院長ブログ
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子供は純粋
2023年6月22日|院長ブログ
子供は純粋である。
診察室で妊婦さんの診察をしているが上の子供を連れてくる妊婦さんも多い。
先日、私が妊婦さんのお腹の超音波(エコー)検査をしていて
「タマがみえるから、男の子かもしれないな~」
と話したら、母のそばにいた3歳くらい男の子が
「キンタマだ~ キンタマだあ」
とうれしそうに大声ではしゃいでいました。
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その昔、「ピンポンパン」という子供向けの番組があって
幼稚園くらいの子供10人と若いお姉さんがテレビのスタジオでお遊戯をする番組がありました。「みんなあ、きょうは~ 言葉さがしゲームよ~!」 若いお姉さんが明るく園児に語りかける。
「ハァ~イ」と子供たちが元気よく手をあげる。
「今日は”き”のつくコトバで何か知ってるかなあ?」
「ハーイ、キノコ!」
「よくできましたね、マサオ君は?」
「きのぼり!」
「はあーい、正解で~す」
子供たちが、元気よく答えていました。
その中で、一人、ひときわ大きな声で、手を上げた男の子がいた
「ケンジ君はなぁに?」 お姉さんがにこやかに尋ねた。
「○ンタマ!」
子供の扱いにかけてはベテランのはずの お姉さんの口の端にヒクヒクと緊張が走った。
「ケンジ君、そうねえ、も、もうちょっときれいなモノはあるかしら?」
すかさず、その男の子は叫んだ。
「きれいな○ンタマ!」
次の瞬間、テレビの画面がガタガタと揺れて
「調整中 しばらくお待ちください」
の文字が画面に・・・
数十秒後、もとの画面に戻ると
その男の子がいた席には、男の子のかわりに
クマのぬいぐるみが置かれていました。 。 。
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スモモ
2023年6月18日|院長ブログ
実家の畑 の脇に高さ3mくらいのスモモの木があります。
毎年この時期になると、スモモの実が熟して、ボタボタと地面に落ちてきます。
一斉に実が落ちるので、タイミングが合えば実が沢山取れます。
先日スモモの近くで草むしりをしていると、「スイマセーン」と声、見るとアジア系外国人の若い女の子二人が立っている。小柄で20代くらい。近所に住んでいる技能実習生らしい。
スモモの木を指さして「アレ モラエマスカ?」とカタコトの日本語。
自分が取っても余るので「ああ、どうぞ~」と笑顔を作って、言いました。
女の子たち、手を伸ばして届くくらいの実を取ったら、帰るのかな、と草むしりしながら、チラチラ見ていると・・・
二人はトラのように猛然と木に登りだし、葉っぱに隠れて姿が見えなくなるくらい、するすると高いところに登っていき、スモモの実をもいでる。
(そんなに沢山取るとは思ってなかった・・・)
しばし呆然・・・
「いいよ」、と言ってしまった手前 ちょっとやめてよとは言いにくい。日本語通じにくいし。
ポリ袋に実を取った女の子の一人が、木から降りてしばらくすると、今度は、体格の良い男性を連れてきた。
男性はさらに枝の高い方に登って、手に届く限りのスモモを取っている。
3人がかりで、10分くらいして、人間の手で届く限りのスモモを取りつくした後、「アリガト~」と言って帰っていきました。
(国際親善、国際親善・・・)と心に念じながら「良かったね~」と笑顔を作って見送りました。
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食べものをあげる、という行為は、言葉が分からなくても善意の印。
昔私が医学生の頃ですが、カンボジアでNGOの仕事の見学をしたことがあります。ワクチン接種で、地方を回っていた時のことです。
イナカで、何もないところでした。若い男女が、自分の家の庭先に生っているスモモを、私のためにと、気に登って取ってきて、プレゼントしてくれたことがあります。言葉もわかりませんでしたが気持ちが伝わってきました。
金銭のお礼よりも気持ちが伝わってうれしかった。
このことを日本に帰って、友達に伝えようと、袋一杯、スーツケースに入れて、日本に戻ってきました。
なんと、空港の検疫でスーツケースの中のスモモを発見されてしまい、「国内へ持ち込めません」と職員に言われました。
病気を持ち込む危険があるので、果物はみだりに持ち込んでいけないのだそうです。
思い出のスモモは全部没収されてしまいました。
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カードが不正利用される
2023年6月14日|院長ブログ
私のクレジットカードが不正利用されていました。
1週間ほど前、毎月の利用明細をぼーっと見ていたらアマゾンプライムの引き落としがやけに高い。
年間4900円と言っておきながら、毎月2000円ずつ引き落とされている。
・・・もしや、不正利用?
