院長ブログ
外国人
2022年10月26日|院長ブログ
外国人労働者を日本に入れるか、議論になっていますね。
私は最初は「外国人どんどん入れて、バイタリティのある社会にしよう」
と考えていましたが、最近は考えが変わってきました。
日本の社会になじんで、日本人と同じ生活をするには時間と手間がかかるのではないか。
そう思う理由には、外国人患者を診察することが多いからです。
先日もブラジル人で、性器から不正出血があったという患者が私の産婦人科の外来へやってきました。
40代の女性で、全く日本語話せず。通訳に小学生の娘を連れている。
小学生は語学の飲み込みが速いので、親とちがって日常生活に必要な日本語をある程度マスターしています。
「出血があるそうですが、いつからですかあ」と私
「*****、*****」
しばらく、小学生の通訳さんと患者がぼそぼそと話し、10秒後に
「3日前から」
という答えが返ってくる。
「生理があったのはいつからですかあ?」
生理というものをみたこともない小学生には、ちょっときつい質問かもしれない。
さらに
「セックスをしたのはいつですかあ」
なんて質問をしようとしたが、小学生には理解できなさそうなので、やめました。
子供世代と違って、親はポルトガル語の使える環境で生活できているので、日本に来てから時間が経っても話せない人が多い。
病気とか健康上の問題があって、はじめて日本語を使う必要が出てくるのです。
母国語を使う人だけで固まってしまうと、言葉のカベで誤解が生じやすいと思いました。
日本人の間でさえ、個人主義の台頭でお互いの考えていることがわからない世の中になってしまいましたから、文化の融合なんて難しいのではと思っています。

ないよりはマシかも(医療用としては)
数年前、自動翻訳機として売れている、というポケトークを買ってみました。
数時間程度使ってみた印象ですが、簡単な日常会話はなんとかなりそうですが、医療用語の通訳はイマイチです。
診察室のデスクトップPCではGoogle翻訳がありますがこれも似たようなもの。
自動翻訳、時々笑わせてくれるような誤訳をしてくれます。
「これから陣痛が始まりますよ」と伝えたつもりが
「これから仕事が始まります、と言ってますよ」とポルトガル語の通訳が笑って教えてくれたり、
貧血なので「レバーを食べてください」と入力したら
「それはドアの取っ手についているレバーですよ」と笑って教えてくれた中国人がいました。