院長ブログ
酪酸はオナラのニオイ
2024年10月28日|院長ブログ
テレビで「腸内細菌でカラダが変わる!」という番組があり興味深かったです。
腸内細菌と免疫の関係はこれから新しい知見がいろいろ出ると信じています。
腸内細菌が出す物質の中で「酢酸(さくさん)」と並んで「酪酸(らくさん)」というのがあります。
酪酸の特徴は、その臭いです。単刀直入に言うと「ウンコ・オナラのニオイ」です。
簡単に合成できるので、高校生の化学実験などでも使われます。
私も高校生の頃、化学部に所属していたことがありますが、私の友人で面白い人がいました。「化学実験」好きだった彼は、放課後は白衣を着て実験室にこもって化学合成の実験をしていることが多かったのですが、ベンゼン環に飽き足らず時々変なモノを作って周囲を沸かせていました。
人を笑わせるのも好きで、当時からビートたけしのファンで「コマネチ」(同世代しか知らない?)のパフォーマンスが売り。
岡本太郎のマネして「芸術は爆発だ」と冗談言いながら、可燃性の化学薬品をいじっていて、本当に発火してしまい、主任の化学教師に怒られたりしておりました
「おなら事件」と同級生の間で語り継がれているのは
酪酸(らくさん)と呼ばれる物質を化学合成したときのこと。
放課後、彼の実験でその物質が合成され、発生したガスが部屋中に立ち込めて、部屋全体がオナラのにおいになって大騒ぎになったことがあります。
その彼もちゃんとした社会人となり、ある総合病院で薬剤師として仕事をしてます。