アマゾンのお問い合わせのウェブサイトをあちこち探してみましたが、FAQばかりで肝心のお問い合わせ電話番号が出てきません。(苦情を簡単に受けないようにしてるんだな)とイライラしながら、ウェブサイトを探し回るも、見つからず。
次にクレジットカード会社に連絡しました。長い長い、「もうしばらくお待ちください」の自動音声を10分以上聞いて、やっと人間が対応。
「不正利用かもしれないから、引き落とし止めて」と言ったところ、「私たちのところではよくわからないから アマゾンに聞いてみて」と言われました。
アマゾンがわからないから、オタクに聞いているんですよ、とまた内心イライラしながら、消費者庁に相談することにしました。
消費者庁のウェブサイトから、消費者相談を探すと郵便番号入力欄があって、地元の消費者相談センターにつながりました。善良そうな中年女性の声が対応しました。
しばらく調べていただいた後、アマゾンの問い合わせ電話番号があるから、そちらに聞いてみて、と。
(やっぱりアマゾンかい)と思いながら指示された電話番号にかけて、しばらく待つと、やっと人が出ました。
当方の支払い履歴を確認して、それに記録がなければ、うちでの購入ではない、と言います。「クレジットカード会社に相談して、引き落としの停止と処置をしてもらったほうが良いと」と言われる。「Amazonからのメールはco.jpがついているので、そうでないamazonの利用は、うちのものではありません」と、やんわりと、アマゾンジャパンの責任の範囲ではありませんと諭されました。
再びカード会社に連絡したところ、前回私が電話で相談したことを記録してくれていて「それでは、不正の引き落としのようなので、不正に引き落とした業者の取引を停止します」ということになりました。新しい番号のついたカードを送ります。、ということで、この事件、決着の道筋が見えました。
明細をたどってみると、昨年12月に4万5千円の異常な引き落としがありました。その時のメール受信を確認してびっくりしました。「シャワーヘッド」を購入したことになっているしかも「カリフォルニアのロスアンゼルスに発送します」となっていました。↓
たしかにそのころ、メールを読んでびっくりした記憶はありますが、仕事いそがしいし最近たくさん届くSPAMメールの一種かと思っていて、そのまま放置していてなにもアクションを起こしていませんでした。。
不正利用はさかのぼって2カ月までの引き落としを返金するが、それ以前は対応しないことになっている、とのことで、昨年12月に4万円近く不正利用された件は、泣き寝入りとなりました。
クレジットカードで不正利用にあった件、自分はこれが初めてですが、やはり注意したほうがいいですね。
勝手に課金されるサブスクリプションのアプリ等、入れるとわけがわからなくなりそうなので、できるだけ入りませんし、クレジットカードも個人用は一枚しか持っていませんが、トラブルに会う時は会うものです。
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岡崎城
2023年6月11日|院長ブログ
お休みをいただいて、岡崎城を見学に行ってきました。
大河ドラマ「どうする家康」の舞台の一つです。徳川家康が生まれ育った場所で、立派なお城があります。
お城の内部は見学できるようになっていて、城を作った当時の人々の暮らしぶりから、城主のことなど展示されています。
城址の公園内にはドラマに並行して「大河ドラマ館」が作られていて、今放映されている登場人物の役作りやストーリーについて説明があり、大河ドラマをより楽しめるようになっています。入り口から入るとディスプレーに松ジュンが出ていて、「岡崎の人に助けられて、家康は育ったのだとよくわかりました」と言っていました。
徳川家康を輩出したのは、ここ岡崎ですよ、というメッセージがよく伝わってきました。岡崎の人にとって、家康が生死を分けた大事件は大樹寺で襲われそうになって自害しようとした事件です。地元のヒーローです。
さて、帰りに時間があったので、徳川家康がしばらく住んでいた浜松城も見学に行ってきました。浜松市にとっても家康は地元のヒーローです。
岡崎城に行った後で浜松城に入ると、どうしても比べてしまうのですが、浜松城は小さくてしょぼい。 城址公園内にも大河ドラマ館もあり、行ってみました。入り口にはやはりディスプレーがあって、松ジュンが「浜松の人に助けられて、家康は活躍したのだとよくわかりました」と今度は浜松に媚びるようなことを言っている(気がしました)。
浜松の人にとっては、家康が生死を分けた大事件は三方ヶ原の戦いです。
