院長ブログ
いざという時のためにとっておく
2022年5月29日|院長ブログ
北海道知床半島で沈没した観光船のニュースで、沈んでいた120mの深海から観光船を吊り上げたことですが
飽和潜水の機能を持った人や沈没船を引き上げるサルベージ船と、普段全く使われないだろう機能や装備が、いざという時のために温存されていることに、私は驚きました。
いざという時いつでも使えるように維持管理するコストがかかっているはず。
医療も似たようなことがあって、普段まず使うことはないが、いざという時のために温存しているものがいろいろあります。
心臓が止まった時のAEDや不整脈治療薬、昇圧剤、手術器具など。
AEDは25万円くらいで購入しましたが5年経過すると保証が切れるので新しいものに買い替えなくてはなりません。
1年に一回あるかないかという大量出血の時に役立つと言われる子宮内バルーンカテーテルも、3万5千円で買いましたが、使われないままそろそろ使用期限です。
昇圧剤やステロイド剤も有効期限があるので、使っていなくても買い替えなければなりません。
このように医療機関では使う頻度が少ない一方で購入しておくべきものが多く、結構お金がかかります。
設備の更新はおこたってはいけないのですが、こないだうっかり、倉庫に、賞味期限を2年経過したミネラルウォーターのボトル48本を見つけました。
ミネラルウォーターに限っていえば、実は期限が過ぎても飲めます。中の水分が長い時間をかけて少しずつ気化して出ていくので、体積が減ってペコペコになります。
48本もありましたが、賞味期限切れというと、誰ももらってくれないので、私一人でちびちびのんでいます。まったく普通に飲めています。
食べ物に関してはちょっとくらい消費期限、賞味期限切れものもは気にしません。
でもちょっと失敗だったのは・・・・
去年の夏の話ですが、知人からいただいたカステラをしばらく(7日くらい)時間経ってから食べました。
抹茶のカステラだと思って食べた後、外の箱をみたら、普通のカステラでした。
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カビがびっしり生えたカステラを、抹茶と勘違いして、おいしく食べてしまいました。