院長ブログ
満員電車の新幹線
2022年12月26日|院長ブログ
先週の話ですが、親族の結婚式があり、神戸に出かけてました。
帰りにトラブルに会いました。
午後3時代に終わって、新神戸駅まで行って、新幹線に乗ろうとしたら、改札前に群衆が。
事故があって新幹線が止まっている、とか。
私は早く帰らなければなりません。私のクリニックの当直の先生が6時で帰ってしまう。お産に立ち会える医師がいなくなります。
新神戸から浜松まで、新幹線より早く行ける方法がないので、混雑を承知で無理やり新幹線に乗り込むことにしました。
混んでいる自由席に無理やり乗り込む。 結婚式の大きな引き出物を両手に抱えているので、迷惑そうな顔をしている他の乗客を押し分けてぐいぐいと車内へ。
自分だけ先に行って、バッグが人で引っかかります。
なんとか 神戸から 新大阪にたどり着きましたが。そこでまたしばらく足止め。
ホーム下の改札のフロアは見渡す限り人で、それまで見たことないくらい混んでました。
私のクリニックに電話するも、音声がとぎれとぎれで伝わりません。みんな電話しているので。
1時間近く足止めされた後、架線トラブルの工事のめどがたったとのことで、5時頃発車。
のぞみを全席自由席にしたということで、客が乗れるような計らいをしてくれたことに感謝しましたが、数時間待っていた客が、乗るのでぎゅうぎゅう詰めでした。
旅行用のトランクを無理やり詰めるような感じで、私はドア付近に立って、ベルがなっている時だけ、必死でドアから体を離して、ドアが閉まったら、ガラスに顔をべっとりつけるような感じで自分の体を新幹線の通路に押し込みました。大阪から京都へ。京都ではさらに乗り込む人が。
両手の引き出物のバッグは、乗車時人に挟まれて宙に浮いていました。電車が混雑した経験は、昔ラッシュアワーの山の手線で、ぎゅうぎゅうに押し込まれた時以来です。
外を見るしかないので、大阪から京都を過ぎるあたりまで、冬の夕暮れに消えていく外の景色を眺めていました。
名古屋から浜松の新幹線でも人は多かったですが、各駅停車の「こだま」に乗ったことで、殺人的な混雑はなくなりました。
結局夜8時近くなって、地元の駅にたどり着きました。3時間近く遅れました。
後でニュースを聞くと、新幹線の架線トラブルで10万人近くが影響を受けた とのことでした。
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昔の話ですが、私が神戸に住んでいたころ、静岡にいた、私の妹が、神戸に遊びに来ました。
彼女は妊娠していて臨月でおなかが大きかったのですが、この時、静岡に帰る新幹線が、トラブルがあって、関ケ原のあたりで止まってしまい。乗客は一晩車内に閉じ込められたトラブルがありました。
産婦人科医の妹が新幹線の車内で破水したとか 陣痛が来たらどうしよう。幸いそういうことはなかったですが、妊婦を旅行させてしまった自分を責めました。
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数年前のことですが、うちのクリニックでお産をする予定の妊婦さんが、名古屋に遊びに行っていて、帰りの新幹線の中で「破水」したことがありました。
その人は豊橋で降ろされ、近隣の市立病院で出産されました。
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新幹線は時間どおりに走るのでアテにしてしまっていますが、トラブルもあります。
今回の一件で身に染みて感じました。