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院長ブログ

自衛隊

大阪ではコロナ感染症で医療従事者が不足し、自衛隊に応援をお願いしたそうです。

 

平和な今の日本では災害派遣で目にすることが多いですが、頼もしい存在です。

陸上自衛隊HPより引用

コロナ渦のこの現在、慢性のストレスで「うつ」になる人も多いですが、自衛隊式のストレス対処法もぜひ参考にするべきでしょう。10年前くらいに「しばられてみる生き方」という元自衛隊員の心理カウンセラーが書いた本がベストセラーになりました。

内容の一部を私なりに解説すると、自由で束縛されないのはむしろ選択の苦しみが生じる、「プチ束縛」があり階級社会の中で生きているほうがむしろラクではないか。

達成可能な目標を作ってチャレンジしていくこと、チームで悩みを共有することなど軍隊は「ストレスコントロールの宝庫」であると、著者は諭しています。

***

さて、私と自衛隊とのかかわりは、私が産婦人科医になって、病院当直のアルバイトをするようになった時です。

「当直料ちょっと安いんだけど・・・」

新しく入ったばかりの産婦人科医だった私は、自衛隊病院というあまり人気のないバイト先を紹介されました。大阪の伊丹にある自衛隊駐屯地に月一回の週末当直。

当直の行きかえりに駅から自衛隊のクルマの送迎をしてくれるのですが、30年以上前の年式の古い自動車を、ちゃんと整備して、きれいに磨き上げて使っているのが印象的でした。

自衛隊病院の産婦人科というと・・・ヒマなところです。

当直の産婦人科医がすることは、主に出産の立ち合いをするのですが、出産するのは女性。当然ながら、自衛隊員は男性が大部分で、対象は自衛隊員が夫であるその家族(奥さん)の妊娠に関係することです。

当直に行ったものの、出産はなく、食事をいただいて、寝て、帰ってくるだけのこともありました。

あまりヒマなので、そのころ流行りだしたインターネットのホームページ作成に興味がわき、当直中に自分のホームページを作ったのが、現在の私のブログの起源です。

普段は入院患者も少なく、ひっそりとした病棟なのですが、出産の陣痛が来た産婦さんが入院すると状況は一変します。

まったく人の気配のなかった病棟に、ワラワラとスタッフが「湧き出てくるように」現れます。助産師、看護師、新生児担当のナース。

陣痛が始まった産婦さんの隣の部屋では、助産師がやる気マンマンでスタンバイしています。

平時は何もないが、有事には戦闘モードに入るという変わり身の早さが「自衛隊的」でした。

 

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