院長ブログ
インフルエンザワクチン
2023年10月15日|院長ブログ
インフルエンザワクチン接種。
今年も接種の時期になりました。妊婦さんにもお勧めしております。
でもこの「インフルエンザワクチン」という単語長くないですか?
「山田さん、インフルエンザワクチン」「佐藤さん インフルエンザワクチン」など
準備するクリニックとしてはいちいち面倒なので、専門職の間では「インフルエンザ」「インフルワクチン」とか、もっと縮めて「フルワク」と呼ばれています。
SNSで話題を広める役割の人を「インフルエンサー」と呼びますが、「影響を及ぼす人」という意味合いで語源はいっしょです。
インフルエンザを含めて風邪症状を起こす主な原因は「ウイルス」であって「菌」ではないのですが、わかりにくいのは「インフルエンザ・ウイルス」も「インフルエンザ菌」もどちらも実際に存在する病原体としての名称であることです。
外国にもインフルエンザワクチンはもちろんありますが、英語圏では、「flu shot(フルー・ショッ)」と呼ばれます。
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ずっと昔アメリカに入国するときには、コレラの予防接種が義務付けられていた時代の話です。
「検疫で、カラーシャツ持ってるか、カラーシャツ持ってるかってしつこく聞かれたけど、noって答えたら、拘留されて大変な目にあった」という日本人がいました。
その人は「コレラの予防接種(Cholera shot)」を受けたかという質問を「color shirt(カラーシャツ)」と聞きまちがえたという、笑い話があります。
日本人の耳にはインフルエンザワクチン(flu shot)は「古シャツ」に聞こえます。