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院長ブログ

  • ゼロで死ぬ

    豊かな人生を過ごそう!

    思い出はお金に換えられない。だから将来の事を心配するより、今しかできない思い出を作っておこう!

    最近話題になっている本を読んでみました。

    「Die with zero(ゼロで死ね)」とはショッキングなタイトルですが、

    人生の終わりになって、人が後悔するのは、働きすぎなければよかったこと、大切な人と過ごす時間をとれなかったこと、だそうです。

    老後に備えて、お金が心配と言われますが、大部分の人間は死ぬときはお金なんてどうでもいい。

    若い時には若い時にしか楽しめないこともあるのだから、お金の心配はせず、思い出を作ることを第一に考えるべきだ、とこの本は説いています。

    将来の年金を心配している日本人には、意表を突くようでいて、人生の本質を考えさせてくれる本です。

    ***

    自分は人生を楽しめているか?・・・

     

    先日私は思い立って、バイクで静岡市に出かけました。

    高速道路をバイクで走りました。

    時速100㎞近くのスピードを出すと、風圧で吹き飛ばされそうになります。ハンドルにしがみつきます。ヘルメットの中はけたたましいエンジン音だけが支配します。

    幅寄せしてくるトラックにおびえながら走りました。

    日本平SAにて

    私が20代の頃、つまり30年前に全く同じルートを、バイクで走ったことがあります。

    若い頃には、同じ道をわくわくしながら、バイクを操っていた記憶があるのですが、今回同じルートをバイクで走っているのに、苦行でした。

    今回高速道路上でガス欠してしまい、いきなりエンジンが止まり、路肩にバイクを止めていたところを、巡回中のパトカーに見つかり、警官に質問されてしまいました。

    走行中に土砂降りの雨にうたれ、ずぶぬれになってしまいました。

    若い頃はもっと楽しめていたはずなのに・・・年を取ると楽しくない。

    物事を楽しむには適齢期があるのだと気づかされました。

  • 性被害とは

    このところニュースで話題になっていた、ジャニーズの性被害問題。

    私は仕事柄、性と健康に関係した仕事をしていますが、こういう時期にあれこれ発言して、「炎上」するつもりはないので、あえて距離を取って、黙っています(Keep low profile)。

    この問題の、わかりにくいところは、具体的にどういうことがあって、何が問題なのか、あいまいなところです。

    要は「性に関係したことで、相手にイヤな思いをさせること」かと思われます。

    女性が性の被害者なのは、世間一般によく聞かれますが、男性が「性犯罪の被害者」になることは、あまりないのでは・・・

    と思っていて、ネット調べてみると男性が被害者であることもあるようです。

    自分の記憶をたどってみたら、そのような事件もありました。

    日本一周の自転車旅行をしていて、山口県でオカマに襲われたことがあります。

    下関の海峡近く、海の見える公園で、ぼーっとしながらベンチに座って休んでいたときのこと。

    私の横に、小柄でなよっとした中年男が座りました。

    「お兄さん、自転車に乗ってるの?」

    「ええ」

    「どこから来たのお?」

    などと言いながら、座ったまま、次第に私に近づいてきます。スリスリと。

    「そんなに長いこと自転車に乗っているの?」

    「一日どれくらい走るの?」

    私の横にヒザを並べる形で座った男は、私の太ももあたりに目を向けています。

    「お兄さんて、たくましいのねえ、うふっ」

    オネエ言葉が気になるな、と思った次の瞬間、すっと手が・・・

    「私、たくましい男の人って好きだわあ」

    というなり、私の股間に手を伸ばした!

    (アッ―!)

