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当院からのお知らせ

毛があるといいこと

ムダ毛を剃ってきれいに見せたい、と男性も最近は美容脱毛するそうですね。

ふつうは「脱毛した肌」ってキレイに見えることになっていますが、場所によってはそういえない部位もあります。

陰部の皮膚です。

産婦人科で診察していることは、出産だけに限りません。

皮膚の「かゆみ」や「ただれ」といった、皮膚科だけど場所が陰部だから婦人科に相談するという人も多い。

最近相談が増えたのは、「陰部のかゆみ」です。

くりかえしかゆみが出て、軟膏を塗ると一時的に治るが、また再発する、という人も多い。

どういう人がそうなりやすいか、話を聞いていると、一定のパターンがあることに気づきました。

美容で「VIO脱毛」した人。陰部の皮膚を毛を抜いて、ツンツルテンにするのは、一見「きれいにしている」ように思えますが、

実はそうではないことが多いのです。

「肌ストレス」という表現を近年、テレビの宣伝でも耳にしますが、具体的には、ムレた下着やナプキンが、長時間皮膚に接触することにより、雑菌が増えやすくなってしまうのです。

いわゆる「皮膚にサランラップを貼って長い時間経ったらどうなるか」という実験と同じです。

毛が生えていると、下着していても、一定の通気が確保されるので、皮膚の表面がジメジメすることは少ない。

とくに長時間座って仕事をしているデスクワーク系の人。長時間座って集中して作業をする状態の人。知らない間にパンツの中がムレていて、それがぴっちり肌に当たることになるので、皮膚のタダレを起こしやすい。強く洗いすぎて肌を痛めている人も多い。

脱毛をしたい女性は、「肌がつるつる」イコール「きれい」だからという理由で脱毛しますが、毎日マタを診ている医者の私に言わせると

「アソコの毛がボーボーに生えている」イコール「健康的」に見えます。

脱毛も技術が上がって、昔は脱毛した部位の毛穴の感染とかときどきありましたが、今はそういうのはありません。

そのかわり、つるつるにしてしまったことで発生する肌ストレスの増加を作り出していることはもっと知られていいと思います。

頭皮も陰部も、毛はないより、あったほうがいい。

話は変わりますが、

20代の頃、同僚の医者で毛が薄いのを気にしている男がいました。

彼は神経質な男で、つねにビクビクしているのでその精神的ストレスが彼をハゲにしていると 私は思っていましたが、

そんな気苦労の多い彼を気遣ったのか、からかったのか 仲間が寄って来て、お酒を飲みながら彼をなぐさめる会を開こう、ということになりました。

参加者は私の周囲の酒好きの人ばかり数人。   街の居酒屋に全員が集まると、幹事が

「今宵は**君を励ます会を開きましょう」と言いました。   その後、みんなは口々に

「**くんをはげ・ます会ですね」 と言う。

「はげ」と「ます」の間に、ワザと一呼吸置くので   「ハゲ・増す」会である。   みんな勝手に酒を飲んで盛り上がりましたが、酔うと彼を気遣う人は誰一人おらず、

薄毛で気弱な彼は居酒屋の隅で小さくなっていました。

こないだ彼に久しぶりに会ったら、彼の頭は以前と違って フサフサだった。

どうもカツラをつけはじめたらしい。   イキイキしていた。

 

 

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