院長ブログ
亜鉛足りてますか
2021年12月15日|院長ブログ
食生活に亜鉛足りてますか?
生きていくのに必要な栄養はカロリー、たんぱく質だけではありません。
微量元素といって、鉄やマグネシウムなどとともに亜鉛も重要。
体内の含有量でランキングすると1位が鉄、2位が亜鉛 3位が銅(メダルのようです)で、亜鉛は意外と多く、体内に2.2g程度あります。
亜鉛が足りないと、味覚が低下します、若い世代の中に味が感じられないという人が増えていますが、かたよった食事による亜鉛の欠乏が原因です。
またケガが治りやすいかどうかも亜鉛が関係している。亜鉛華軟膏は皮膚の傷に使われ皮膚炎の治療に使われます。しもやけにも効果あり。
免疫力を維持するのに重要な元素で、髪や肌を健康に保ちます。
精力をつけるためにカキ(牡蠣)が良いと言われますが、カキは亜鉛を豊富に含んでいて亜鉛は精子の形成に欠かせません。
亜鉛を含む食品は他にも牛肉、卵黄、チーズにもありますが玄米や海苔にも少し含まれています。海苔を食べてカキの亜鉛を取ろうとしたら牡蠣1個に対して海苔180枚を食べる必要があり、とても太刀打ちできません。
牡蠣はおいしいですね。
カキ(牡蠣)の身はぶよぶよして見た目気持ち悪いから敬遠する、と言う人もいますが、やわらかくて旨味たっぷり、塩味もついていて、私は大好きです。
「牡蠣フライは哀(かな)しい味がする」って言っていた人(文学者)もいました。
このセリフ、詩的でいいなあと記憶に残っています。
英語圏では「オイスター(牡蠣)は”R”の付く月以外には食べるな」と言われています。Rのつく月というと September(9月)からApril(4月)までです。ちょうど夏場は牡蠣の産卵の時期で味わいが低下するから、という理由と、夏場は腸炎ビブリオなど食中毒のリスクが高くなることから そういわれるようになったようです。
牡蠣についてのこういうウンチクを、昔、女の子を食事に誘った時に、披露していた事もありましたが、先に自分が酒に酔っ払ってしまうのが常で、デートは失敗ばかりでした。