このページは、共通のメニューを読み飛ばすことができます。直接本文をご覧になるかたは「このページの情報へ」というリンクをクリックしてください。
サイト共通のメニューへ
このページの情報へ

院長ブログ

  • 産んでくれてありがとう

    「産んでくれてありがとう」

    立ち合い出産のとき、出産した女性にたいして、夫の一言。

    私がお産で立ち会っている時に、耳にする言葉です。

    最近なぜか、「産んでくれてありがとう」という言葉をよく聞きます。今までは一年に数回、くらいでしたがこの一か月で3回聞きました。

    今子供を産む人の数が少なくなって、少子化はどんどん進行していますが、そんな中でも、お産をした人をサポートするような世の中になってきていて、少しずつ少子化にブレーキがかかり始めている。

    現場にいるとそんな感触があります。

    ここ10年の間に、夫が育児休暇を取ることが一般的になって、保育園も預けやすくなってきている。

    子供を作った人が大事にされる社会になっていくと、子供を持ちたいと考える人が増えてくるのかもしれませんね。

    「ありがとう」は魔法のキーワードです。

    職場でも「〇〇してくれて、ありがとう」をつけることで、人間関係がぐっと良くなります。(ということは知っていますが、私無口なほうなので、実際あまり言っていないかもしれない)

    「ありがとう」が言葉に出しにくい人は、日ごろからなにかにつけて「ありがとう」を言うクセをつけておくといいそうです。

    そういうわけで、私は自分のペットのネコに「ありがとう」と言うようにしました。

    私が深夜に自宅に帰ってくると、うちのネコは玄関で、私を迎えてくれます。

    三つ指ついて。

    「まっててくれて、アリガト」

    というと ネコは

    「ニャー」と返してくれます。

    みーこです。ふだんはツンツンしてます

     

  • ぢっと手を みる

    最近手荒れがひどい。

    はたらけど はたらけど
    猶 わがくらし 楽にならざり
    ぢっと手をみる

    私は肌が弱いわけではないのですが、最近とくに手荒れがひどい。コロナ後またインフルエンザ、マイコプラズマ肺炎など感染症が流行し、手洗いの回数に拍車がかかったためです。

    もともと職業柄手洗いの回数、めちゃ多いです。

    患者に触れる診察のたびに手を洗っているので一日あたり30回から50回くらい洗っています。

    蛇口の冷水にさらされる左右の人差し指と中指の親指側の側面が特に切れやすい。

    痛いよう!

    冬になると乾燥して肌が荒れやすくなるのですが、頻繁な手洗いで手の脂を落とすので、肌がガサガサになって、アカギレが多発。尿素・ワセリン・ハンドクリーム塗ってもすぐに洗い流してしまうので効果なし!

    外来の診察で患者さんに資料を見せ指で指す時、ばんそうこうだらけの指先を見せるのに気が引けてしまいます。

    時々行う帝王切開などの手術も肌を痛めつける。手術前に皮脂がごっそり落ちる程度にイソジンでゴシゴシ皮膚をこすります。「傷口に塩をぬりこむ」とはこのことか!

    手術を終えて手袋を外すと、皮膚がカピカピになり、ひび割れがさらに悪化。

    最近発見の特効薬は「傷パワーパッド」です。普通のばんそうこうより高いですが「モイスト・ヒーリング」といって貼った後水分を含んだ状態を保持させます。

    傷のある部位を湿潤させた状態で放っておいたほうが治りが早いという理論のとおり、これを貼ると痛みもぐっと少なく、よく効きます。

    石川啄木という人の有名な短歌を思い出します。

    「はたらけど はたらけど 猶 わが生活 楽にならざり ぢっと手を見る(一握の砂)」

    わが生活、どうなんだろう?

