院長ブログ
柿の季節
2022年10月2日|院長ブログ
かつて、好きじゃないフルーツだった柿。
- 甘くない。シブいのもある柿。
- ちょっと生臭い。
- かじっても甘味が少なくて物足りない
という理由で、以前は私 柿あまり好きでなかったのですが、
近年、柿が好きになってきました。
歯ごたえのいい食感と、適度な甘さで、これくらいの甘さが上品に感じます。
ここら辺のイナカではどこでも見かけるので、「よく見かける人は好きになる」効果でしょうか。
柿の栄養の特徴は、何といってもビタミンC。
酸っぱいイメージのビタミンCとはちょっと意外かもしれませんが、甘柿に含まれているビタミンCはイチゴやレモンに決して劣りません (干し柿など加工するとCはなくなる)。
ほかにも、ビタミンB1、B2、カロチン、ミネラル、タンニン(渋みの成分)などを含んでいるため、
「柿が赤くなれば、医者が青くなる」という言葉があるほど、柿の栄養価は高いのです。
また、「二日酔いには柿」といわれていますが、ビタミンCとタンニンが血液中のアルコール分を外へ排出してくれるからで、豊富なカリウムの利尿作用のおかげともいわれています。
さて、私がお産にかかわる仕事をしていて、よくいただく質問の一つに
「いつごろ生まれるんですか?」 があります。
21世紀の今でも、陣痛がやってくるしくみは、わかっていません。。
(黄体ホルモン抑制説 胎児の副腎皮質ホルモン増加説がありますが)
内診して、なんとなく陣痛が来そうだな 程度はわかりますが 正確に、何日の何時までは当たりません。
妊婦さんに「いつ産まれますか?」と聞かれて
「そんなこと、わかりません」と言うと 相手をがっかりさせるので
「お産はねえ、果物の実が熟して、木の枝から落ちてくる 時期を当てるようなものなんですよ」と説明しています。
「柿の実が熟しているのは見てわかるけど、何日の何時何分に落ちるかは
わからないでしょ?」
そういうと納得してもらえるようです。