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院長ブログ

  • お墓参りと寺

    墓参りなんて、昔は行かなかったのですが、

    たまには墓でも行ってみよう」という気になりました。自宅から車で5分の近さ。

    こんな私の血でもおいしいのか ヤブ蚊に刺されまくりました。

    実家の墓の前で手を合わせていたら、

    たまたまお寺の住職さんと会い、昔話に花が咲き、行ったかいがありました。

    檀家の減少や、無縁墓地、住職の後継ぎの問題で、お寺の運営も大変なようです。

    人々の心を救うのが宗教の本質だったはずが、現代では医学やカウンセリングが現代人の心を救っていて、

    お寺はこれからどこへ行くのか。ohaka

    自分が坊さんだったら、「明るい悩み相談室」や

    若い男女の出会いカフェ」でもやってみようかな。

    「精進料理+ダイエット合宿」

    「瞑想と認知行動療法」とかいろいろアイデアはあります。

    何年か前の夏、新郎が僧侶である結婚式の披露宴に招かれました。

    200人も入る会場の新郎側は、坊さんばっかり。

    丸いテーブルを囲んで、僧侶が数十人も座っているのは、壮観でした。

    会場内は、照明を落としても、とても明るかったです。

    私もそのとき、ゲストとして、スピーチを依頼されました。

    ウケを狙って 冗談を言ったつもりでしたが、

    ツルッとスベりました。

  • 性教育

    来月に近所の高校で性教育の話を依頼されました。

    少子化対策で、見落とされているところは、若い人の性の問題です。

    近世以前の社会では10代後半になれば、結婚し子供を作りはじめていました。 子供を持ちながら、社会参加できる世の中になることが大事かと思っています。

    私は以前も依頼されて、ある私立の女子高へ出かけていって 避妊と性教育の講演をしたことがあります。

    その時には、妊娠すること、子供ができることの意味を話しました。

    ふだん教えている教師にとっては性に関する話題はタブーなので、ここは第三者の私が、なにか強いメッセージを伝えねばと思い人工妊娠中絶の話のときに、実際に中絶で取り出された胎児の標本の写真を見せました。

    生徒の間でキャーキャー言われながらも回覧されていきました。

    これで話が終わってしまってはただのホラー教室になってよくないので、妊娠、出産することの喜びと、なぜ中絶という方法を 選ばなければならなかったのかも、時間をかけました。

    でも、一緒に話を聞いていた学校の先生方には受けが悪かったかもしれない・・・ 無題

     

    避妊ということを知ってもらう意味で一人に一つずつコンドームも配りました。

    「えー?なにこれー?」という目で見ている子から

    「ラッキー!」とつぶやいている子までいろいろあって 高校生の反応はいろいろだったのですが、

    これも一歩間違えると、教育者たる高校の先生方のご機嫌を損ねかねないので、私は笑顔で話しながらも内面ヒヤヒヤしていました。

     

    話を聞いている高校生の表情を見ていると、 JKと言われ、テレビや雑誌で流れてくる世間ずれした高校生はほんと少数で、

    大部分はまだ異性と手をつないだこともないような、あどけない表情の少女が大半で、一律に性教育の話をするのは難しいと実感しました。

  • バナナの日

    バナナはよく食べるフルーツ。お土産も東京ばなな。

    ところで「バナナの日」って知ってますか?

    8(ハチ)と7(ナナ)の語呂合わせで8月7日はバナナの日です。

    日本に入るバナナの産地はフィリピン・ミンダナオ島からのものが多いのですが、このミンダナオ島、70数年前の太平洋戦争で、日本軍がアメリカに負け2万5千人の戦死者を出した島で、意外と日本との関係も深いのです。

    現地の市場の様子(1992年)

    現地の市場の様子(1992年)

    私は1992年に大学の先生の紹介でミンダナオ島のダバオを訪れたことがあります。

    現地の病院を見学する機会があったのですが、日本だったら手術で助かる先天異常の子供が、なすすべもなく死んでいくことに医学生の私はショックを受けました。

    郊外へ出るとバナナのプランテーションが広がっていて、その一角にある会社の幹部のアメリカ人しか入れないようなゲストハウスで、

    豪華な食事の待を受けました。一般市民は入れない場所だったので、リッチとプアの格差のある地域だと思いました。

     

