院長ブログ
アルバイトの思い出
2024年7月31日|院長ブログ
人手不足でアルバイトの時給がどんどん上がっているそうですね。
私が学生の頃、いろいろな職種のアルバイトを経験して、社会勉強にもなったのですが、単発のバイトも面白いの、いくつかありました。
一つは雑貨・裁縫道具の店頭販売。今だったら100円ショップにならんでいるような品々をスーパーの店頭で広げて販売するのですが、一日バイトの私にレジ以外の店番を任されました。
お客「パンツのゴムにいいかしら」
私「ええ、このゴム丈夫ですし、幅もちょうどいいのでぴったりっすよ」
と何年もそこで働いていたかのような口ぶりをするのは、ちょっと罪悪感を感じましたが、店に来る人や売られているものを眺めて、面白く一日を過ごしたことがあります。
居酒屋でアルバイトしていたことがあります。
深夜まで時給650円。
仕事は忙しい時間帯もありましたが、まかないの食事が食べれて食い盛りの私にはもってこいでした。空いた時間には店のカラオケを使わせてもらったりして楽しかったことも。
当初は居酒屋の専門用語まったく知らず。
「おあいそ」という言葉が「会計」と知らなくて恥をかいたりしていました。
「お通し」「むらさき」という用語が何を意味するのか、わかるようになるまでオロオロしっぱなしでした。
当時バイトをしていた所は北関東。静岡生まれの私には、地元の人の訛り(なまり)が慣れません。
ある晩 茨城なまりの強い、酔っ払ったお客さんから、
「兄ちゃん、ベロくれ!」 とオーダーが来ました。
「ベロ・・・でございますか???」
焼肉の作法すらもよく知らなかった私は、
「ベロ」とはミノ、ハツ、タンのように牛の体のある部分をさすのかと思っていました。
「バッキャロ、おめえ、学生だっぺ?」
茨城なまりは、静岡人にはきつく聞こえます。
「ベロだよ、ベーロ」
「???」
店の上司が助け船を出しました。
「ビールのことだよ!」
北関東のなまりで、ベロとは「ビール」のことだったのです。