     

  • オンライン診療

    ピルの処方とかオンライン診療を以前やっていたことがあります。

    患者さんにとっては自宅から診察を受けることができるというメリットがありますが、診療している方にとって面倒なことが多く、現在いったん中止しています。

    その理由の一つは、診察の時間を合わせないといけない、ということです。お産を扱っている私のクリニックでは、状況によって、診察をキャンセルしなければならないことがあり、そのたびに連絡するのが大変ということ。オンラインでつなぐ設定をするのもひと手間あり、一週間のうち10分だけオンライン診療に充てるのもメリットが少ない、等です。

    オンライン診療については、90年代の終わりから、すでに遠隔医療の取り組みがはじまっていました。

    私は20年近く前、当時「日本で初めて」という遠隔診療の実験を見たことがあります。

    2001年ですが、大阪駅近くのホテルでネパールの病院と日本とを衛星インターネット回線でつなぎ、手術の画像や音声を送る実験をしました。

    参加者は10人程度で医者ばかり。パソコンが得意で、かつ、途上国の医療に興味がある、という非常にマイナーな興味を持った人たちの集まり(全員男性、ある意味オタク)でした。

    ネパールの地方の病院を援助している医療NGOが企画したもので、 医者が日本にいながら、ネパールの病院に アドバイスや指示を送って、的確な診断や手術ができるようにしようという考えでした。

    日本にいる私たちのパソコン画面に、ネパールの病院の部屋の様子が映し出され、現地の病院のスタッフの顔が次々と 映し出されました。

    「おお~っ!」

    現地でパソコンのセットアップをしてくれた医者に「聞こえますかあ?」と質問すると、

    「・・・」

    5秒くらい遅れて「聞こえますよお」と返事が。

    新生児の腹部レントゲン写真を読んだり、子供のそけいヘルニアの手術など診たり

    ネパールの病院でのX線写真を確認したり、手術の様子が日本にいる私たちにも伝わりました。

    手術は、赤いものが見えて、なにかやっているんだろう、程度はわかりました。

    ただ実際の手術指導はとてもムリ。

    例えば手術中に出血を起こして、それを見て日本で止血の指示を出して、とやっていたら、対応が遅すぎて、おそらく患者は死んでしまうでしょう。

    当時最速のISDN回線ですが通信速度に限度があるので、動画はコマ送り。開発されて間もないソフトウエアは、ウインドウズ98のOSで動くのですが、パソコンがメモリーオーバーですぐ止まる。何度も再起動。

    今から考えると実用には遠かったです。

    「ネパールの病院と日本をつないで医療をした日本初のケースだ!」と参加者は喜んでいましたが、大の大人(医者でPCオタク)が集まってワイワイやっていました。

    ちょっと離れて見ていた私には、糸電話を作った小学生が 声が聞こえることを発見して喜んでいるような感じでした。

    頭の中で考えると、理想的ですが、実際やってみると大変なことがわかりました。

     

  • 寒い日の風呂

    寒い日が続いていますね。

    こんなとき、暖かいお風呂につかると、

    気持ちいい!・・・

    ですね。

    私、若いころから40代までは浴槽につかる習慣がありませんでした。

    シャワーのみでした。

    「フロに入らない」と言うと

    「あんた、それでも日本人か」みたいな事もいわれましたが

    そもそも風呂に毎日入るのは日本固有の習慣でしょうか?

    そして風呂に入ることが健康にいいのでしょうか?

    大いに疑問を持っています。

    日本では近代からは銭湯という形で公の浴場ができ

    戦後かなりの時期まで、他人の家に風呂を浴びに行く「もらい湯」もありました。

    しかし日本人は昔から毎日フロに入っていたわけではない。

    また 風呂が健康にいいとは限らない。

    風呂に入る前後で血圧の上下の変動が大きく、体にとって大きなストレスとなります。血管系の病気のある人は要注意。また風呂は滑って転びやすいです。

    冬の湯ぶねは筋力の落ちた高齢者にとっては危険なものです。平成28年の消費者庁の報告では4866人が家庭の浴槽で溺死しこれはそれまでの10年間に1.7倍の増加だったとか。また救急車の搬送からの推計では1万9000人が入浴中の事故死(溺水以外の原因も含む)とされています。

    *私が救急部で仕事をしていたころ、お風呂でおぼれた溺死者が運ばれてくることがよくありました。

    救急車から運ばれた時点で裸なので、点滴のために服を脱がす必要はないのですが、溺死して時間が経っていると死後硬直を起こし、ストレッチャーに移すときも両腕を伸ばしたまま、マネキン人形みたいな硬直した状態になっていた症例もありました。

    日本では交通事故による死者の数よりも、風呂で死ぬ人の数の方が多い事は意外と知られていない事実です。

    適度な入浴は新陳代謝を高め、たしかに健康にも良いですが、高齢者は寒暖差の激しい場所を避ける、入浴後に急に立ち上がらない、家族に一声かける、などの工夫をしましょう。

    最近の外国人の観光ブームで

    「日本ではサルも温泉に入るんだって!