    市場の様子です(1992年)

    市場の様子です(1992年)

    日本では、Tシャツにジーンズといればカジュアルな格好と受け止められていて、ジーンズにアイロン掛けはしませんが、

    むこうの男性は、ちょっといい恰好をするときには、ジーンズにアイロンでしっかり折り目をつけるのだそうです。

    ヘアスタイルにうるさいのもフィリピン男性の特徴で、若者は必ずジーンズのポケットにクシを入れていて、

    いつも髪の分け目を気にしている。

    私は、日本のフツーの若者として、Tシャツによれよれのジーンズというフツーの格好で行ったのですが

    「おまえのジーパンよれよれだなあ、変な格好だな。アイロンくらいかけろよ」と笑われました。

     

     

     

     

     

     

     

  • 消化管造影

    先日 一年に一回の健康診断を受けてきました。

    GUM06_CL06085ふだん、自分は健康診断をバカにしていて、

    「健康診断さえしていれば、大丈夫」と考えるのは間違ってます、と周りにも言ってます。

    毎年検診の時期はやってくるのですが、いつも、受け方がいい加減で、なにかとトラブルが絶えない。

    朝食を抜くのを忘れるのはしょちゅうだし(当然中性脂肪が高く出ます)、検診があること忘れてすっぽかしていたこともあります。

    今回は直前まで便検査を忘れていて、焦ってトイレでがんばってみましたが、出ないので、宿題を忘れた生徒のような気持ちで健診センターに向かいました。

    健診センター内部はゆったりした着衣と、裸になっても快適に保たれる室温に設定されていて、素足で気持ちのいいパイル地のカーペット、

    暖色系に統一された壁の色で、館内は快適でした。

    検査さえなければ、ここで寝泊まりしてもいいと思いました。

    検査着もゆったりしていて、気持ち良い。

    昔、泊まったカプセルホテルで提供された寝間着を思い出しました。

    昔は不快だと評判だったバリウムによる胃の造影検査ですが最近では造影剤も飲みやすく、短時間でおわります。

    「2回ぐるっとまわって」

    「バーをつかんで、向こう向いて」

    など言われ、逆さ吊りにされたり、まな板の上のコイみたいな恰好にされましたが、忠実に指示に従おうとやっていると、ゲームみたいで面白いものです。

    造影検査の後で強い下剤を渡されました。

     

    今回も検査後数時間まで、まったく便意を感じなかったのですが、

    この日の午後、突然、スイッチを押したように猛烈な便意が襲ってきてドッカーンと音がするくらい出ました。

    人間のカラダはシンプルで、口から肛門までが管になっていることが実感されました。

    下剤効果おそるべし。

    私は普段便秘の薬ほとんどのまないのですが、仕事がひと段落ついたときに、急に便意が来ることがあって、腸蠕動は自律神経がコントロールしていることを自覚します。

    普段から便秘で悩む人は多いのですが、まず、最初のアドバイスは、生活習慣の改善、食事(繊維質等)、運動です。これだけでかなり改善する人は多い。

    上記で治らない場合に薬を処方します。

    マグネシウム製剤もよく使われますが、一時「にがりダイエット」として有名になった「にがり成分」の働きそのものです。

    センナや大黄といった生薬に含まれる成分もよく使われます。

    大建中湯、潤腸湯、桂枝加芍薬湯などの漢方も、いろいろタイプ別に使い分け方があって、副作用も少ないのでよく使っております。

    妊娠中はとくに便秘になりやすい。

    「先生、大きいのが出ましたよ!」

    妊娠中、当院で便秘に悩んでいた妊婦で、他の病院で出産した方が報告に来てくれました。

    大きい「便」が出たのかと思ったら、大きい「3500gの赤ちゃん」のことでした。

     

  • 夏の恐怖体験

    夏になれば思い出す~

    怖い体験はありませんか?