大河ドラマ館は静岡市にもあるようなので、また時間があったら行ってみたいです。徳川家康は岡崎から浜松 静岡市、江戸と点々としたので、それぞれのところで、家康との縁をアピールしていますが、アピールの仕方が違っていて面白いと思いました。
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雨の季節
2023年6月7日|院長ブログ
梅雨前線が日本列島にかかって雨の多い季節になりましたね。
日本にいると、「うっとおしい」と表現される雨の季節ですが、水の少ない国で過ごしてみると、まったく違って感じられます。
私は雨の少ないアフガニスタンで一年間過ごしたことがあります。
6月から全く雨の降らない季節がはじまり、これが半年近く続きました。
町全体が真っ白になるような埃と40度を越える熱風の中で生活した毎日。
遠くの山の雪が解けて細々と流れてくる小さな川があります。
これを灌漑(かんがい)の水路に引っぱって、畑の農作物を潤すのですが、
水路の水の量も限られているので、取り合いになって、
農民たちの間で殺し合いの事件が発生したこともあります。
水がないと人間の心まで乾いているものか、と思ったものです。
乾いた土地で取れる農作物といえば、スイカとメロンでした。
日本にいる友人に「ここでは毎日メロンが食べれる」と言ったら
うらやましがられましたが、田舎に行けばメロン「しか」果物がなく、
食生活でひもじい思いをしたものです。町を走っているクルマはほとんど中古車でしたが、
ワイパーが壊れていて、動かないワイパーに取り付けたヒモを
中から運転手が時々引っ張って手動のワイパーにしていたり、
中にはワイパーもフロントガラスすらなく、
運転手が顔面に雨を浴びたまま走る、オンボロ車もありました。雨がふるとき、少し ほっとしませんか?
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立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花
2023年6月4日|院長ブログ
「立てば芍薬(しゃくやく)、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
美人を表すことわざがあります。芍薬も百合も、静岡ではちょうど見ごろです。
芍薬は、すらっと伸びた茎の先端に美しい花を咲かせる為、その姿はまるで美しい女性が立つ様と表現されます。
百合は風に揺れる様が美しいため、美しい女性が歩く姿のようだ、との由来があります。よく栽培されている花も漢方薬として利用されることがあり、芍薬もその一つです。
産婦人科の外来には、生理の異常で来られる患者さんも多いのですが、どういうわけか、芍薬(美人)のようなすらっとした人で、生理不順の人が多い。
芍薬美人といえば生理不順、と言ったら言い過ぎですが、ホルモン薬についでよく使われる薬が漢方薬の、あの「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」なのです。
「やせている、生理不順」→ 当帰芍薬散 という治療がぴったり当てはまるのです。
漢方薬は、患者の「証」いわゆるタイプ、のようなものがあって証が合えばよく効く(が、証が合わないと効かない)とされています。やせて、エネルギーの少ない状態を「虚証(きょしょう」と言うのですが、当帰芍薬散は虚証に効果があります。
漢方には、いろいろな専門用語があるのですが、最近話題になるのが「瘀血(おけつ)」という状態です。
血の巡りが滞って、体の不調が出ていることを瘀血(おけつ)と 本来呼ぶのですが、間違って理解していた患者さんがいて、笑えました。
「生理の時に肛門のあたりが痛いんですけど、これってオケツですか? 」
と質問された、20代の患者さんがいました。ちなみに「芍薬のような」と表現しても差し支えない、美しい方でした。
生理の時に、排便痛があるのは、子宮内膜症でみられる症状なので、婦人科の治療の対象ではあるのですが・・・
この人は「お尻」のことを「おけつ」と勘違いしていました。
「たしかに瘀血(おけつ)ではありますけど・・・オケツではないですよねえ」
真面目な表情になるよう努力して、私は答えました。
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ハンター
2023年5月31日|院長ブログ
最近、銃の発砲で人が殺される事件があったりして、日本でも銃の所有を厳しくしたほうが良いという意見も出ています。
