院長ブログ
暑い季節と塩
2022年8月17日|院長ブログ
長い梅雨が終わったと思ったら、ドカ~ンと夏。
暑いですね。
汗から失われる塩分を補給するために、塩をとりましょう。と最近よく言われますが、実は平均的な日本人の食事では「塩分摂りすぎている」のだそうです。
私は先日、血圧の薬の話を聞く機会がありましたが、世界の国の中では日本の食塩の摂取量は平均9.9g/日とオーストラリア(6.2g)フランス(7.5g)イギリス(8.0g)などと比べて、高いのです。
塩分摂取量が多いと血圧上昇のリスクになります。
長生きできる食品は伝統的な和食が良い、という意見もありますが、これも間違い。日本食は塩分が多くてカルシウムが少ない。地中海地方の食事には劣るようです。
味噌などの保存食に含まれる塩分もさることながら、カップ麺やラーメンに入っている塩分も多い(ラーメン一杯で5~6g)。実はパンにも食塩が含まれていて一日あたり0.9gあります。
塩分摂取量が多ければ、発汗してナトリウムの排出を促せばよい、のは正論ですが、温度や運動量、汗のかき方など個人差が大きいので、現在、基準はありません。(塩分摂取量は6g以下がよいと高血圧学会では推奨しています)
さて、私事ですが、高校生の頃、熱中症になったこともあります。
山岳部の練習登山で、むしむしと湿度が高く気温30度を超える低い山での練習登山。練習用に40㎏砂のをつめたリュックを背負って長時間歩きました。
歩いている途中で冷や汗と生あくびが出てきて、だんだん眠くなってきました。遅れてきた同僚を座って待つ間に、直射日光の下、うつらうつら居眠りそうなりました。
この時は、遅れた同僚が私より先に「もう歩けない」とギブアップしてくれたので、
私は「余裕で昼寝をしている」ように見えたらしいのですが、実は危なかった。
私は体が大きいという理由(身長186㎝あります)だけで、体力がありそう、とか、スポーツができそう、とかよく誤解されるのですが、
体力は人並みで、スポーツはできません。