    と評判になり、地獄谷のサルが話題になるのですが、サルは人間と違って汗腺の数が少ないので湯冷めしにくいそうです。

     

     

     

     

  • 1月20日は血栓予防の日

     

    一年のうちで一番寒い時期を「大寒」といい毎年1月20日前後にあたります。

    1月20日といえば何の日か知っていますか?

    血栓予防の日 だそうです。日本ナットウキナーゼ協会が制定しました。

    日本人の死因はガンを除くと、心臓や脳血管障害などの血管の病気が多い。

    血栓はこうした血管の病気の原因になっていて、1月に血栓が原因で死亡する人が一番多い。

    そこで1月20日を2(ツ)0(マル)にかけて、血栓予防の日としたのだそうです。

    nattou

    ナットウキナーゼとは、納豆が作られる過程で納豆菌が産生する物質ですが、強力な血栓溶解作用があり、

    納豆を食べることで血栓を予防できます。1日1パック程度で良いとか。

    心臓や血管の病気で血栓を予防する薬(ワーファリン)を飲んでいる人は、納豆を食べると薬の効果が強く出てしまって、逆に出血を起こしやすくなる副作用が出てしまうので注意です。

    納豆は大豆タンパク、イソフラボンなど体に良い成分が知られていますが、

    とくにこの時期、受験生にもお勧めです。

    ビタミンBが糖質をエネルギーに変え脳の働きが良くなると考えられています。

    また大豆に含まれるレシチンは記憶力を高める働きがあります。

    納豆はその粘り強さから受験によい食べ物とされています。

     

    私はネバネバが「ネバーギブアップ!」にかかっているだけかと思っていました。

     

    私も納豆を毎日食べます。

     

    パックから取り出して、よく混ぜたほうがおいしくなる、とか言われますが

    納豆は、かき混ぜれば混ぜるほど、うま味が増す」というのはウソだそうです。

    食感は変わりますが、グルタミン酸の量に変化はない。と日経新聞の記事に書かれていました。

    「かき混ぜれば混ぜるほど、おいしくなるんだよ」と、私の子供の頃、父はうれしそうに納豆をグルグル混ぜていましたが、

    (じゃあ、10回より100回、100回より1000回混ぜたら、ものすごくおいしい納豆ができるのか、そんなわけないじゃん)

    と私は思っていました。

    300回を超えて混ぜていると(実験では1万回まで混ぜていた)

    納豆の触感が悪くなってくるので、あまりおいしくなくなってくるそうです。

    最近納豆を食べていて思う事ですが、納豆を食べると必ず出るタレやカラシ、あれ無くてもいいのではないでしょうか。

    私はカラシ使わないので、使わないのにゴミになるのが気になります。タレだって、きれいに切って中身を出せることが少なく、ちょっと手に付いてしまったり、しませんか?

    タレのないのがたまに売られていますが、そのほうがゴミも少なくてよいと思いますが、あまり人気がないようです。

    スチロール製のパックだってゴミになってます。

    いっそのこと、ソーダ水のサーバーみたいに「納豆サーバー」みたいの、ないでしょうか。

    レバーを押すと納豆がニュルニュル出てくる、みたいな。

     

     

     

  • 特別な震災記念日

    阪神大震災から30年。

    私にとっては今回特別な日です。私は今年60歳になりますが、震災の時私は30歳で、今までの人生のちょうど真ん中で震災を経験したことになります。

    私は医学部卒業して、2年の研修期間が終わって、救急処置もばっちり身について、医者として「なんでもかかってこい!」のやる気満々の状態だったので、

    被災地を医療ボランティアとしてテンション上がりまくりで、張り切って活動していました。有形財産とか、失って困るものはありませんでした。

    トリアージ」(死にそうな重症の患者を救うのをあきらめて、助かる命を救うために診療の優先順位をつけること)「クラッシュシンドローム」(圧迫によって災害から時間が経ってから腎臓の機能低下をおこすこと)「災害ボランティア」など、この震災がきっかけで生まれたコトバも多いです。

