クリニック
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飛行機の中で陣痛がきたら・・・
コロナの感染も減ってきて旅行する人も増えましたね。
31週の妊婦さんに「飛行機旅行は証明書なしで搭乗かまいません」と伝えたのですが、
ある日、突然、空港から突然電話がかかってきて、某LCCでは、「31週の妊婦は証明必要です。証明書なしには乗せません」とのことで、慌てて連絡ありました。
従来、日本の大手航空会社では、そのようなルールはなかったのですが、その某LCCでは、外国の搭乗規定をそのままコピーしてきているので、変なルールになっていたようです。
「変じゃないか」と空港の担当者に断言したのは、私が妊婦の搭乗規定について
以前詳細に調べたことがあったからです。「国際線の飛行機内で妊婦が産気づいたときには
どうしたらいいか?」について書いてくれ、と
ある医学雑誌から原稿の依頼が来たことがあります。どうして私にこんな変な依頼が来たのか
見当がつかなかったのですが、とりあえず
資料を集めることにしました。ところが、ないのです。
妊婦なんて世界中どこに行ってもいるから
飛行機の中でお産をした例を集めた医学論文も
簡単に見つかるだろうと思っていたら、全然ないのです。
私は困ってしまい、ある航空会社の医務担当の
ドクターに聞いてみたのだが、この10年で3例
程度だとか。私は次にインターネットを利用して情報収集を
しようと、誰でも使えるインターネットの検索
Yahoo、google などのサイトで
「妊婦」「分娩」「国際線」といったキーワードを
思いつくだけ入力してみた。やっぱり、ないのです。
私は疲れてしまって、つい
「今の夫以外に好きな人がいて、妊娠中だけど
飛行機に乗って彼に会いに行ってしまった」女性のブログを読んでいる始末。
そんなの読んでるから全然リサーチできませんでした。
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ツバメの巣
「ツバメが玄関に巣つくってます!」
私は院長として、日々、様々な経営課題に直面していますが、この日曜日、私の耳に飛び込んできたのは、あんずクリニックの玄関にツバメが巣を造ろうとしている、という通報でした。
本当は私は野鳥が好き。
コロナ禍で風通しを良くするため、換気窓を開けていますが、意外だったことには、鳥の鳴き声がイライラしがちな自分の心を癒してくれることに気づきます。
「チョットコーイ」と鳴くコジュケイ。
林の上で泣いているヒバリ、
「テッペンカケタカ」と鳴くのはホトトギス。
高い周波数で鳴くシジュウカラ、
ちゅんちゅん鳴いているのはスズメ・・・。
自然と一体になった感覚があり気持ちが癒されます。
ただし、いくら私が鳥が好きであっても、お客さん相手の商売なので、玄関でツバメが巣を造ってフンを落とすのは困ります。
どうやったらツバメが巣造りをあきらめてくれるか・・・
ググってみるといろいろあるもので、ガムテープを壁に貼ってツバメの運んできた泥がくっつかないようにする。キラキラしたアルミホイルをたらす。ツバメのきらいなヘビのおもちゃを置いておく、などありました。
その中で一番現実的なのは鳥除け用のテグス(糸)でした。ちょうど私の手元にカラス除け用のテグスがあったのでそれを利用することにしました。
玄関の天井は、アルミの脚立に乗って、ちょうど手が届くくらいの高さ。小柄な女性では手が届かないので、結局作業するのは私がするしかないのです。
ツバメが巣をつくるのにちょうど邪魔になるあたりにテグスが通るように、天井の板に板ネジを付けて、そこから何本かテグスを引っ張りました。
高所作業で、自分が脚立から落ちたら、明日から診療できないじゃん、と思いながら、脚立の上につま先立ちになって作業していました。
今、私、クリニックで医者をしていますが、私にしかできない仕事といえば・・・
1.女性の嫌がる虫を手で捕まえること
2.女性の届かない天井でツバメの巣をつくらないようにする作業
3.女性スタッフが「壊れました、新しいものを買ってください」という電気製品が、接続不良だったり、電池切れているだけで、ちょっと直せば使えることを身をもって示すこと
です。