院長ブログ
ドイツのクルマ 日本のクルマ
2024年11月27日|院長ブログ
EV(電気自動車)が身の回りにフツーに見られるようになりました。
充電に時間がかかることや走行距離が短いことで、私はまだ保有したいと思いませんが、そのうちもっと普及してくると思います。
ドイツの自動車と言えば、昔は丈夫で性能が高いと評判でしたが、EVを作るようになって、中国の安いEVに押されて、ドイツ車は売れなくなっているのだとか。
ドイツと言えば・・・
90年代の頃ですが、私は研究でインドネシアに1週間程度滞在したことがあり、あるドイツ人と仲良くなりました。
宿に泊まっていた、ドイツの大学院生でマーカスという20代後半の青年。
私と彼はなぜか意気投合して、いっしょにプールに遊びに行ったり、アメリカから来たロックバンドの公演を見に行ったりしました。
インドネシアはイスラム教なので、アルコールはあまり口にできないのですが、ドイツ人の彼も私もビールが好きで盛り上がったりしたのです。
彼の面白いエピソードですが、「俺、こないだブロモ山(インドネシアの有名な観光地)登っていたら、俺が小学校の時の音楽の先生にバッタリ出会ったんだよ。地球の裏側でこんなめぐりあわせがあるなんて奇跡じゃないか!」と言っていたのを思い出します。
ある夜、夜遊びにから帰ってくるとき、私たちはタクシーを使って、宿に戻ってきました。
タクシーから降りてドアを閉めるとき、うっかり、彼がドアのところで手をはさんでしまいました。
「痛いっ!」
タクシーは日本製の日産サニーという車種でしたが、はさまれた彼の手、内出血はしたのですが、幸い骨は折れてなさそうでした。
そのあと、彼の言ったことが印象的でした。
「自分の国(ドイツ)のタクシーで手をはさまれていたら、確実に骨、折れていたけど、ドイツのクルマでなくて、よかったよ」
ベンツ BMW たしかに当時のクルマのクオリティーはそんな感じで、ドイツのクルマは丈夫だが、日本車は薄くてペナペナ、と言われていた時代でした。
手をはさまれてみてわかる、ドイツ車と日本車の決定的な違い。
「手をはさまれたのが、ドイツのクルマでなくてよかったよ」
くやしいけれど、本当でした。
そういう時代もあったけど、今ドイツ車、売れてなくて、
これからどんなクルマが人気が出てくるのか、興味を持ってながめています。