院長ブログ
夏休みの宿題
2024年8月25日|院長ブログ
8月も終わり。
近年8月下旬から新学期が始まるところが多いようですが、
以前コロナが流行って学級閉鎖したときに、新学期を9月にずらす、という大胆な発想が出されたことがありました。
反発があり9月新学期は立ち消えになってしまいましたが、実は世界の多数の国は9月が新学期です。
外国から子供が入学する、留学する時など、9月が新学期の方がいいような気がします。
さて
8月の終わりには、自分も子供の頃「夏休みの宿題」に悩まされていたことを思い出しました。
新学期前の数日間は夜遅くまで起きて宿題を片付けているので、新学期は寝不足でフラフラしていることが多かったのです。
9月の新学期の始まりの朝礼で立たされていて、気分が悪くなって倒れたことがあるのを思い出しました
ある夏休みの工作。私は船の模型を作りました。2学期まであと1日。図面をひいて、船の形に紙を切って、ボートの模型を作ろうとしました。
さっさと、紙を切って小さなボートを作って終わりにすればよかったのですが、(せっかくだから、大きくて目立つものを作ろう)と思ってしまったのがバカでした。あと1日しかないのに。
タタミ2畳分くらいのどでかいベニヤ板を買ってきて、紙に書いた図面を見ながら、ベニヤ板に線を引き、ボートの底と側板と後ろ側の板をノコギリで切りました。
ベニヤ板ですが、デカイので時間がかかる。3次元の出来上がりを考えて、曲面をつけて製図したつもりでしたが、いかんせん小学生の頭で考えたことで、つなぎ目に隙間ができて、ちゃんとしたボートの形に直していくのに夜中の0時過ぎまでガレージの中で粘りました。
翌朝2学期の始業式。
自分の背丈くらいあるボートを背負ってなんとか小学校に運びました。
先生も周りの友人も、想像していないデカさにびっくり。
デカイだけのボートの工作でしたが、寝不足と疲労で力つきてしまい、その日の始業式では、長時間立っていられなくて、目の前が真っ暗になって倒れました。
デカイだけで、浮かべてもすぐに水漏れのする、私の作ったボート。
自宅にもって帰った後、祖母は、役に立たないボートを捨てるのもかわいそうと思ったのでしょう。
畑でボートをひっくり返してジャガイモの上に置き、日よけのフタとしてしばらく畑で使ってくれました。