院長ブログ
アフガニスタンの中村医師
2019年12月5日|院長ブログ
中村哲という日本人医師がアフガニスタンで亡くなりました。
私は彼に影響を受け、2002年アフタガニスタンに入り、NGOで医療援助活動を行い1年を過ごしました。アフガンでの1年は、その後の私の人生を大きく変えました。
中村医師が銃撃された、と報道された映像は当時私が仕事していたアフガンの風景とほとんど変わっていませんでした。乾燥した国土は地球温暖化の影響もあってますます水不足になります。
インフラ、教育支援など外国からの援助も入りますが、まさに砂漠に水をまくようです。何年たっても実を結んでいるように見えません。
ここ数十年、世界から「見捨てられた」地域のアフガニスタン。こんな絶望的な土地で、もくもくと働いていた中村医師。
人はなぜ生きるのか。
彼の生き方を一生懸命考えることが、彼への弔意です。