院長ブログ
高校生との交流会
2021年12月8日|院長ブログ
将来Uターン就職する人が増えてほしい、という磐田市の企画で、高校生と、市内で起業している経営者が交流することになり、私も招かれて出席しました。
1時間の授業で、市内の6つの経営者が参加、高校生1年生が40人。
私の住む地方都市磐田は、高校から県外の大学に進学する人が多く、大都市の大学に進学してしまうとそこで就職、静岡県に戻って来ない人が多い。
7~8人の高校生と一人の起業家が対面してお話をするセッションが15分×3回。
私は高校生を前にして、質問された以上のことを話すことができず、話が途切れてしまうことが多かった。
どうしてかというと
私自身、高校生の頃、将来何になりたいか決められなかったので。えらそうに「将来のことを考えなさい」なんて言うことができませんでした。
現在磐田市で仕事をしているのも、なんとなく成り行きでそうなってしまっただけで、とくに「磐田を愛していた」わけでもなし。
私の10代のトガっていた頃には(こんな田舎町、出てやる!)とさえ思っていました。(今は違います)
高校生からの事前質問で、「どうして今の仕事をされているのですか」という質問に
「赤ちゃんて可愛いですよ」
と回答しましたが、赤ちゃんがかわいいだけでこの道に入ったわけでもない。
高校一年生に自分のできるアドバイスは何だろう、と考えながら語ったことは
*女性が子育てをするとき、近くに親や兄弟がいてくれると「幸せ感」がアップするので、実家近くに住むのは良い。
*まだ進路決めなくてもいい。自分を取り巻く環境は変わるのでその都度ベストの選択をすればいい。
*医者は文系でもなれる(数学の試験はありますが)
「将来の志を立てよ」と一般の考え方と相反するようなことを言いましたが、結局どっちでもいいってことです。
起業している人の出席者の中の一人、戸田君は、私の高校の頃からの同級生です。
高校生の頃はお互いバカばっかやってましたが、今回高校生を前にして、自分たちが高校の頃にした約束を思い出しました。
高校生当時、私も彼も額(ひたい)が広くて、将来髪の毛がなくなるのではないかと言われてました。
「将来、お互いどっちがハゲているか賭けよう。2000年になってハゲている方が、磐田市内のレストランのメニューを全部タダでおごることにしよう。」
卒業から40年近く経ちましたが、どちらも髪の毛はなくなっておらず、この賭けは引き分けでした。