院長ブログ
年末の妊婦の体重指導
2025年12月28日|院長ブログ
年末が来ると、私は毎年ユウウツになる。
健診に来る妊婦さんに、イヤなことを言わなければならない。
「あなた、体重増えすぎですよ!」と忠告しなければならないことが増える。
妊娠中は体重の増えすぎは禁物。
妊娠すると体重は増加するものですが、適正な増加量(非妊時の10~13㎏)があって、それ以上の増加は妊娠合併症が増える。
とはいえ飽食のこの時代、食べ物はどこにでも転がっている。

年末から年明けにかけては、忘年会、クリスマスケーキ、年越しソバ、お餅、外食、おせち料理、等々カロリーの多いものばかり。

しかも外食する人多い。外食を気分転換と考えている人多数。

この時期「食べない選択」をするには相当の決心が要る。
おせち料理は「保存が効く」ことで考え出されてきた食材ですから、塩分や糖分が強いものが多いです。

「あなた体重増えすぎ」と同じ言い方をしていても人によって受け止め方は様々。
敏感な人は、「ちょっと増えたかな」とやんわり伝えるだけでも気にされてしまう人がいる一方で、
「あなた、このままいくと危険ですよ」と脅し気味に言っても「なんか、こいつ不愉快なことを言っているな」くらいにしか感じない人もいるのです。(自分に都合のよいように物事を考える傾向のある人は、体重が増加していることが多い)
適切に受け止めてもらうのが難しいことを痛感しています。
ちょっと気を緩めると、甘いもの、スナック、結構口にしてしまいます。
年末の妊婦健診で
「私ダイエットにチャレンジしてます」
という、体重オーバー君(BMI30近く)の妊婦がいました。
「今までチョコとナッツのかかったドーナツ、大好きだったんですけど、やめました」
「ほお、それはいいですね」
「チョコとナッツはやめてプレーンのドーナツにしたんです」
「・・・・・・・・(たいして変わんないじゃん)」
がんばってるつもりの人多数。