    声にならない叫びとともに、その場を飛びのいて

    怖くて、いちもくさんに自転車を押して、その場から逃げ出しました。

    オカマに股間を触られたのは、人生初めてです。

    怖かった。

    ビックリさせちゃあ、いかんよ。

  • 木登り名人

    本日自宅の庭の木の剪定をしました。

    慣れない動作で木に登って庭先の電線にかかりそうな木の枝を、ノコギリでエッチラ、オッチラ。太くなった幹は気持ちよく地面にどっしーんと落ちていきましたが、大きな枝を家庭ごみに出すため細断するのが結構大変でした。

    さて、高い木から降りる時は気をつけろ、といわれますが、よく思い出す徒然草のエピソードがあります。

     job_niwashi_uekisyokunin

    木登りの名人と言われる人が、人を指図して高い木に登らせて枝を切らせたときに、

    高いところで作業している間は何も言わないで、下りるときに、軒くらいの高さになってから

    「気をつけて下りろよ」と注意した

    という話が徒然草に載っています。

    「高いところに登っていて枝が折れそうで本人も用心しているくときは、私は注意は申しません。

    過失というものは必ず、もう安心だと思うところになってからきっとしでかすものです。」

    と木登り名人は答えたという。

    もうちょっとで終わると思うと人間、気が緩んでくるということでしょう。

    木登りと手術は似たようなところがあります。

    昔、私が研修医の頃の話です。

    手術はお腹を開けて、何かを切ったり、縫ったりします。

    メスで皮膚に切開を入れ、筋膜を開け、腹膜を開け、目的の臓器へとたどり着く。

    お腹の一番深いところまでは執刀医はもとより、みんな緊張しているが、手術も山場を越え、お腹を閉じる段階になると、ほっとした気持ちが湧き上がってくる。

    お腹の中の止血も済ませたし、切開の傷も縫ったし、あとはさっさと手術を終えるだけ・・・

    手術室のBGMにあわせて

    鼻歌まじりについ冗談を言いました。

    「フフフン、フン、今日はこれ終わったら、インド料理食べに行くんだあ、フフフン、フン」

    と歌っていたら、助手をしていた先輩の先生ににらまれ、小声でたしなめられたことがあります。

    「おい、今ペイシャントはアウェイク(患者は覚醒している)なんだぞ!」

    腰椎麻酔で手術をしていたのですが患者の意識ははっきりしているので、手術している人の話も聞こえてしまう。

    もう少しで終わりそうになる、その時こそ、注意が肝心。

    手術の時におわりのほうで、腹膜を縫っていると、高い木から降りてくる木登り名人を思い出します。

     

  • バベル そして、September

    モロッコで大地震が起こったと聞いて、映画「バベル」を思い出しました。

    この映画は2006年、カンヌ映画祭で監督賞を受賞、日本女優の菊池凛子がアカデミー賞にノミネートされるなど、当時海外で話題になった映画です。日本での評判はイマイチだった気がしますが、ブラッド・ピットや、ケイト・ブランシェット、日本人の役所広司が演じている壮大なプロットの映画です。

    面白い映画ではないですが、深く心に刺さります

    映画の舞台は、モロッコ、アメリカのカリフォルニア、メキシコ、東京。それぞれの場所で、関係のない事件が発生するのですが、実は、最後のほうで、それぞれはつながっていることに、気づかされます。

    モロッコのシーンでは、貧しい遊牧民の若者が、生活に嫌気がさして撃ったライフルが、うっかり外国人の観光客に当たってしまう。

    東京が舞台のシーンでは、菊地凛子と役所広司は、母を亡くした二人暮らし。高校生の凛子は、耳が聞こえないことで、同世代の友人と遊べず、孤独を感じている。父親の役所広司も、娘と打ち解けられないことで孤独感を感じている。

    最後まで見終わって、タイトル「バベル」は、神の手によって、人がお互い違う言葉を話すようにさせられて、理解できなくなってしまった苦しみの意味だと初めて気づきます。

    凛子がディスコに遊びに行くシーンでアース・ウィンド・アンド・ファイアの「September」が流れていました。私も大好きな曲なのですが、聴覚障害者が、ディスコでこれを体験するとどんな感じになるか(無音で、踊り狂っている人だけいる世界)がわかって、私は聴覚障碍者の世界に気づかなかったことにショックを受けました。

    上映されて10年以上経過していますが、昨今SNSなどで、お互いつながっているようで、逆に孤独感を感じている人々の苦悩が問題になっていますが、すでにこの映画で示唆していたのではないかと、いまさらながらすごい映画だと思いました。

    乾燥した砂漠が広がるモロッコの風景も感動的で、単純に、その世界に触れてみたいと思ったものでした。

     

     

