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院長ブログ

理系と文系

「理系」か「文系」かと分けることをやめませんか、とあるニュースサイトで提唱していました。

大学進学の時に、「文系」と「理系」と分けられますが、これは良くないと常々思っていました。私から言わせると「数学嫌い → 文系」と考えている人が多いです。

私自身に「文系か理系か」の問題が降りかかったのは、高校受験の時でした。それまでの自分は、好きな教科といえば「社会」と「理科」。得意な科目は「英語」。数学は計算間違いで減点されるので得意ではありませんでした。

進路指導の先生に「お前は理数科に行け」と言われ、数学は好きではなかったにもかかわらず、内申書と進路指導の先生の意向で高校は理数科に。

自分は「文系」と思っていましたが入ったのは「理系」。

高校進学後は好きでない数学の勉強はやらなかったので、1年一学期の数学の成績はクラスの中で下から2番目でした。担任の先生が数学の先生で、「ちゃんと勉強やるから見捨てないでください」と先生にお願いした記憶があります。

職員室で、私(当時身長180㎝)より小柄な身長155㎝くらいの数学の先生に、頭を下げてお願いして、

数学の先生は、しばらく間が空いた後で「・・・ああ」と返事をしてくれました。

その後「見捨てられないように」数学を勉強するようになったのを覚えています。

実際のところ私は山岳部など課外活動が楽しく、勉強など放ったらかしでした。自分の好きだった生物学は、理系と言われますが、暗記ばかりです。歴史や地理を学ぶのと変わりません。

医学部に入っても暗記することばかりで、理系の学部とは思えませんでした。

今医者になって、医者の仕事は「アート&サイエンス」だと感じていますが、 理詰めだけでは患者の治療が成り立ちません。患者の気持ちを読み取り、伝える「アート」の部分が重要です。

そもそも大学を「理系」か「文系」かにカテゴライズしていること自体がまちがっています。

大学を選ぶのに「理系」か「文系」か分けているのは、世界の中でも日本くらいで、自称「文系」の人は「私は文系だから数学やらなくていい」と考えているフシがあります。

今回「理系&芸人」で検索してみると「ムロツヨシ(東京理科大理学部)」や「サンシャイン池崎(大分大学工学部)」「ビートたけし(明治大学工学部)」など、文系と言われている芸人の世界でも理系出身の人はいくらでもいます。

自分の経験から、数学は、苦手意識を乗り越えて努力を継続すれば、結果は出ると思うので、受験生には、この時期、頑張ってもらいたいと思います。

 

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