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院長ブログ

幸せのホルモン

オキシトシンというホルモンは、お産の現場ではよく使われる薬の一つですが、じつはいろいろな働きがあることが、ここ20年くらいでわかってきました。

100年以上前に発見され、子宮の収縮作用があることから、分娩の誘発に使われてきましたが、それ以外に「他者への信頼感が増加する」「人と関わりたいという好奇心が強まる」「不安や恐怖が減少しストレスが緩和される」という働きがあることはよく知られているところです。母親が子供を育てる要素に関連しているようです。

オキシトシンは女性だけでなく男性の体内でも貴重な働きがあります。男性も赤ちゃんに触れたりすることで、体内のオキシトシンのレベルが上がって、「やさしく」なります。

本日、専門医向けのセミナーで聞いた話ではオキシトシンは「肥満を抑制する」「骨そしょう症を予防する」「筋肉量を維持する」「寿命を延ばす」効果もあるそうです。

自閉症の一部ではオキシトシンを投与して改善した報告もあります。

薬剤のオキシトシンを内服できるような薬を作ると、認可までとても時間がかかる。演者は普段の生活の中で体内のオキシトシンレベルを増加させる方法がないかと探してみると、エビデンスのある方法が、見つかったそうです。

1:マッサージを受ける。

痛いときに体をさすってもらうと、心が安らいで、痛みが軽くなった経験をした人もいるかもしれません。人の手で体を「さする」ことでさすられた人の体内のオキシトシンレベルが上昇するそうです。マッサージを施す人も少しオキシトシンレベルが上昇するそうです。

幸せになるためには、お互いの体を触れ合うことも大事で、コロナの流行で、SNSでしか意思疎通しなくなった私たちに、「肌のふれあい」は最も欠けているものではないでしょうか。

2:オキシトシンを上昇させる漢方薬がある

加味帰脾湯(かみきひとう)と呼ばれる、不眠症などで使われる漢方には不安を取り除きストレスを和らげる効果があり、オキシトシンを上昇させる働きがあるそうです。

3:ペットと見つめあう

飼っている犬や猫とじっと見つめあうだけで、体内のオキシトシン濃度が上昇するというエビデンスがサイエンスという雑誌に掲載されました。ペットを飼うと心が癒されるのは、オキシトシンがかかわっていることが明らかになりました。

ペットは心を癒します。

自分も日々、飼っている犬と見つめあう時間があるのですが、知らない間に日々のストレスが軽減されていたのですね。

 

 

 

 

 

犬と見つめあっている私

 

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