院長ブログ
スキーは密にならない と思って行ってみた
2022年3月2日|院長ブログ
なかなか減らないコロナ感染者数。
人の多いところには出かけられないと、ウズウズしている方も多いのではないでしょうか。
雪山でスキーなら、密にならないので、大丈夫かなと思い、この間の休日にスキーに行ってみました。
雪を知らない静岡県の人間が、気安く雪のあるところに乗り込むものではない、と思い知らされた、今回のスキーでした。
自家用車で出かけました。
スキー場にまで普通のタイヤで走っていけるだろうと思いましたが、念のためチェーンを持っていこうと、直前にネット通販で買った数千円の安いチェーンを買いクルマのトランクに放り込んでおきました。
静岡県西部から比較的近いのは、愛知県と長野県にまたがる茶臼山高原というところです。
スキー場に近づいて高度が上がってくるにつれて、だんだんと路肩の雪も増えてきて、雪の対策をしたほうがいいかだんだん心配になってきました。
雪に関してはシロウトです。
だんだん路面の雪も厚くなってきて、カーブを曲がって、その先に路肩に止まっているハイエースが見えた、その瞬間、ずるずるっとハンドル操作を無視して横滑りする感覚が。
ヤバイ!チェーンつけなきゃ!
と思って、そこから車を移動させようとしますが、焦ってアクセルを踏めば踏むほど、車体はずるずると横滑りし、坂道をふさぐようにして横向きに止まってしまいました。
仕事以外で心臓がバクバクしたのは久しぶりで、あわてて、その位置で、クルマを停止させて、タイヤチェーンを付けようとするのですが、慣れないので、5分くらいかかっても一向にチェーンがかけられません。
そのうち、下から登ってきた後続車両が一台、二台、三台と、私のクルマの下の方10メートルくらいで停止して、私の車両が動くのを待っています。中途半端なつけ方して、焦ってクルマに戻って、シフトをローにしてアクセル踏んだところが、チェーンはすぐ外れてしまい、クルマはじりじりとスリップして、待っている後続車両にどんどん近づいていくではありませんか!
助けて~ でも誰も助けてくれない!
またクルマとめて、チェーンを着けなおし。
一秒でも早くつけなきゃという思いと、雪でかじかんでしまって、痛くて冷たくて動かないもどかしさで、泣きそうでした。
後続車両から、一人男性が下りてきた。怒られたらどうしよう、と思い、ペコペコ謝りながら作業していましたが、幸い優しそうな人でした。
必死にタイヤチェーンつけて10分くらい、なんとか両輪にチェーンがついて坂道をふさいでいた私のクルマはその場を脱出しました。
手が傷だらけで、冷たくて 痛くて、泣きそうでした。
その後はなんとかスキー場に到着し、予定通りスキーができたのですが、
今回のトラブルで、雪のない地方に住んでいる人間がいかに雪を甘く見ていたか思い知らされました。