  • 早い 安い うまい散髪

    近くのららぽーと磐田の格安ヘアカットに行ってきました。

    「クイックカットBB」という店で一回1400円。

    いつの間にか料金が上がっていました。

    私の髪は天然パーマ(いわゆる”天パー”)で、理髪店でどのようにキレイで精緻なカットをしても、長さが伸びてくると、コントロールできなくなる。

    起き抜けの私のくせ毛はひどい

    だから、お金をかけて、高い店でカットしても、格安の店でやっても、結果は同じ。常に近所で一番「安い」髪切りを探しますが、磐田市内だったら、このららぽーと磐田、カインズ豊岡店の「カットコムズ」、今之浦にある「ラッキー理容」に行きます。

    今回担当の理容師は、話をしてくれる理容師でした。

    お客さんも話しかけられるのが嫌いという理由で10分ヘアカットを利用する人もいるので話しかけにくいとか。

    本当は時間をかけて髪の毛切りたいんだけど、と言っていました。

    「この(格安ヘアカット)業界は牛丼といっしょで『早い』、『安い』、『うまい』だからね。」と苦笑しながら言っていました。

    「私が昔通っていた別の地域の格安ヘアカットは、

    『早い』、『安い』、『痛い』でしたよ。」と私は答えました。

    安くて早いけれど、バリカンで刈るときに、髪の毛がひっかかって、鳥の羽をむしられるように痛いのです。

    ブロイラーのチキンにされた気がしました。

     

  • ウズベキスタンの思い出

    アフガニスタンはタリバン政権が返り咲いて、女性を差別する政策をとっていることで非難を浴びています。

    テレビのニュースを見ると、20年前のアフガニスタンと変わってないな、と思いました。

    私がアフガニスタンに行っていた時のことを思い出します。

     

    当時私は医療NGOに所属して、アフガニスタンで活動していました。

    現地アフガンに、北から入るルートとして、ウズベキスタン経由があります。

    アフガンは生活の厳しい場所なので、そこへ入るための首都タシケントにオフィスを借りて

    3か月に一度の休暇を過ごしたり、必要物品(アルコールも含め)を購入していました。
    このウズベキスタンに、日本からはじめてやって来た時は

    旧ソ連の街並みを見て、(なんだか古臭い国だなあ)、と思ったのですが

    その後しばらくして、暑さとホコリと、危険にまみれたアフガニスタンから帰ってくると、

    (天国のようにすばらしい国じゃないか?)

    と感動します。
    アフガンからウズベキスタンに入国後は気兼ねなくビールが飲めるし、

    (アフガンはイスラム原理主義なので、アルコールをのむと捕まる)

    半そでのワンピースを着た女性が素肌を見せて歩いている

    (アフガンは、女性は顔をすっぽりかぶって歩いているので、街では女性の顔や素肌を見ない)

    のが新鮮に感じられます。

    「おらは死んじまっただ~」という歌が昔ありました。

    天国よいトコ 一度はおいで 酒はうまいし ネエちゃんはキレイだ」

    というふざけた歌がありましたが、

    まさにその天国のような感じがいたしました。

    この国の周辺はシルクロードの昔から文化の往来の多かった土地で、

    らくだの隊商(キャラバン)による交易の街として栄えました。

    古くはチンギス・ハンの領土となりその後チムール帝国が栄えました。仏教遺跡も数箇所に見られます。

    中央アジアの中でこうした古くからの遺跡が一番残っているのが

    ウズベキスタンで、サマルカンドやブハラの遺跡は世界遺産として有名です。

    ウズベキスタンの乾物市場

    ウズベキスタンの乾物市場にて

    面白い思い出があります。

     

    ウズベキスタンの休暇に

    二日がかりで行くサマルカンドまでの観光タクシーを探したところ、

     

    「安い料金で行ってやるから、英語の通訳付きでどうだ」

    と現地語しか話せないタクシー運転手(40代男性)に提案されました。

     

