院長ブログ
眼は口ほどにものを言う
2021年4月28日|院長ブログ
鼻から入れた牛乳を目の涙腺のところから出してどのくらい遠くまで飛ぶか世界記録に挑戦した人のことを
先日あるテレビ番組で披露していました。
「目」は重要です。
マスクで顔を隠して仕事をしているこのご時世、口や顔の表情筋が見えないので、「目」「眼」はコミュニケーションのための重要なパーツです。
診察の時でも、私は患者さんの目をよく見るようにしています。
妊婦健診の時に体重増加が多くて、「あなた食べすぎていないでしょうねえ」と聞く時とか、ピルの処方をする前に タバコの臭いがする人に「タバコ吸っていませんよねえ」と聞く時など、おそらく捜査官なみの注意力で相手の瞳を見ていると思います。
じっと見ていると、不自然に大きいカラーコンタクトや、不自然な美容整形の二重まぶたなども発見しますが、「眼は心の窓」で、相手の感情の変化がわかりやすい。
私が医学生の時、意表をついた質問をして学生をびっくりさせる脳外科の教官がいました。
「君、目をみて何がわかる?ん?」
席の前の方で、当てられた学生は、いきなりの質問にびっくりしましたが、一呼吸置くと彼はこう答えました。
「先生、愛がわかります。」
教室は爆笑の渦につつまれました。
でも確かこの人は脳外科の試験に落ちたと思う。