院長ブログ
天候とお産の関係
2024年9月29日|院長ブログ
風が強かったり、雨が降ったりと天候の変化が激しいですね。
ヒトの体は天候に影響され、たとえば低気圧が近づくと頭痛が出る人は多いです。「天気病み(てんきやみ)」とも呼ばれます。
喘息発作も低気圧で患者が増え、逆に盲腸(虫垂炎)は高気圧の時に起こりやすいのだそうです。
虫垂炎は、外科医で、ゴルフが趣味のドクターが、せっかくのゴルフ日和のいい天気の休日に緊急手術の呼び出しが増えることに気づいたのがきっかけだそうです。
出産に影響する要因として、天気が下り坂の時(低気圧が近づいている)に陣痛が来る人が多いです。一般に「満月にはお産が増える」と言われますが、新月でも三日月でも出産はあり、統計学的にも有意差はありません。もしそうなら、満月の時だけ勤務する医師や助産師を増やせば、人件費の効率はいいのですが、実際そうなってはいません。
私も昼寝ばっかりしているくせに、雨の日はさらに眠くなります。