    この季節になると思い出す、恐怖の体験があります。

    医者になって数年目、新しい病院に赴任したばかりの時

    手術をすることになっていました。

     mask

    手術室に入る前には手を洗って、手を無菌的にして入室します。

    手を洗った後手術室に入ろうとすると

     

    「先生、ちょっと待って!」

    声とともに、物陰からいきなり手術部のナースが私を追いかけて来ました。

    彼女は帽子とマスクで顔を隠していて、メガネの奥には神経質そうな目が。

    ナースの手には、寒天培地の入ったシャーレ(プラスチックの円盤状の容器)。

    病院の感染対策部がやっているのですが

    手洗いの後で、指に残っている菌がないか抜き打ちの検査でした。

    クルマの酒気帯び運転の取り締まりをするようなもんでしょうか。

    「爪を立ててぐっと指を押し込んでください」

    と有無を言わさず、シャーレを差し出されました。

     私は羊羹のようなプニっとした寒天培地に、指先を押し付ける。

    仮面ライダーが敵のショッカーをやっつけて、帰宅途中に

    路地裏でいきなりショッカーに不意打ちを受けたような、そんな気分でした。

    イソジン(消毒液)で皮膚が赤くなるくらいゴシゴシ洗いして、ちゃんと手洗いしているつもりでも、

    ちょっと手ぬるいと間違いなくどっかに菌が残ります。

    普通の石鹸でどんなに念入りに洗っても、その程度では必ず菌が検出されます。

    以前に一回だけこの検査で引っかかったことがありました。

    後でこっそり上司に呼ばれて
    「お前、菌が検出されたからちゃんと今度から手洗いしろよ」
    とたしなめられました。

    菌が2,3個検出されても手術用の手袋が破れない限り感染しませんし、

    実際の手術にはほとんど影響ありませんが

    手術医としては不名誉なことです。

    その夜、帽子とマスクで目だけ出したオペ場のナースが

    寒天培地のシャーレを持って追いかけてくるところを想像して うなされました。

    夏の夜の怪談にも匹敵する恐さでした。

  • ファンがついてくる

    このブログではつまらない事ばかり書いていて、「本当にファンになってくれる読者がいるんだろうか」と思いつつ

    先日 ホームセンターをうろうろ歩いていたら

    服にファンが付いてきます

    と書かれた商品の札が。

    (着ているだけで、ファンが集まってくるような魅力的な服があるんだろうか)

    と考えて、売られた商品の棚に行って、よく見たら・・・

     

    (扇風機の)ファンのついた空調服」で「服の中に風を送り込むことができる空調機能付きの服」のことでした。

    ぐるぐる回って風を起こすこのファン、暑い時期にはなにかとお世話になります。

    うちで使っているパソコン、機嫌が悪いのか、動作中に「ブーン」と異音がするようになりました。

    再起動してみたり、箱を空けてみたりしたところ、どうもCPUのファンから出ている音のようで、ファンのみパーツを交換することにしました。

    慣れない手付きでパーツいじってますが、いつ壊れるのか

    不安(フアン)でいっぱいです。

     

     

     

  • 暑い季節と塩

    長い梅雨が終わったと思ったら、ドカ~ンと夏。

    暑いですね。

    汗から失われる塩分を補給するために、塩をとりましょう。と最近よく言われますが、実は平均的な日本人の食事では「塩分摂りすぎている」のだそうです。

    私は先日、血圧の薬の話を聞く機会がありましたが、世界の国の中では日本の食塩の摂取量は平均9.9g/日とオーストラリア(6.2g)フランス(7.5g)イギリス(8.0g)などと比べて、高いのです。

    塩分摂取量が多いと血圧上昇のリスクになります。

    長生きできる食品は伝統的な和食が良い、という意見もありますが、これも間違い。日本食は塩分が多くてカルシウムが少ない。地中海地方の食事には劣るようです。

    味噌などの保存食に含まれる塩分もさることながら、カップ麺やラーメンに入っている塩分も多い(ラーメン一杯で5~6g)。実はパンにも食塩が含まれていて一日あたり0.9gあります。

    塩分摂取量が多ければ、発汗してナトリウムの排出を促せばよい、のは正論ですが、温度や運動量、汗のかき方など個人差が大きいので、現在、基準はありません。(塩分摂取量は6g以下がよいと高血圧学会では推奨しています)

