院長ブログ
親に運転をやめさせるのは難しい
2023年7月23日|院長ブログ
私の父親 今度86歳になります。私とは仲がいい方で、ケンカすることはないのですが、
最近、大声をあげて口論になった一件がありました。
私の父親はクルマの運転をするのですが、事故を起こすことが増えたのです。
擦ったり、サイドミラーを壊したりとマイナーな事故ではあるのですが、以前と比べて事故を起こす回数が増えました。 ここ半年で4回事故を起こしている。
一番最近の事故では、もらい事故と本人は言っていましたが、エアバッグが開いて肋骨にヒビが入るケガをしました。
イナカに住んでいるので、クルマがないと買い物にも行けない。本人も十分気を付けて、道路の一時停止では十分すぎるほど時間をかけて左右を確認しているのも知っています。
ただ、この年ではとっさの判断が遅れるのは明らかだし、歩行者をはねてしまう高齢ドライバーの事故のニュースを最近多く耳にします。
私を含めた子供で話し合って、運転をあきらめてもらうことにしました。
「なんでお前にそんなことをする権利があるんだ!」と普段にない剣幕で、私に怒りをあらわにしましたが、そこは想定の範囲内。
「力づくで、クルマ乗せないからね!」と、タンカを切りました。自分の親に人差し指を向けて大声をあげたのは、私も久しぶりです。
イナカで、高齢者のドライバーをあきらめさせるのは、とても難しいことは他で聞いていて知っていましたが、これが息子の思いやりから出た行為だと、天国で気が付いてくれればうれしいです。