんでした。
私が主に使うカレンダーには「今日」のところに「TODAY」と書いた付箋を貼っています。
理由は、私が手書きの「TODAY」を書くのが好きだからです。一か月くらい付箋を使い続けると、粘着力が減ってつかなくなるので、時々書き直しています。
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満員電車の新幹線
2022年12月26日|院長ブログ
先週の話ですが、親族の結婚式があり、神戸に出かけてました。
帰りにトラブルに会いました。

午後3時代に終わって、新神戸駅まで行って、新幹線に乗ろうとしたら、改札前に群衆が。
事故があって新幹線が止まっている、とか。
私は早く帰らなければなりません。私のクリニックの当直の先生が6時で帰ってしまう。お産に立ち会える医師がいなくなります。
新神戸から浜松まで、新幹線より早く行ける方法がないので、混雑を承知で無理やり新幹線に乗り込むことにしました。
混んでいる自由席に無理やり乗り込む。 結婚式の大きな引き出物を両手に抱えているので、迷惑そうな顔をしている他の乗客を押し分けてぐいぐいと車内へ。
自分だけ先に行って、バッグが人で引っかかります。
なんとか 神戸から 新大阪にたどり着きましたが。そこでまたしばらく足止め。
ホーム下の改札のフロアは見渡す限り人で、それまで見たことないくらい混んでました。
私のクリニックに電話するも、音声がとぎれとぎれで伝わりません。みんな電話しているので。
1時間近く足止めされた後、架線トラブルの工事のめどがたったとのことで、5時頃発車。
のぞみを全席自由席にしたということで、客が乗れるような計らいをしてくれたことに感謝しましたが、数時間待っていた客が、乗るのでぎゅうぎゅう詰めでした。
旅行用のトランクを無理やり詰めるような感じで、私はドア付近に立って、ベルがなっている時だけ、必死でドアから体を離して、ドアが閉まったら、ガラスに顔をべっとりつけるような感じで自分の体を新幹線の通路に押し込みました。大阪から京都へ。京都ではさらに乗り込む人が。
両手の引き出物のバッグは、乗車時人に挟まれて宙に浮いていました。電車が混雑した経験は、昔ラッシュアワーの山の手線で、ぎゅうぎゅうに押し込まれた時以来です。
外を見るしかないので、大阪から京都を過ぎるあたりまで、冬の夕暮れに消えていく外の景色を眺めていました。
名古屋から浜松の新幹線でも人は多かったですが、各駅停車の「こだま」に乗ったことで、殺人的な混雑はなくなりました。
結局夜8時近くなって、地元の駅にたどり着きました。3時間近く遅れました。
後でニュースを聞くと、新幹線の架線トラブルで10万人近くが影響を受けた とのことでした。
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昔の話ですが、私が神戸に住んでいたころ、静岡にいた、私の妹が、神戸に遊びに来ました。
彼女は妊娠していて臨月でおなかが大きかったのですが、この時、静岡に帰る新幹線が、トラブルがあって、関ケ原のあたりで止まってしまい。乗客は一晩車内に閉じ込められたトラブルがありました。
産婦人科医の妹が新幹線の車内で破水したとか 陣痛が来たらどうしよう。幸いそういうことはなかったですが、妊婦を旅行させてしまった自分を責めました。
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数年前のことですが、うちのクリニックでお産をする予定の妊婦さんが、名古屋に遊びに行っていて、帰りの新幹線の中で「破水」したことがありました。
その人は豊橋で降ろされ、近隣の市立病院で出産されました。
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新幹線は時間どおりに走るのでアテにしてしまっていますが、トラブルもあります。
今回の一件で身に染みて感じました。










