院長ブログ
ブックオフで売れなかった本
2024年9月25日|院長ブログ
本かオンライン書籍かどちらがいいか。
紙の本はすぐに手に取ることができ便利ですが、だんだんとたまってくると本棚を占拠します。
今回古い本から新しい本までいくつかを整理して、処分することにしました。
ブックオフに行き、片手の紙袋にいっぱいの古本を買い取ってもらったところが、
買い取り価格「190円」。
安く買いたたかれるとは想像していましたが、こんなに安いとは!
その中でも「紙が黄ばんでしまって値段がつかない」と返された本が、写真の内容です。
私が10代の頃読んでいた本で、実家で整理していたときに出てきたものです。
「死に至る病」とは絶望のことである。と冒頭に書かれていて、あといろいろ書かれているのですが、ちゃんと読めてません。これの解説書で「実存主義を代表する名著です」と書かれていたので買ったのですが、翻訳難しいです。
「ツアラトゥストラ」はニーチェの代表作ですが、これはちょっと読みました。「神は死んだ」で代表される、強い言葉があちこちにちりばめられています。自己肯定感が低くて悩んでいる人が多い現代には受け入れられやすい。私なりの解釈をすれば「こう生きなさいというマニュアルはいらない、あなた自身の感じ方で未来を切り開いていくのだ」
「車輪の下」は受験勉強に悩んでいる10代の人が読むといいかもしれません。10代だった頃は自分のことをナイーブな人間だと思っていましたが、大人になった今、私はずうずうしくなってしまいました。
「心とは何か」は心についてのそれまでの学問を総説のように解説しているものです。
買ったときは、貴重な本だからとっておこう、と思っていたはずですが、悩む年代を過ぎてしまってからはほとんど読み返しませんでした。
人間はなぜ生きるのでしょうか
という自分への問いかけを忘れていたことを、返された本のタイトルに気づかされました。
ブックオフは面白いところで、ちょっと古い本ばかりですが、手に取ってみると内容は面白くて、立ち読みしているだけで数時間は過ごせそうです。
自分はむかし、静かで立ち読みをしている人がたくさんいる本屋さんで、「ぶっ」と音のするオナラをしてしまったことがあり、
それ以来静かな本屋ではオナラをしないように気を付けています。