    「ああ、いいよ」と私が承諾すると、

    「これが通訳、うちのカミさん」

    と言って、自分の奥さん(30代)を連れてきて私のタクシーに同席させました。

    この運転手、どうも、奥さんを観光に連れて行きたかったらしい。外国人を運ぶついでに

    運転手と助手席に私、後部座席に奥さんの3人で、二日がかりで首都と観光地をタクシーで回ってきました。

    窓から見える風景は、半分砂漠のような乾燥した地域で、ゆるやかに起伏する土地をうねうねタクシーで走りました。

    道中、この奥さん兼通訳と、ヘタな英語が通じたので、道中退屈しなかったのですが、、

    運転手はずうずうしいやつで、宿泊先についた夜も

    「うちのカミさんの宿泊代 払ってよ」(と夫が言っている、と通訳の奥さんは私に説明した)

    などと言って、私をイラッとさせました。

    観光先では、私は集合時間までほったらかしで、運転手夫婦は新婚旅行のようで楽しそうにあちこちを巡っていました。

     

     

     

  • 9月6日は何の日?

    9月6日は何の日か知ってますか?

    9「ク」6「ロ」から「黒」のついた記念日が多いです。

    「黒豆の日」

    黒豆は抗酸化作用のあるポリフェノールを多く含む健康食品。「黒豆ダイエット」で覚えている人もいるかもしれませんが、繊維質が多く、サポニンは食欲の抑制効果もあります。「大豆イソフラボン」は更年期症状やコレステロールの改善にも良い。
    「黒酢の日」
    酢の会社ミツカンが制定。酢は健康食品として見直されていますが、黒酢は原料に玄米や大麦が使われていて、黒酢の方がアミノ酸を多く含んでいるそうです。酸辣湯(サンラータン)などの中華料理には欠かせないですね。

    「鹿児島黒牛・黒豚の日」

    鹿児島県の団体が1998年に制定。お肉の栄養も最近は見直されていますね。ただ「黒い」からといって栄養価が高いわけではないらしい。

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    「森永チョコボールの日(キョロちゃんの日)」

    発売開始が9月だったのと、キャラクターの「キョロちゃん」が9と6の語呂合わせになっているからだとか。

    今は可愛いと人気のキョロちゃんですが、誕生した当時は「目つきが悪い」「変な鳥」などと森永製菓社内の評判は悪かったそうです(キョロちゃん誕生秘話から)

    金のエンゼル・銀のエンゼル、子供の頃に一生懸命集めていた世代ですが、今では「大人買い」ならぬ、「大人食い」をしてしまいます。くちばしのところ開けて、がーっと、流し込む。箱も昔と比べて小さくなったなあ・・・

     

    大事に一個一個食べていた子供の頃が懐かしい。

     

     

  • 中山道を歩いてきました

    8月の終わりの休日に中山道を歩いてきました。

    最近、インバウンドの外国人が急増している場所で、欧米人からは「サムライ・ロード」と呼ばれ、SNSで話題になり、海外からの観光客が前年比で60倍になった場所があります。

    むかしの中山道の妻籠宿と馬籠宿の間の8㎞の道のりが、ガイドブックで紹介されて以来、ものすごく人気になったそうです。

    自然の中を歩くのは、私大好きだけど、なんで、こんな田舎道が、外国人に気に入られているのか、興味をひかれて、私も行ってみました。

    馬籠宿です

    近隣のホテルで一泊し、朝9時頃馬籠宿に着くと、朝の時間で店開店していないのに、ちらほら外国人の姿が。

    昔の景観を残した石畳を登っていくと、江戸時代までの、人や馬で行きかっていた、人の姿が目に見えるようです。

    街並みを外れて歩いていくと、私の目には、どこにでもありそうな、日本の過疎化した山の中の風景。でも、びっくりしたのは、歩いている人の7割くらいが、外国人の旅行者でした。

    どこにでもあるような、イナカの風景が、彼らにはアピールするんだろうか。

    欧米系の外国人が多く、私たちの体格の横幅が2倍ありそうな、大きいからだの外国人が、汗をかきかき、歩いていきます。

    完全に自然の中を歩くのかと思っていたら、ところどころアスファルトの車道を交差していて、クルマが通過するのが見えたり、電線やガードレールが目に入るので、外国人に日本をアピールするなら、もう少し工夫ができそうかと思いました。

