院長ブログ
かんぴょうの意外な使われ方
2024年5月12日|院長ブログ
「かんぴょう」ってお寿司のネタに入っているの、知ってますよね。
醤油で甘く煮つけてあると、寿司飯とマッチして良い歯ごたえです。
もともと植物で、栃木県が国内の生産の98%を占めます。
このかんぴょう、最近は意外なところに用途が広がっているそうです。
かんぴょうでスピーカーを作った人がいます
1年で僅か300個のみ販売!畑で穫れる、幻の超高音質かんぴょうスピーカー「fucucci(フクッチ)」が、9月26日(火)からオンライン限定で販売を開始。
かんぴょうを使ったスピーカーはとても音質が良く、海外からの引き合いもあるとか
また、栃木県にある自治医科大の医師が、かんぴょうを使た医療器材を発明しました。
すし屋でかんぴょう巻きを食べていた時のこと。かんぴょうの弾力性が人間の皮膚に似ていると気付き、縫合の練習用にかんぴょうを使えないかと思い立ちました。
外科医が縫合の練習をする樹脂製のキットは以前からありますが、高価で数万円ほどします。一方かんぴょうなら安くて、捨てるのも簡単(食べれるし)、ということで特許も取ったそうです。
人間の皮膚を噛んでみた人なんて、いないと思いますが、まあ、獣の肉で言えば、豚の皮膚が近いです。(私も縫合の練習に豚を使ったことがあります)
かんぴょうの歯ごたえって、たしかに人の皮膚を噛んだら、あんな弾力性かなあという気がします。
縫合練習の材料ですが、
医者になって縫合の練習をしているとき、実際に肉や魚を買ってきて、縫合してみたこともありますが、脂でベタベタするし、捨てるのもったいないし、何回も練習するためには、あまりいい材料ではありませんでした。
私が一番よく使っていたのは「スポンジタワシ」でした。