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院長ブログ

9月8日は「クーパーじん帯」の日

9月8日は「クー(9)」「パー(8)」の語呂合わせにちなんで、女性の乳房を支える「クーパー靱帯」とされています。

下着メーカーのワコールが決めたそうです。

今ではマンモグラフィーの導入やエコー等、精度の関係で乳腺外科で「乳がん検診」をすることが多いのですが、

昔は産婦人科でも乳がん検診をしていました(今でも行っているところもあります)。

私が乳がん検診をやっていた頃のエピソードです。

その1
オッパイの盛り上がりの位置が右と左で明らかに違う人がいました。
右は正常の位置だが、左は隆起がおへそ寄りに偏っていて、乳首だけが左右同じ高さ。
エッと思って聞いて見たところ、胸にシリコンを入れたのだという。シリコンの固定に失敗して、左の乳房が垂れ下がってきてしまったのだそうです。
よく見ると腋の下の肋骨の部分にうっすらと皮膚を切開した跡があった。垂れ下がった乳を直すのは難しいそうです。

その2
乳がん検査の触診をする時には両手を頭の後ろに持っていって乳腺と胸壁にテンションをかけて観察する。ちょうどアメリカで警察官に
「両手を挙げて、抵抗しないで」と威嚇される犯人のようです。50肩でもないかぎりたいてい、このポーズで乳腺の触診をするのですが、
なかにはできるはずなのになかなか腕を上げてくれない人がいました。

おかしい、と思いながら腋の下をよく見ると、これも手術をした縫合の跡。
ワキガで手術をして腋の下の皮膚を切除したことがバレるのが恥かしいのか、なかなか腋の下を見せようとしなかった人がいた。

その3
男も乳がんになる。私の知人の男性の医者で乳がんになった人がいます。

その4
タイのオカマが受けている豊胸手術は見事です。手術の跡がわかりません。

以前私はバンコクでタイのオカマショーを見に行ったことがありますが、男のアカシであるオチンチンも見事に抜いており、腰のふっくらした
感じも女性そのものでした。ノドチンコの出っ張りと恥骨のつき方が男性であったことをわずかに物語っているだけで、

これを見抜けたのは私だけではないかとひそかな自負があります。

タイの美容形成医学は日本より進んでいます。

 

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