院長ブログ
人材紹介をしているひとたち
2026年4月22日|院長ブログ
クリニックを運営していると、新規スタッフの面接と採用をすることがあります。
ハウスキーパーから医師の採用まで、いろいろな職種の面接をします。
人を雇っている側としては、給料を上げないと人が来ないのも悩みですが、さらに、人材派遣をする業者に払う紹介料もバク上がりになってます。
看護師さんなどの専門職を紹介される時は、人材派遣業者に払う手数料は、かつては年俸の20%程度でした。(年俸500万円なら100万円)
しかし、この人材難で、派遣業者が要求してくる手数料も上昇し、数年前からは25%が普通になり、最近は35%まで上昇しました。
採用すると大きなお金が動くので、慎重に選びたいし、ちゃんとした人に紹介してもらいたい。
ところが、最近は、(本当にこの人、経験あるんだろうか)と思わせるような人が紹介業を名乗っていることが時々あり、不安になります。
最近は私と全く顔を合わせない業者が増えました。以前は、応募してくる人について来て、細かい条件についてじっくり話をしてくれたものです。
コロナ禍以降 そういう傾向が強くなりましたが、応募者を一人で現場に来させて、派遣業者は同席しないことが増えました。私とのやり取りはメール、電話かファックスだけです。
この業界、資格が必要ないのか、大学を出たばかりと思わせるような、へんな言葉遣いの人にもたまに遭遇します。

言葉遣いを批判するなんて、自分も年を取った証拠なのですが、でも、昔は聞いたことのない聞きなれない表現を耳にします。
「この条件で大丈夫そうですか?」
ストレートに「これでいいでしょうか?」とか「かまいませんでしょうか」と聞くところを、「大丈夫そう?」と聞かれると(親しくもないのに、そんな、慣れ慣れしい言い方するな)と私は感じます。怒られるのが怖いんか?
「これでよろしかったでしょうか?」も、今ではよく耳にされるかもしれませんが、私の若いころにはそういう言い方をする人はいませんでした。自分が勝手にやっておいて、事後承諾を得るようなニュアンスがありちょっとひっかかります。
「お世話になっております」は電子メールが使われるようになって頻用される文頭の書き出しですが、
初対面でこちらが「お世話してもいない」のに「お世話になっております」は、ないんじゃないか?
「条件をすり合わせさせていただきます」という言い方をする業者も増えました。「条件の細かいところを調整する」意味と思いますが、自動車のパーツとか「日本のものづくり」の工業製品みたいです。
言葉遣い以外にも、条件面の枝葉末節なことを、いつまでも質問してきて、イライラさせられたり
「〇〇でございますね」等とそれまで丁寧な受け答えをしていたのに「この部分違いますよ」と、私がちょっとつっこんだ質問をすると、
「ええっ?」と聞き返され、「・・・」しばらく絶句されてしまい、社会経験のなさが垣間見えてしまう人もいました。
こういう人間が薄っぺらい人に、ナースの年俸の30%という高額な人材紹介料を払うことに、くやしい気持ちすら感じることがあります。
まあ、若い人には頑張ってほしいですね。
*
そういう私も、20代の頃、医学生の実習をしていて、患者さんと話をするときは緊張の連続だったことを思い出します。

医学生の実習をはじめたころ、女性患者に「おしっこ」をしたかどうか聞く時、
最初、恥ずかしくて聞けなくて、「お小水はいかがでした」と聞くところ、どもってしまい、
「おしょ、おしょ 、おしょうすいはいっ いかがでしたか?」
と聞いてしまい
「はあ?」
と聞き返され、焦った私は「尿はどうですか?」と聞こうとして
「にょ、にょにょにょ、尿 の方はどうですか」とさらにどもってしまい
「ん?」(何聞いてんだこいつは?)とばかりにいぶかしい顔をされ、
私は、叫びそうな声で
「おしっこお! おしっこどうでしたか!」と赤面しながら聞いたことを覚えています。
若い頃は取り繕ってしまい、いつまでたっても本質に迫りませんでした。










