院長ブログ
電話 今と昔
2019年5月29日|院長ブログ
固定電話が面倒くさい。
今や一人一台スマホを持っている時代。自宅の固定電話がますます必要ない気がしませんか。
まず、こちらから相手の固定電話にかけても出ないことが多い。先日、患者さんの検査結果で、ある異常値が出て、すぐに知らせたほうがいいだろうと、カルテに記載の自宅の固定電話にかけたところ、全く応答なし。ケータイも出てくれない。
今では「よく知らない相手には電話に出るな」が常識なんでしょうか。(大事な電話なんですから、とってくださいよ)と電話のこちら側で祈っていました。
電話を受ける側としても、固定電話には、最近あまりいいことがない。知人からかかってくることは、まず、ない。
固定電話にかかる電話は大半が見知らぬ相手からで、インターネット回線を替えませんか、とかいう営業の電話だったり、あやしいアンケート(たまに中途半端なAIの自動音声だったりする)、長々と話をされて、やたらと時間を取られる。
私が子供の頃は
「もしもし、こちら○○です」を名乗るのが正しいマナーとされましたが、
今は電話に出ると私は「ハイ」としか言いません。
名乗ってしまうとセキュリティ上のリスクがあるからです。
私はたまにファックス受けたりするので、自宅の固定電話まだ契約していますが、固定電話って、ますます意味ないものになりつつあります。
今の20代以降の人はほぼ全員スマホ持っていますが、固定電話と違うのは、相手が何をしているか考えて
「今 お話していいですか」を入れること。
そうはいっても仕事の関係で、忙しくても無理して「いいです」と言ってしまう人も多いのではないでしょうか。
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私は24時間いつでも連絡が取れる状態にしているので、必ずスマホを片手間に持っています。トイレでも、風呂でも。
マラソン大会に時々出るのですが、練習中とか、大会中でも連絡が入ることがあります。
この間のマラソン大会もスマホを握ってレースに参加しました。
走っていたら、チャラランチャララン・・・呼び出し音。
「先生、入院があるんですけど・・・」
私は全力疾走中なので、
「ハァ ハァ ハァ ・・・アア、いいよ 行く 行く」という感じで答えました
走りながら電話すると、息が切れて、話が続きません。
「えっ? 先生、来てくれるんですか?」とナースの声。
私は苦しい呼吸の合間に
「アァ ~ アァ~ 行くぅ ハァ ハァ・・・イクよ~ 」
と返事。
横で私の通話を聞いていた人はびっくりしたと思います。
変な電話をしているように聞こえたはず。