院長ブログ
フラリーマン
2019年6月16日|院長ブログ
6月16日は父の日。
私の父といえば、80代になりますが、今のところ健在。
仕事をしていた頃は真面目に出勤していた公務員でしたが、私が子供の頃、休日などは自宅を離れて、どこに行っているかわからない時間がありました。仕事が終わってから、帰宅までの時間が長い。
私も少年時代から、あちこちをフラフラ歩き回りたい人間でした。
小学校の頃は、すねると家出をする習性あり、高校生の頃は山岳部で山中をフラフラ歩き回り、大学に入ってからは、自転車で日本一周を「フラフラと」しました。その後はバイクでツーリングしてあちこちフラフラ。
現在こういう仕事をしていて、何が一番やりたいかと言えば、「拘束を解かれてあちこちをフラフラ歩き回る」ことです
「フラフラ歩き回る」のはうちだけの遺伝かな、と思っていたのですが、最近のニュースで「フラリーマン」と呼ばれる人たちがいると知りました。
仕事が早く終わるので、自宅に帰るまでの間、あちこちに寄り道して帰る夫。
先日の朝のニュースでは、「フラリーマン」が増えていて、家で待っている奥さんは困っている、というような報道がありました。
しかし 私は世の奥さま方に言いたい。
「フラフラ歩き回る」のは男(オス)が石器時代から遺伝子DNAに刻み込んだ習性というか本能ではないかと。狩猟採集の時代はフラフラ歩いていることによって、獲物や食べ物を見つける頻度が増えるため生存に有利に働いたと思われます。
また現代では、サラリーマンは自宅に帰れば、家事や子育て、父としての役割を負うことになる。家庭での精神的なプレッシャーもある人いるかもしれません。
「一人だけの時間が欲しい」とか「帰りがけにちょっと寄り道する」のは男性の特徴の一つなのではないかと私は思いました。
でもフラリーマンみたいな人って、優しい人が多くないですか?