院長ブログ
超能力
2025年7月16日|院長ブログ
クリニックを運営していると、日々いろいろな人に会うのですが、先日人材派遣会社の人が訪問してきました。
大学を卒業して間もないらしい、新人の雰囲気のする人で、ちょっと緊張した面持ちで自己紹介をすると、自己紹介シートを私に見せてくれました。
「趣味:旅行、●●、特技:オーラが見える・・・」などと書かれていました。
「オーラが見える」という特技が気になって、聞いてみると、中学生ころから人のオーラが見えるようになった。
人によって色に違いがある。ある知人が、ある日オーラの色が変わったと思ったら、その人はまもなく死んだ、というような話をしてくれました。
オーラが見えるんだったら、占い業でも始めれば儲かるだろう、とシロウト考えで思いましたが、実生活にはあまり役に立たないそうです。
その人は、職員採用とか人材派遣の条件とかの話していたのですが、私の頭の中は「人のオーラが見えるって、どんなんだ???」でいっぱいで、仕事の話は上の空でした。
さて、あなたは超能力を信じますか?
私はあるんじゃないかと思っています。
私は、「見える」系ではないですが、夜中にクリニックでお産があると、自宅にいるのに、なぜか その時刻になると自然と目が覚めます。
こういう能力があっても実際に役に立たないのは、100%当たらないからです。7割くらいでしょうか。目が覚めても、お産がないこともあります。
テレビで、超能力を持っている人が取材された後、実際には科学的に証明できなかったことなどよくあるのですが、
超能力って、衆人の目にさらされることを避けているのではないかと思います。
世の中には変わった能力を持っている人がいるようで、職業柄気になったのが「排卵がわかる人(男性)」です。なんと書籍になって出版されてもいます。
女性の排卵日になるとオーラが見えるそうです。一般の人もそうですが、私も含めた産婦人科医の多くも「排卵」を知りたくて、四苦八苦しているので排卵がわかるなんてすばらしい能力です。
若いころに同僚の医者から聞いたのですが、彼は「背後霊が見える」医者でした。
患者の診察をしているときに、患者の背後にいる背後霊が、なにかメッセージを伝えようとしていることがあるのだ、とか。
彼が診察室で診察するときに、彼の視線が、患者ではなく、患者の斜め後ろくらいを見ているのが、とても怖いという話を聞いたことがあります。