院長ブログ
10月10日
2022年10月10日|院長ブログ
10月10日はスポーツの日
何かスポーツ、やってますか?
さて、
国体や大きなスポーツの大会が開かれる時には、近隣の病院の救急医に通達が出ることがあります。
「大会に出る選手が救急で受診するかもしれないから、薬剤を出す時には気をつけて」
風邪や喘息、花粉症など、一般でもよくある症状にたいして、使用される成分がドーピング対象になっている薬剤は意外と多いのです。
たとえば、サルブタモールやエフェドリンという気管支を広げる薬は、市販の風邪薬の中に含まれていることが多い。
副作用が少ないと言われる漢方でも、ドーピング対象になることがあり、風邪で使う「葛根湯」もその一つです。
夜間の救急病院で、医者が大会に出場する選手と知らずに風邪薬を出してしまうと、後でドーピングで引っかかってしまう可能性があります。
蕁麻疹の治療に使われるステロイド剤、むくみを取るための利尿剤、造血剤、ドーピングでひっかかる薬剤は意外と多いのです。
その一方で、最近知ったのですが、あの「ファイト一発!」のリポビタンDはドーピング対象の商品ではないようです。カフェインも単体ではただちに禁止ということではないようです。
ロキソニン等の解熱鎮痛剤も問題ありません。
私も来月のマラソン大会に向けて練習をしています。
大会前になってくると、ちょっとでもいい記録を出してみたいと欲が出るのですが
練習量も知れてるし、
練習の時間に仕事が入って呼ばれたり、とかで
練習時間が足りない。
ドーピングにでも頼りたい気分です。
ドーピングしたって、記録の伸びは知れてるけど・・・