院長ブログ
裸のサル
2026年5月6日|院長ブログ
人間という動物は「サルが服を着たようなもの」と聞いて、どう思いますか?
昨今の中東やウクライナの戦争。どんなに文明が進化してもなくならない戦争。国内でもしょっちゅうニュースになる殺人事件。
人間って、動物の一種でしかないように思えませんか?

1960年代に「裸のサル」という本を書いたデズモンド・モリスという人が最近(今年4月に)亡くなりました。
この本は世界で2000万部以上を売り上げ、当時の大ヒットとなった作品です。
人類を「一生物種としてのヒト」であると定義し、動物学者の見地から人間とその行動を観察し、
動物としての人間の在り方を説くと共に、人間本位の社会観や価値観に警鐘を鳴らしています。
人間て動物界の中では一番えらい、と思っていた10代の頃の自分には衝撃的な内容で、自分のその後の人生を変えることになった一冊です。
どう変えたか、というと、私はますます人間に興味がわき、医学部をめざすようになり、卒業してからは、人間の「動物的な」営みである出産にかかわるようになったからです。
人って、ときどき都合のいいウソをついたり、怠けたりしますが、それも「動物の一種だから」と考えると、許せてしまう気がします。