    さて、私事ですが、高校生の頃、熱中症になったこともあります。

    山岳部の練習登山で、むしむしと湿度が高く気温30度を超える低い山での練習登山。練習用に40㎏砂のをつめたリュックを背負って長時間歩きました。

    歩いている途中で冷や汗と生あくびが出てきて、だんだん眠くなってきました。遅れてきた同僚を座って待つ間に、直射日光の下、うつらうつら居眠りそうなりました。

    この時は、遅れた同僚が私より先に「もう歩けない」とギブアップしてくれたので、

    私は「余裕で昼寝をしている」ように見えたらしいのですが、実は危なかった。

    私は体が大きいという理由(身長186㎝あります)だけで、体力がありそう、とか、スポーツができそう、とかよく誤解されるのですが、

    体力は人並みで、スポーツはできません。

  • お中元

    お中元に限らず、贈り物を送ったり受け取ったりするのは、コミュニケーションの一つと思っていますが、私が公立病院の勤務医だった時の職場は「贈り物は絶対受け取ってはいけない」になっていました。

    患者さんの家族から、「お世話になったので・・・」と菓子折りを持参されたこともあるのですが、

    いえ、もらわないことになっていますから

    一点張りで、頑なに拒否したものです。公立病院の職員は公務員なので、ワイロとみなされる行為は慎めということだったと思います。

    私が病院勤めから開業医になって、劇的に変わったことの一つは

    「贈り物は快く受け取る」ようになったこと。

    自分って俗っぽくなったかなあ、と思う瞬間もありますが、

    まあ、大事なのは、感謝の気持ちを忘れないことだと思います。

     

    さて、お中元やお歳暮の習慣は、会社の取引先とのやり取りはいまだに盛んなようです。

    今回うちも開業以来の取引先からお中元をいくつか、いただきました。

    私、このお中元で、ヘマをこいてしまいました。

    アイスの入ったチョコを冷凍庫に入れておいたのですが、私うっかりして、冷凍庫から出したまま、8時間以上一晩放っておきました。

    朝になって、気が付いたのですが、その時はもう手遅れで、個包装の中で思い切りドロドロに溶けていました。

    冷凍庫に入れたら、もとの形になるかなー(なるわけないのですが)と、わずかな望みをかけて、冷凍庫に戻したのですが、

    ドロドロのまま固まってしまいました。

  • むくみ

    じめじめした梅雨空とは関係ないと思いますが、最近「むくみ」が気になるという人が多いです。

    産婦人科で診察するときによく見かける「むくみ(浮腫といいます)」は妊娠中のむくみの割合が多いですが、月経前症候群(PMS)といわれる生理前のむくみや、更年期症状に伴って起こるむくみもあります。

    健康な人でも生活習慣によって起こるむくみがあり、例えば長時間の立ち仕事をしている場合、運動不足、塩分の摂りすぎなどが原因として多いものです。

    適度な運動や入浴はリンパ液の流れを良くしますので、むくみが改善します。足は第二の心臓ともいわれ、適度な筋収縮がリンパの流れを改善します。

    むくみが何かの病気のサインだとしたら、原因は大きく分けて三つ。「肝臓」「腎臓」「心臓」です。

    私の外来に来た70代の患者さんで「外陰部がむくむ」という患者さんがきましたが、最初は原因がよくわかりませんでした。今までにかかった病気を聞いていると、心臓の病気があって、治療をしているということです。

    心臓の機能が落ちてくることが原因のむくみではないかと思い循環器科に紹介してみたら、やはり心不全の兆候が出ているとの循環器科のお返事でした。陰部のむくみが心不全のサインだったという珍しい事例です。

    現代では少ない熱帯病もむくみの原因になります。犬では耳にする「フィラリア症」ですが、人間に感染するものもあって、リンパ管に寄生するため、下半身がとくに腫れて皮が象のようになるので「象皮病」とも呼ばれます。

    歴史上の人物で有名なのは西郷隆盛。島流しにあったときに風土病のフィラリア症になったと言われていて、足と陰嚢が大きかったことが知られています。陰嚢(睾丸またはキンタマ)は人の頭くらいの大きさがあったという話です。

