院長ブログ
怖い~! カメの呪い
2024年9月4日|院長ブログ
夏もおわり。
夏と言えば怪談・・・でしたが画像修正が簡単にできてしまう昨今、心霊写真もすたれてしまい、昔みたいに怖くなくなりましたね。
私が10代の頃、深夜ラジオで人気だった「オールナイトニッポン」という番組で、コワ~い「怪談」のようなタイトルの話を視聴者から募集するコーナーがありました。最後にオチがあります。
一部を紹介します(ゆっくりスクロールしてください)。
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カメの呪い
村のはずれに古い池があり、一匹の大きな亀が住んでいました。
その亀は、夜になると村へ降りて来ては、家にしのび込み、
灯りのともっている行燈をペロペロとなめては、
また池へ帰って行くのです。
その亀の歩みは、のろいのです。
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亀の のろい
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恐怖のみそ汁
ある朝、ぼくはやけに早く目が覚めてしまった。
誰も人のいないはずの台所で、包丁の音がする。
トントン、トントン。
ぼくが台所へ行ってみると、母がもう起きて、なにかを切っているようだった。
ぼくは聞いた。
「母さん、今日は何のみそ汁?」
母は答えた
「今日、麩(ふ)のみそ汁よ」
きょうふのみそ汁!
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悪の十字架
その教会の前についたのは、まだ朝早くだった。
教会の扉は固く閉ざされていた。
朝もやの中、カラスの泣き声だけがけたたましく響き渡っていた。
誰もいないと思っていた教会の敷地の一角から
一人の背の曲がった老人が、こちらに向かってゆっくり歩いてきました。
ゆっくりと・・・
ゆっくりと・・・
この教会の人だろうか。
私は尋ねました。
「あくの 十時か?」
悪の十字架