院長ブログ
自治会と民主主義
2024年11月6日|院長ブログ
今自治会で班長やっています。
今年一年 住んでいる自治会の持ち回りで近隣の班長をすることになりました。
月に2回の回覧板に広報物を入れて配る仕事、お祭りの準備、亡くなった方の連絡、自治会費の回収などありますが、「ペットボトル・空き缶回収日」の回収係も仕事の一つです。
今朝1時間ほど仕事してきました。
公会堂の広場に収集箱を設置して、ゴミを持ってくる人の分別を手伝う。簡単で、1時間くらいで終わるのですが、普段顔を合わせない近所の人に挨拶するきっかけになって、楽しいです。
自治会は法的に言えば任意団体で、自主加入ということになっていますが、その場所に住んでいるという理由で自治会費を請求されます。仕事の内容が明文化されていない。 報酬もない。逆に仕事を怠ったペナルティもない。
日本全国に、こんな感じで自治会って存在するのでしょうが、今さらながら、面白いしくみだと思います。「自治会入りたくない」とか「会費払う義務ないんでしょ」と言う人がいてもおかしくない。
最近、日本では衆議院の選挙、アメリカでは大統領の選挙がありましたが、自治会って、政治の最小単位ではないでしょうか。
私、今の家に13年住んでいますが、班長の役をやらされるまで、誰がどこに住んでいるのか、ほとんどわかっていませんでした。
毎年、自治会の総会と選挙があって、自治会長、文化委員、厚生委員、祭典委員とか決めるために、居住区130世帯から候補者の名前を記入するのですが、今までは、投票用紙を渡されても、誰に入れたらいいかわからないので白紙で出していました。
誰が何やっているかわからないのに、「名前を記入しなさい」はひどい、と思っていましたが、それより良い方法はないわけで、民主主義ってそんなもんかなあ、と思いました。