日本での銃撃による死亡は昨年だけで9件あったそうで、4万8千人(2021年)が銃で死んでいるアメリカと比較するとはるかに少ないです。
日本で銃が許可されているのはシカやイノシシの害獣の駆除のためですが、地方では畑を荒らす動物の被害が年々増えている一方で、
動物を駆除する、狩猟免許を持ったハンターは高齢化で数が少なくなっているそうです。
新たに狩猟免許を取る人も少ないとか。
資格を持った人が高齢化している・・・
最近私は、自分の職業の団体である産婦人科医会に出席してきましたが、ここでも似たようなことが話題になっていました。
妊娠中絶の資格である、母体保護法指定医です。
法律の下で中絶することができる母体保護法指定医を持った医師が高齢化し、新たに資格を取る人もおらず、困っているのだそうです。
糖尿病などの合併症を持つ妊婦で、やむを得ず妊娠をあきらめないといけない症例に、最近では総合病院の部長級クラスの医師でも中絶のできる資格の医師がいないので、困っているのだとか。
業界のことを知っている私としては、中絶をすることで利益が出るわけでもないし、社会的にも好ましくないと感じられているので、積極的に取得したくないと思う産婦人科医が多いのもうなずけます。
命の殺生にかかわっていて、なんとなく必要だけど、資格をとるのは面倒、ハンターの資格と母体保護法指定医の資格は「前世紀の遺物」になるのでしょうか。
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初夏の肌対策
2023年5月28日|院長ブログ
5月は一年の内でも日射量も増え、紫外線量の強い月です。
もともと私アウトドア派なので、昔は日焼けして真っ黒になるのがうれしかった時期があります。
バイクを乗り回していた頃は遠出し半袖の線と腕時計の跡がくっきり白く「バイク焼け」が自慢でしたが・・・
医学部の学生時代に皮膚科の講義で、紫外線がいかに体に悪いか教えられました。 「皮膚ガン」のスライドを山のように見せ付けられ、怖くなりましたが、その皮膚科の教授は「紫外線と皮膚」が専門でした。
医学的には紫外線に当たっても「百害あって一利なし」です。
広がりつつあるオゾンホールが関係しているのか、 白色人種が多いオーストラリアでは皮膚癌も日本の20倍の発生率があります。
以前は日光浴はビタミンDの産生を助けるとして子どもの日光浴も奨励されていました。 現在では紫外線が免疫力を低下させることがわかり、母子健康手帳からも「日光浴のすすめ」 はかなり前から削除されています。
直射日光が健康に良いとする根拠はどこにもないそうです。
日焼け止めのクリームが勧められますが、SPF(sun protection factor)という値はご存知ですか
たとえばSPF15とは、クリームを塗っていない人と比べて同じ日焼けをするのに15倍の時間がかかる ということです。
最近、婦人科の診察室にも、皮膚の異常を訴えてくる人も多いです。 ホルモンの状態と関連することもあります。
さて、 何年か前のこと、下着で皮膚がかぶれた、という女性が診察に来ました。
肌を気にする年齢は過ぎたと思われる、50代の肥えた女性。
「軽いステロイド系のクリームがよく効きますから 出しておきましょう。抗ヒスタミン剤もありますが。 一本で効くと思いますよ。」
私がそう言うと、不満そうな顔。
「ぬり薬、どうせなら3本まとめてちょうだいよ。 ああ、それからこの薬もついでにもらっとこうかしら。」
必要以上に処方すれば、保険の不正使用です。
「そんなに沢山は必要ないですよ」
「いいのよ、なんかあったときに使うから。私、皮膚、弱いんだから。あと湿布もちょうだいねっ!」
しぶしぶ、言われたとおり処方することにしましたが、
部屋から出て行った後で、私はこう、言いたくなりました。
「…それは”ツラの皮が厚い”って言うのでございますよ」
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レントゲンの読影
2023年5月24日|院長ブログ
私が開業する前、1990年代くらいまでは、開業医にはレントゲンの機械を持っているところが多かったです。
健康診断で経験されることも多いですが、レントゲン(単純エックス線)は呼吸器や骨を調べるのに適しています。
産婦人科では、出産前の胎児の頭と骨盤を撮影して、難産の原因がないか検査することがありました。最近では、それほど役に立たないので使われなくなりました。
私が総合病院に勤めていた頃は、がんの転移とか、重症の妊娠高血圧で胸に水がたまるとか、重症が多いので、胸部レントゲンも有用な診断方法でした。