    目的地の妻籠宿は、馬籠宿よりもっと昔の景観が保存されていて、派手な看板がなく、近くの変電所も目立たないように外装を茶色でペイントして、和風の塀で覆っていました。

    まだまだ自分の知らない、面白い場所があると知った、今回のお出かけでした。

    NHKの番組で以前、中山道を歩くルポの番組を見ましたが、道標に「旧中山道(きゅう・なかせんどう)」と書かれているのを、ある女性アナが。「1日中山道(いちにちじゅう・山道)」と読んでしまい、「この道を行くと、一日中、山の中を歩くんですか?」と真面目に聞いていました。

     

    たしかに 山ん中です。

     

     

  • 庭の砂利

    庭に芝生を敷いている家庭はあるでしょうか。 カリフォルニアでは、この暑さと水不足で、芝生にやる水が不足したために、芝生を緑色のペンキで塗って、青々しているようにごまかした家が多かった、というニュースがありました。

    芝生の庭は、ちゃんと手入れがされていれば、美しいですね。ただし、放っておくと結構雑草が生えてくるので、手入れは大変だそうです。

    私の自宅の周りには砂利が敷いてあります。

    砂利を敷いていると、雑草が生えなくていい、と思われがちですが、雑草は結構生えてきます。 砂利の間に細かい土がたまると草が生えてしまう。

    私は怠け者で、庭の草むしりなんかあまりやらないので、草ぼうぼうになります。 今年の夏は「暑いからやめとこう」を理由にますます雑草が生えました。

    あまりに放っておくと、訪問者に「いい加減だ」と思われてしまうので、一念発起して、ホームセンターで砂利を買ってきました。

    ホームセンターにはいろいろな砂利が売られています。

    赤いカラーの砂利 ピンクと白の混ざった色、クルマのタイヤがあることを想定した駐車場専用の砂利、歩くと音がして不審者の発見に都合のいい砂利などいろいろな種類の砂利が売られています。お金をケチって、安い方から2番目の砂利を買って、自分の軽トラックで運びました。6袋くらい購入したのですが、庭にまくと玄関のタイルの周囲にちょっとしか撒けませんでした。あまりきれいではありません。

    色が全く違う

    私、仕事の上では、クリニックをきれいに見せようと思って、掃除やワックスがけを定期的にしているのですが、自宅に帰ると自宅は放ったらかしです。

     

     

     

  • ブルーシートの屋根

    台風の被害で屋根にブルーシートをかけたままの家々をテレビのニュースで目にしました。

    ブルーシートと言えば、とりあえず雨をしのぐのに便利なシートですが、私が思い出すのは海外の難民キャンプ。

    ブルーシートを雨避けに使ったテントが延々と続く一帯。難民を集めて、ブルーシートを配って、食料配給している所です。

    かつて私が学生の頃、ネパールにきたブータン難民を調査したことがあります。

    亜熱帯のその地域は森林の緑豊かな地帯なのですが、政治的迫害で住み家を追われ、着の身着のままネパールにたどり着いた人が収容されているキャンプがありました。

    私は周辺の人にインタビューしました。近隣の農家の人は

    「環境が悪くなるし、困っちゃう」といいつつも、国連の支援金が落ちてくるので出ていけというわけでもありませんでした。

    「おれんち、貧しい農家だからさあ・・・」と言っていた農民のおじさんの家の広大な敷地には

    鶏、犬、猫、馬、ヤギ、ロバ、牛が飼われていて、とても賑やかで、私には自然に暮らす豊かな農家に見えたものです。

    nanmin_chutou_muslimお金はないかもしれないけど、生活が貨幣経済に依存しているわけではないので、そんなこと、どうでもいいことです

    亜熱帯の環境なので感染症に気を付ければ、寒さはあまり問題になりません。

    キャンプで問題になったのは、日中、人がする仕事がないこと。

    やることがないと、夜の生活も盛んになるのか、小さな難民キャンプでも、結婚式をよく見かけました。

     

    日常ニュースでしか目にしない難民ですが、日本人ももっと外に関心を持っていいと思います。

    「子供を預ける保育所が見つからない保育所難民」とか

    「オフィスから出て昼ごはんを食べる場所が見つからない昼食難民」が

    今の日本では難民と認定されているようですが、平和だよな、と思うのは私だけでしょうか。

     

     

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