    被災地に立つ私 1995年1月

    地震の後、電気や水道・ガスのライフラインが止まってしまい、不便な生活を強いられました。

    雪は降りませんでしたが、部屋の中にいても温める電気やガスがないと寒いものです。夜は真っ暗。

    とくに水は困りました。

    都会では、排泄するにも水が要る(野グソはできない)ので、ウンチができなくて、困ってしまうのです。

    電気がなければ医療機器を動かすこともできません。仕事にならない。

    地震の後しばらくお風呂に入れてもらったり水をもらいに行きました。

    自衛隊が設営したテントの風呂もありがたかったです。

    神戸の冬は気温は寒かったですが、人の心の温かさを感じました。

     

     

    当時私は研修医で、神戸市内のある大病院の敷地内の官舎に住んでいました。

    宿舎は研修医のために作られたもので、たしか研修医全員一人で住んでいた・・・ はずでした。

    明け方の大きな揺れの後、みんなそれぞれ寝起きのまま、部屋から飛び出してきました。

    私の近くに住む、耳鼻科の先生の部屋からは、

    若い女の子が先生と一緒に部屋から飛び出してきた!

     

    見ると手術室のナースだった!

     

    まじめな、耳鼻科の先生だったのに!

  • 冬に外来が混む理由

    寒くなりましたね。

    婦人科のクリニックって、冬は混むって知ってました?

    うちのクリニック、おかげさまで、外来に診察を受けに来る患者さんは毎日多いです。

    患者さんのお悩みに、時間をとって真剣に対応し、なおかつ、患者さんをお待たせしないで診察するのは、矛盾していて、結構なスキルを要します。

    (なるべくムダな時間を減らしたい)と考えて診察をしていますが、その中でもコントロールが難しい部分があります。

    一つは「患者が着替えている時間

    婦人科の診察というと、生殖器の部分を診察するので、服を脱いで、診察を受けて、診察が終わったらまた着る、ことをしなければなりません。

    寒い時期には、着ているものが多いので、服装の少ない夏と比べると時間がかかります。

    あとは患者の年齢。

    年を取ると、着替えに時間がかかる。あくまで私の印象ですが、20代の人が着替えに30秒かけているとすると、60代の人だと50秒くらい、80代の人では90秒(3倍)以上かかります。

    年を取ると、重ね着をしている人も多い、ズボンにストッキング、レッグウォーマー、靴下重ねて2枚・・・ 足腰の筋力が落ちているので、片足立ちが難しい人も多い。

    「患者さん」なので、時間のかかる着替えに文句を言う事もできません。

    自分だって、あと10年、20年して年寄りと呼ばれるような年になったら、病院へ行ったときに、モタモタして職員をイライラさせているかもしれないし、年齢からくる能力の低下をばかにしてはいけないと思っています。

    ある80代のおばあちゃんの診察の時は、内診終わって、私が30mくらい離れた院長室に戻って、資料を取って、コーヒー飲んで、また診察室に戻ってきたら、まだカーテンの向こうで着替えをしていたことがありました。

    自分の経験を振り返ってみたら、そういえば、私も幼少期に、親をイライラさせていたことを思い出しました。たぶん小学生の1年か2年くらいの頃と思います。

    「またトイレにこもって出てこないんだね!」

    小さいころの私は、悪さをして親に怒られると、トイレにこもって、トイレの中でシクシク泣いていることが多かったです。

     

     

     

     

     

     

     

  • 成人式

    大人になりたくない」という理由で、私は成人式に出席しませんでした。

    大人になりたくなくても、時間が経てば、勝手に大人とされてしまう・・・ことに気が付いたのは10年以上経ってからでした。

    成人式には出ておけばよかった。

    成人することに抵抗を覚えて、悶々とした日々が、私にはあったのですが、つまんねえ事で悩んでいたなあ。

    そういうわけで、大人社会へ入れられることに戸惑いを感じる10代の人たちには、共感を覚えます。

    最近、10代後半で妊娠してクリニックを訪れる人が増えました。

    昔の日本人は15歳を過ぎれば妊娠・結婚・出産していたし、生物学的にも成人と変わりません。周りの環境(これから進学したい、とか親御さんのサポートの有無とか)を別にすれば、とくに妊娠を禁じる理由はない。むしろ、少子化の現在、10代から安心して出産・子育てができる社会に変わらなければ。

