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院長ブログ

赤ちゃんの名前

去年生まれた赤ちゃんの名前ランキングが「たまひよ」から出ていました。

2019年 男の子の名前ランキング 女の子の名前ランキング
1 蓮れん 1 陽葵ひまり
2 律りつ 2 凛りん
3 湊みなと 3 芽依めい
4 樹いつき 4 結菜ゆいな
5 蒼あおい 5 紬つむぎ
6 陽翔はると 6 咲良さくら
7 悠真ゆうま 7 莉子りこ
8 大翔ひろと 8 葵あおい
9 新あらた 9 澪みお
10 大和やまと 10 結月ゆづき
11 陽太ひなた 11 陽菜ひな
12 朝陽あさひ 12 杏あん
13 結翔ゆいと 13 美月みつき
14 悠人ゆうと 14 さくら
15 陽向ひなた 15 結愛ゆあ
15 湊斗みなと

 

見ていて気付くのは

1)男の子は漢字一文字の名前がランキング5位までを占めている。

2)女の子の名前は「植物」に関連するものが多い。

名前は時代を反映するので、名前だけからでもおおよその年代が推測できたりします。

うちの祖母たち(1900年代ごろに生まれた)は名前を「りん」と「きみ」と言いました。「たま」とか「ぎん」とか二文字のひらがなが多い。

私の母から私たちくらい(~平成に変わるくらいまで)世代の女子は「〇〇子」とつく名前が多い。

***

私も産後の一か月健診をやっている時に、赤ちゃんの名前を聞くようにしています。名前は一生の宝物。親の思いがいろいろ込められていて、名前の由来をうれしそうに教えてくれる方が多いです。

以前「りんたろう」という名前を付けたお母さんがいて

私が「森鴎外の本名じゃないですか」と言ったところ、本人はご存知なかったようで、びっくりしていました。

森鴎外は明治時代の小説家で軍医としても有名で、本名森林太郎です。

森鴎外の最初の妻が赤松登志子といい、私の住んでいる磐田市出身の方です(赤松邸という観光名所があります)。

少し前に、赤ちゃんの名前に「キラキラネーム」と呼ばれるものがあったのを覚えていますか?

森鴎外の子息の名前は、当時としては珍しい呼称で、「元祖キラキラネーム」ともとれます。

長男 於菟(おと、医学者、台北帝国大学医学部教授などを歴任) (オットー・・・ドイツ人名 )

長女 茉莉(まり、随筆家・小説家) (マリー・・・フランス人名)

次女 杏奴(あんぬ、随筆家) (アンヌ・・・フランス人名 )

なのです。

以前ネット上で話題になったキラキラネームの例には

泡姫(ありえる)

黄熊(ぷう)

姫星(きてぃ)

などがあり

星梨 せいり

神生理 かおり

大穴 だいあな

なんていう名前もキラキラネームに挙がっていました。

一概にキラキラネームが悪いわけではありません。

ただし、救急病院の小児科からは、苦情が来ます。本人と同定するのに時間がかかるとか。

たとえば、救急隊から「喘息発作で救急搬送いいですか?」などと

小児科医師「名前は何ですか?」

救急隊 「読めません!」

本人の確認に手間取っていると、手遅れになりそうなケースがあるとか。

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