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院長ブログ

母と子が同じ誕生日になるか

最近「出産予定日が自分(母親)の誕生日と同じ」という人がいました。

10月のお祭りの時には、「お祭りが終わってから出産にしてほしい」というリクエストも聞かれました。

子供ができるのを楽しみにしている笑顔が印象的でしたが、さて、狙って出産できるんだろうか? と産科医の私は考えました。

はっきり言えることは「出産の日は自分の意志でコントロールできない」ことです。

出産予定日前に陣痛が来て産まれる人もいれば、予定日を過ぎる人も。

正規分布ではないようです

自然にお産をする人の割合を週数ごとにプロットすると、図のようになります。40週0日をピークとして非対称の山形の曲線です。

お産をコントロールできるのか。

予定日前の陣痛誘発は陣痛促進剤(子宮を収縮させる薬)を使うことで、何もしないよりは陣痛が来る可能性が高くなります。

しかし「熟していない果実を枝からもぎ取るのといっしょ」で、分娩の準備のできていない人に陣痛を来させるには手間がかかり、余計な介入をすることで発生するお産のリスク(子宮頚管に風船を入れて前期破水・臍帯脱出等)も上昇します。

赤ちゃんはゴールデンウィークがどうとか、お父さんの仕事の都合とかで産まれてくるわけではない。

「陣痛が来るタイミングを知るのは、果物が熟して地面に落ちるのを当てるようなものです」と私はよく言いますが、

連休中も、果実が熟して地面に落ちてくるのをじっと待っています。

 

 

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