    若い人の出産はスムーズに進むことが多く、「安産おめでとう!」と言ってあげられることが多いです。

    でも、ちょっとためらうのが、出産した人のパートナーの年齢が近い場合。

    お父さんおめでとう!」と言ったものの、相手の顔をみると、どうみても中学生とか高校生。

    お父さんと呼ぶにしてはあまりに若すぎる!

     

     

     

     

     

  • スズキさん ありがとう

    この世から軽トラックがなくなったら・・・想像もできないくらい、日常の生活で軽トラックのお世話になっています。

    実は去年ダイハツからスズキの軽トラックに買い替えました。

    先月、自動車会社スズキの社長だった鈴木修氏が亡くなりました。私の住んでいる静岡県の西部はホンダの創始者本田宗一郎の出身地があったり、トヨタの先祖の生まれたところだったり、ヤマハの創業地だったりと、モノづくりの盛んな土地柄で、スズキもその一つです。この土地の人の起業家精神を「やらまいか精神」と表現しますが、私もクリニック開業のときは

    (ちょっとやらまいか)

    と思って開業したので、スズキの社長さんにも気持ちが通じるところがあった気がします。

    「乾いたぞうきんを絞るような努力をしろ」とか、 「白黒のコピーで済むならカラーコピーは禁止」とか日常の業務でも、この社長のお言葉を思い出すことも多かったです。

    カスタマイズしたくなってスズキのロゴを貼ってみました

     

    ここら辺に住んでいる人ならわかると思いますが、「スズキさん」という姓ってやたらと多いですよね。

    女性の名前を呼ぶ時、鈴木さんの場合は「ヒロミさん」、「アイさん」、「ミサキさん」とか下の名前で呼ぶことが多くなるのは仕方ないのですが、開業してしばらく経ってくると複数の「スズキ〇〇さん」がカルテの名前で出てくるので、どのスズキさんだったか思い出すのが困難になってきます。

    その一方で、「与那城さん」(テキトーに掲載しましたが日本に2100人しかいないそうです)とか「森久保」(日本に2100人)というような名前だと、どういう人かしっかり記憶に残ります。

     

     

     

  • 歩くパワースポット

    あけましておめでとうございます。

    新年の決心とか抱負とか、ありますか?

    私は、新年になったからといって、新しい目標を決めることはとくにしない、のですが、きらっと胸に刺さる言葉に出会いました。

    あっという間に人は死ぬから」(佐藤舞 著)

    簡単にいうと自己啓発書の一種です。YouTubeでたまたま(この人面白い)と思ったので、本を買ってみました。

    本人自身が、フツーの人から40万人のフォロワーがいるYouTuber件コンサルタントになるという、劇的な体験をしています。その中で得られた体験や気づきを言語化して、本にまとめたものです。

    人生に対して、つらさを感じるのは、どういう時か、焦っていると感じるのはどうしてか、冷静な気持ちで分析し、それに向き合うことで、乗り越える力が生まれる。

    簡単にいうと、そういうことです。認知行動療法とかACTとか、一般にはなじみがないので、万人向けではないですが、自分の苦しさにもがいていて、そこから抜け出したいと必死で考えている人には良い本だと思います。

    昔からPDCAとか目標を決めて、評価するとかありますが、(言い方を変えて、いろいろありますが)、著者の価値観の設定で目を引いたのが

    歩くパワースポットになり、他者に本質的な気づきと影響を与える

    です。そうか、著名人て、自分が何もしていないのに、ファンが勝手に自己変容していくってケース、ありますもんねえ。

    パワースポットって、歩くんすか。

    ちなみに、私、「あっという間に」今年60歳になります。

     

  • 診療予約
  • 採用情報
  • ブログ
アクセスマップ

〒438-0002
静岡県磐田市大久保896-39

診療時間

9:00~12:00 14:30~17:30

水・土は午前のみ/日・祝は休診

アクセスマップ
ページの先頭へ