院長ブログ
好きな仕事 きらいな仕事
2021年12月29日|院長ブログ
年末に研修医1年目の人たちと話をする機会がありました。
彼らが気にしているのは、将来何科に進むか。
私が研修医だった頃と違いを感じたのは「どれだけ当直が少ないか」「時間外勤務が少ないか」自分の時間がどれだけとれるか、ワークライフバランス、コスパがどうとか。医師も自分のキャリアをそういう選び方をする時代になったか、と感慨深かったです。
私から若い医師にサジェスチョンするなら、「きついけどやりがいのある仕事」 か、「楽だけどやりがいをあまり感じない仕事」の選択になると思いました。
私がいままで経験した中で「きつくてやりがいを感じなかった仕事」は学生時代の新聞配達です。
朝3時起き 新聞店に行って、広告を新聞に折り込んで、配達する家の順に、配る新聞を並べてカブの荷台に乗せる。
12月から1月の寒い時期、外は真っ暗、配達する家の順番を覚えていないとどうしても時間がかかってしまう。
年末年始で、セールの広告ばかり多く、積んだ新聞がやたらと重い。
凍った道路で転倒し、荷台に積んだ新聞がバラバラになってしまい、泣きそうになったこともありました。バイクの免許取り立てで、スーパーカブの扱い方が荒っぽかったらしく、転倒したときに車体のカバーを壊してしまい、修理代を請求され、わずかばかりのバイト代が修理代でなくなってしまったことも。
自分の学費を稼ぐために、朝3時から7時まで新聞配達、日中は勉強していた大学生もいましたが、私はこれでは他のことができない、とアルバイト2か月で退職してしまいました。