院長ブログ
良いドキドキ
2024年5月15日|院長ブログ
一日のうちで明るい時間が長くなりましたね。
去年の夏は、暑かった。
私も、自分の畑の野菜を見に行くのが面倒になったので、作った夏野菜 ほとんどダメでした。でも自分の健康を優先するとしたら仕方がないよね、と言いわけしています。
健康のためには、今のうちから暑さに体を慣らしておくのが良い、と言われます。
熱中症の予防以外にもメリットが大きいので、いまのうちに運動する習慣をつけておきましょう。朝晩の涼しい時に。
熱中症は、東南アジアの国より日本の方がかかる人が多いのですが、原因の一つとして、暑さに慣れてないことから起こります。皮膚の汗腺が開いて、体が高い温度に適応できるようにしておくと重症化のリスクが減ります。エアコンは控えめにしましょう。
もちろん、「熱中症の予防に、積極的にエアコン使いましょう」は正しいのですが。常にエアコンばかりに頼った生活をしていると、逆に熱中症が起こりやすいのです。
コロナ感染症の時に「マスクをつけていると熱中症になりやすい」と一部メディアで言われていましたが、医学的にはマスク着用が熱中症を悪化させるエビデンスはありません。なんとなくそう感じるだけ、です。
めまいや倦怠感などの自律神経症状も熱中症のサインの一つですが、動悸もその一つです。
動悸の原因を知るために、心臓の聴診をすることがあります。不整脈や血液の逆流がないかを知ることができます。
私がかつて勤務医で、麻酔科を回っていたときのことです。歯科の研修医の女医で、全身麻酔の経験を積むために、同じとこで働いていました。彼女はとっても美人でした。
歯科の先生にとっては、心臓の聴診は、慣れないことなのですが、麻酔の術前の診察では、いちおう、聴診器で胸の音を聞くことになっています。
彼女が困っている、というので理由を聞くと
「若い男の人の聴診、緊張しちゃって、全然わかんない~」そうです。
20代の男性の患者のはだけた裸の胸に聴診器を当てるということ自体、慣れなくて、自分の心臓がバクバクして、聴診器をあてても、「自分の心臓のバクバクする音で、患者の心臓の音がよくわからない」のだそうです。
聴診器を当てられていた若い男、じっと胸の音を聞かれ胸がドキドキ、心拍数120くらいの頻脈になってしまい、正常なのか、異常心拍なのか、全くわからなかったそうです。
まあ、若くて美人で白衣を着た女性に、そんなことされたら、そうなるかな。