院長ブログ
インフルエンザとシャツ
2020年11月11日|院長ブログ
インフルエンザワクチンの予防接種のシーズンです。
今年は「ウイルス」「ワクチン」に敏感な人が多いのか、お問い合わせが多いです。
妊婦さんもぜひ打ちましょう。昔は「妊婦はうたない方がいい」という考え方でしたが、最近は「妊婦もうったほうがいい」となっています。
「インフルエンザワクチン」という名称が長ったらしいので、業界では「インフル」とか「フルワク」と呼んだりします。
昔アメリカにいるときに
「おまえ古シャツ持っているか」
と聞かれて、最初何のことかわからなかったのですが
「インフルエンザのワクチンを打ちましたか」という意味と後でわかりました。
米語圏では「インフルエンザワクチン」のことを「Flu shot (フルー・ショット)」と言います。
Flu shotが「古シャツ」に聞こえたのです。
シャツにまつわる笑い話ですが、1970年代、日本人がアメリカに入国するときに検疫でこう聞かれたそうです
「おまえカラーシャツ持っているか?」
サラリーマンのその人は、背広とワイシャツだけで、色のついたシャツはなく、変なことを聞かれたとおもったのですが、
「コレラのワクチンを打ちましたか」という意味だったそうです。
コレラ(Cholera)ワクチンをCholera shot(コレラ ショット)と呼び、「カラーシャツ」と聞き間違えたとか。
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シャツと言えば、最近 私「ヤバいTシャツ屋さん」のCDを買ったのですが、「Tank top of the world」などの歌詞を聞いていると、昔「ランニングシャツ」と呼んでいた、肩の出たシャツは今では男も女も「タンクトップ」と呼ぶと気づきました。
私、「ランニング」は男性が呼ぶ呼称、「タンクトップ」は女性が呼ぶ呼称と思っていました。
ヤバTは結構笑えます!
好きなバンドです。
下半身に目を転じると、「ズボン」「トラウザー」「スラックス」と男性が呼ぶところの衣類を、女性は「パンツ」と呼ぶのだ、と医者になってかなり年数が経つまで信じていました。
産婦人科の専門医になって、「ぱんつ」は(一般の男女にとっては)同じものを指すことがわかりました。(ファッション雑誌の「pants」はおそらく別世界のものだろう)
産婦人科の診察をするときに、昔は「下ばきをお取りください」とか、あいまいな表現をしていましたが、最近では「ぱんつ脱いでください」とダイレクトな表現です。