院長ブログ
イクメンの日
2022年10月19日|院長ブログ
10月19日は「イクメンの日」です。
イクメン・オブ・ザ・イヤーもニュースで話題になっています ↓
https://www.tokyoheadline.com/654614/
仕事もできて、子供や奥さんにもやさしい、そういうパパが増えるといいですね。
今年10月から「産後パパ育休」制度も新しく導入され、ますます「お父さん」が育児に参加できるようになります。
出産後の大変な時期に、お母さんと赤ちゃんに寄り添ってくれる力強い存在になるといいですね。
私、この仕事をしていて、世の中の移り変わりを、肌で感じます。
10年くらい前までは、産後のお母さんに付き添っていたのは、おばあちゃん(つまり出産した人の実母か義母)でした。
お父さんは仕事で家にいないことが多かった。
ここ10年くらいの間に、「女性も働きましょう」「定年後も年金だけに頼らず働こう」という世の流れがあって、出産した人が家に戻っても、面倒を見てくれるおばあちゃんがいなくなってしまいました。むかしは家でのんびりしているおばあちゃんとかいましたが、今や60代、70代でも、日中は仕事に出ていて不在が多い。
産後に自宅で自分と赤ちゃんだけで取り残され、孤独になって、産後うつとか子供虐待とか問題になりましたが、これから夫の育休はその解決になるでしょうか。
私のクリニックでは、コロナが流行っている間も、夫の出産立ち合いを許可してきたのですが、赤ちゃんの誕生を目にするのは、夫となる男性にとってもメンタルによい影響があると思います。
私は出産前後で立ち会うので、夫の言動を常に見ている立場ですが、産後の夫が言うことは結構共通していることが多いです。
「この子の鼻って、おれにそっくりだよな」
「ガッツ石松みたいだって聞いたけどそうでもないよな かわいいじゃないか」
「こんな(大きな)子がおなかから出てきたなんて信じられない」等々
じいっと興味深く見入っている人ほど、いい父親になりそうな気がします。