あなたも一度は目にしたことがある胸部X線写真は、素人が見れば、アバラ骨が並んでいるだけですが、専門家の目で見れば、いろいろなものが見えてきます。
肺炎の痕。大動脈の蛇行と石灰化から考えられる動脈硬化。
心臓の肥大から推測される慢性の貧血、骨の透過性から骨粗しょう症が疑える等々、いろんな情報が入っています。私が医学生の頃、心臓外科の講義で、患者の10代の女性を前にして、教授が
「今日はあなたの胸の写真を見せてもらいますよ」
と言ったところ、その女性がにこやかに笑って
「いいですよ」と言いました。
単純な私(を含めて何人かの学生)は(パジャマ脱いで、オッパイ見せるんか!?)とぎくっとしたのですが、
教室の前のスクリーンに映し出されたその写真は、「胸の(レントゲン)写真」でした。
手術によって心不全が治って、心臓の大きさが元に戻った、という手術成功例の症例提示だったのですが、いかにぼーっと話を聞いていたか思い知らされました。
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私が総合病院に勤めていた研修医時代は、いっしょに写真を眺めている若い看護師をからかってみたことがあります。
胸の術前写真を眺めながら、
「君、大変だよ。肺の真中に孤立性の腫瘤陰影が見えるよ。これってガンじゃないかなあ?」と私。
帝王切開のため入院した人の胸のレントゲン写真、
素人目には、肺の真中に丸くて小さい、直径1センチくらいの腫瘍のような影が見える。
「こりゃ絶対、ガンだよ!」
ギクッとした表情で、写真をのぞきこんでいるナースに、数秒間をおいて
「ウッソー。 乳首が映っているだけだよ~ん。」
(条件によって乳頭の陰が映ることがあるのです)
胸部x線写真は白黒の写真だから変な勘違いをすることもあって面白いです。
私が救急当直をしていた時あわてて撮影した胸部レントゲン写真に何かの影が映りこんでいました。
「これって食道内異物じゃないか!?」
「内視鏡で摘出したほうがよさそうだな」
と仲間の研修医と話し合っているところへ、先輩の医師がきて写真をのぞきこんだ。
「おまえたち、こりゃ、はずし忘れたブラのホックだよ」
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この世に確実なものは何もない。 死と税金を除いては。
2023年5月21日|院長ブログ
この世に確実なものは何もない。死と税金を除いては。
ベンジャミン・フランクリンの有名な格言です。
最近は物価も上がり、モノの値段が上がっている。今年秋からはインボイス制度も始まるというのに、私はまだ全然わかっている気がしません。クリニックの会計のややこしいところは、「医療に関するところは非課税だけど、そうでない所は課税対象」というよくわからないルールがあるからです。税理士さんに会った時に質問してみましたが、
「一言でいうと×△ 〇・・・」
一言で言ってもらっても、税にうとい私の頭にはのこりません。
さて、数年前のある日、私のところに税務署から急に税務調査が入りました。
新しくクリニックが開業したばかりの時に一回は経験していますが、あまりうれしくないものです。
前回の時には刑事さんみたいな調査官に根ほり葉ほり聞かれて、
私は嫌疑をかけられた罪人になった気がして、後味が悪かったのです。
当方、真面目にやっているつもりで隠すことはないのですが、従業員も規模も普通のクリニックと比べて大きいため、探りが入ったのでしょう。
病院や医療機関は、保険診療が主な収入なので、脱税は補足されにくいのですが、美容外科や産婦人科は保険でない、「自由診療」の割合が大きいので、税務署も調査の対象になると思ったかもしれません。
サラリーマンも同じですが「経費」として認められるかどうかは非常に重要なポイントで、
今回の調査でも経費が対象になりました。
たとえば、スタッフ対象に宴会を開いた場合、スタッフ全員が参加できないと経費として認められない と税理士から助言を受けました。
私のようなクリニックでは24時間職員を常駐させているので、職員が100%参加して外食することはあり得ないのです。
例外的に、そうした場合でも正社員が半数以上参加していれば宴会の出費を経費と認めうる、そうなのですが
私はそんなこと知りませんでした。
「そんなこと知りませんでした」では通らないのが徴税の世界なので、私のような素人は得体のしれない不安感に包まれて数日過ごしていたのですが。
最終日やっとお帰りになりました。
「ムショ帰りだな」
私はスタッフにつぶやきました。