院長ブログ
自家製ヨーグルト
2022年3月30日|院長ブログ
自家製ヨーグルをト 作り続けています。
カスピ海ヨーグルト、スーパーでも売られている種菌があるのですが、作り方は簡単です。
新しい牛乳パックの口を開け、中の牛乳を少し出して、そこに前のヨーグルトを放り込む(牛乳の量の5分の1程度)だけです。
ただし、継ぎ足す時に手が触れたりすると雑菌の混入の原因になりますので、継ぎ足す時だけは実験室での無菌操作のように細心の注意を払います。
煮沸した容器に開けると良いとも書かれていますが、不十分な滅菌だとやはりコンタミネーション(雑菌の混入)の原因になるので、パックからパックへ直接移したほうがいいと、私は考えています。
そのまま室温でほったらかしにしておけば醗酵が進み、新しいヨーグルトができてしまうのです。 ヨーグルトを一定の温度に保つ「ヨーグルトメーカー」なるものもあるそうですが、私の住む静岡では室温でもちゃんとできます。
冬は少し遅い気もしますが、そもそも冬は寒いので冷たいヨーグルトを食べる気が起こらず、数週間食べずに放置されていることもあります。しかし、中身はちゃんとヨーグルトになっています。
カスピ海ヨーグルトは他の種類のヨーグルトのように保温にわざわざ手間をかける必要はありません。
2年以上にわたって培養し続け、最長105回培養継ぎ足したこともあります。
これ以上やっても意味ないし、最初のヨーグルトの味と変わってきているのではないかと思って新しいヨーグルトと味を比べたこともありますが、味は変わりませんでした。
たまに何かの具合で味とか粘りが変わってしまうことがあり、その時は継ぎ足しをあきらめて、またもとの新しい種菌から始めています。(種菌も1000円以下で買えますので、ヨーグルト製品を買うよりは全然コスト安いです)
私が昔、訪問したバングラデシュやカンボジアでもヨーグルトが売られていて、衛生環境の悪い場所でも健康的でをおいしく食べることができるくらい、ヨーグルトは優秀な食品です。
「腐った」たべものと「発酵させた」たべものは違った印象ですが、微生物がやっていることは一緒です。ヨーグルトはいっしょ。
ヨーグルトは体の中の「善玉菌」ですが、日本であまり知られてないヨーグルトの活用法として、カンジダ膣炎の治療に使われることがあります。
欧米の旅行者の間ではよく知られています。