    西郷隆盛は西南戦争で首を切って自決しましたが、死体の見分をするときに、下半身だけの死体を本人だとした手がかりの一つは、この巨大な睾丸だったそうです。

    今回は「むくみ」についてのいろいろでした。

    さて、私はむくみを感じにくいほうですが、それでも「これはひどい」と感じるくらいむくんだことがあります。

    友人とお酒をのみにいって、深酒で深夜までどんちゃん騒ぎ。記憶もなくなるくらい飲んで、「シメはラーメン。スープもがっつり飲む

    翌朝洗面台の鏡をみてみると、信じられないくらいにむくんだ自分の顔がうつっていました。

    まさにアンパンマンでした。

     

  • 内視鏡

    7月14日は「7(ナ)1(イ)4(シ)」をとって内視鏡の日、だそうです。

    内視鏡手術はキズが小さく、入院期間も少なくてすにメリットの多い手術です。

    婦人科では腹腔鏡と呼ばれ、卵巣や子宮の手術に使われることがあります。

    私も昔は腹腔鏡手術をする医者で、卵巣や子宮摘出など行っていました。

    腹腔鏡は傷口も小さく、退院も早くすみ、患者にとっては願ってもない手術ですが、
    医者にとっては大変です。開腹手術なら30分で終わるところが、
    腹腔鏡の手術にして3時間かかる場合があります。
    腹腔鏡に必要な機械のセッティング、小さくて精密な器具の操作、
    二人羽織術者の間でのチームワークが必要です。

    皆さんは「二人羽織」というゲームをやったことがありますか?
    後の人が羽織から両手を出して、前の人の腕の代わりになって、
    言葉だけで腕を操作して皿の上の大福もちとか食べるゲーム。

    腹腔鏡のトレーニングをはじめた時はまさにあんな感じでした。

    「はーい右手で箸つかんで、左手は・・・そうそう、
    大福の乗った皿・・・いや違う、そっちは湯のみだっ!
    もっと右、右、あと20センチ、待って、ちょっとバック」

    なんてやりながら、顔を真っ白にして大福を食べますね。
    腹腔鏡も似ていて
    「ハイ、右の鉗子で子宮を支えて・・・そうそうもうちょっと奥・・・
    いや違う、そっちは卵管だ!もっと右、右、バカッ!奥にいれすぎるぞ。
    カメラっ!もっと近くに寄ってくれ。おいおいガスが抜けてきたぞお。」

    素人がするなら下手でもお笑いで済ませられますが、
    芸人がするなら、やはりちゃんとしたワザを見せなくちゃいけませんね。

    私も内視鏡覚えたての頃は練習をしました。当時は公式なトレーニング機関もなく、

    腹腔鏡トレーニングキットも売られていましたが高い(30万円以上)ので

    ホームセンターで、樹脂製の米びつを買ってきて、腹腔鏡用のトレーニングボックスを自分で作りました。

    (自前で作ると3000円くらいで できます)

    買ってきた肉やスポンジタワシを患者の体にみたてて、腹腔鏡用の鉗子で針を通したり、縫ったり、切ったりの練習を、繰り返しました。

    プラモデルを組み立ててみようと思って、ガンダムのプラモデルの小さいのを買ってきて組み立ててみたこともあります。

    内視鏡で使う機械

    内視鏡で使う機械

    プラモデルはパーツをねじり取ったり、はめ込むのに力がいるので、内視鏡の練習には適していないことがわかりました。

    当時腹腔鏡の名人に聞いた、数ある上達の方法のうち、面白いものがあります。

    内視鏡をしない皆さんにとっても脳を活性化するので脳トレに良いです。

    それは「ごはんを食べるとき、利き手と反対の手でハシを持ってごはんを食べる」ことです。

    利き手と反対の手で字を書く、でもよいのですが、左脳が行っていた機能を右脳で行わせる(左利きの人は反対)と脳が活性化され、新しいシナプスを形成して技術習得がしやすくなるのだそうです。

     

    慣れていなくて、面倒臭いな・・・と思えることが、脳を活性化させるようです。

    以前「脳トレ」で一世風靡した脳科学者とそのゲームがありました。当時はバカ売れでしたが、今売れてないですよね。

    脳トレは慣れていなくて、面倒臭い作業だからです。

    面倒臭かったら最終的には誰もやりません。

     

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