院長ブログ
生理不順とウクライナ戦争の共通点
2022年9月28日|院長ブログ
産婦人科には生理がおかしいので何とかしたい、という患者さんも来ます。
「生理が来ない」という人の中には、妊娠を別として、よくある原因ですが
仕事や勉強のストレス、転居のストレス以外によくあるのは、やせすぎ、太りすぎ、などがあります。
先日うちを訪れた29歳の女性。「半年くらい生理が来ません」と言う。
「前の病院でピル(ホルモン剤)を出してもらったが、むくんで体重が増えてしまうので、飲むのをやめました」とのことです。
「これ以上太ったら困ります。」という彼女は明らかに痩せている。身長160㎝、体重41㎏(本人と特定されないように少し変えています)。
この人はBMI(Body Mass Index)16くらいなのですが、標準が19~25くらいです。明らかに痩せている。
これ以上体重増えたら困るので、節食しているのだと言う。 生理が来なくなって、困っていると言う。
人間は飢餓状態になると、脳のセンターが生命維持を優先させて、月経を起こす機能を停止させます。だから痩せて栄養状態が悪い人は生理が起こりにくい。
ちゃんと食べて体重増やせば、生理が来やすくなるのですが、どうもこの人勘違いしているんじゃないか、と思いました。
ただ、こういう人に「ちゃんと食べて体重増やしなさい」と言っても、理解されないことが多い。
世の中には、「認知のゆがみ」というものがあって、その人の世界では正しい、ことが第三者から見ると正しくない、ことがよくあります。
誰も知っているのが、ウクライナ戦争で、欧米と日本からすれば、「ロシアの大統領は頭おかしいんじゃないか」と思うのですが、ロシアの大統領からすれば、「ロシア国民の平和のために、ウクライナ東部を自国の管理下に置こう、多少の犠牲は構わない」と考えているのでしょう。
自分のことを振り返っても、「自分は〇〇だと思っていたが、振り返ってみるとそう〇〇でもなかった」という経験は多数あります。
10年以上前の話ですが、マラソンで仮装して人を笑わせようと思って、着ぐるみを着て走りました。
自分の頭の中のイメージは
こんな感じだったのですが
実際写真を撮られたところを見ると・・・

見るものに涙を誘います
苦しそうで、悲壮な顔をして走っていて、笑わせられるような感じではありませんでした。
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