院長ブログ
中山道を歩いてきました
2023年9月3日|院長ブログ
8月の終わりの休日に中山道を歩いてきました。
最近、インバウンドの外国人が急増している場所で、欧米人からは「サムライ・ロード」と呼ばれ、SNSで話題になり、海外からの観光客が前年比で60倍になった場所があります。
むかしの中山道の妻籠宿と馬籠宿の間の8㎞の道のりが、ガイドブックで紹介されて以来、ものすごく人気になったそうです。
自然の中を歩くのは、私大好きだけど、なんで、こんな田舎道が、外国人に気に入られているのか、興味をひかれて、私も行ってみました。
近隣のホテルで一泊し、朝9時頃馬籠宿に着くと、朝の時間で店開店していないのに、ちらほら外国人の姿が。
昔の景観を残した石畳を登っていくと、江戸時代までの、人や馬で行きかっていた、人の姿が目に見えるようです。
街並みを外れて歩いていくと、私の目には、どこにでもありそうな、日本の過疎化した山の中の風景。でも、びっくりしたのは、歩いている人の7割くらいが、外国人の旅行者でした。
どこにでもあるような、イナカの風景が、彼らにはアピールするんだろうか。
欧米系の外国人が多く、私たちの体格の横幅が2倍ありそうな、大きいからだの外国人が、汗をかきかき、歩いていきます。
完全に自然の中を歩くのかと思っていたら、ところどころアスファルトの車道を交差していて、クルマが通過するのが見えたり、電線やガードレールが目に入るので、外国人に日本をアピールするなら、もう少し工夫ができそうかと思いました。
目的地の妻籠宿は、馬籠宿よりもっと昔の景観が保存されていて、派手な看板がなく、近くの変電所も目立たないように外装を茶色でペイントして、和風の塀で覆っていました。
まだまだ自分の知らない、面白い場所があると知った、今回のお出かけでした。
NHKの番組で以前、中山道を歩くルポの番組を見ましたが、道標に「旧中山道(きゅう・なかせんどう)」と書かれているのを、ある女性アナが。「1日中山道(いちにちじゅう・山道)」と読んでしまい、「この道を行くと、一日中、山の中を歩くんですか?」と真面目に聞いていました。
たしかに 山ん中です。